([ん]1-9)明日町こんぺいとう商店街3 (ポプラ文庫)

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  • ポプラ社 (2016年9月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591151341

([ん]1-9)明日町こんぺいとう商店街3 (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 大好きな明日町シリーズ、第三弾

    一軒目「カフェ スルス~一年後~」大島真寿美
    平均年齢60歳。老後の楽しみに開いたお店に咲く恋の花。

    二軒目「ブティックかずさ」 越谷オサム
    三十近いひきこもりがちのバンドマンの一人息子VS昭和の香りプンプンな「ブティックかずさ」を守り続けている父。

    三軒目「エステ・イン・アズサ」青谷真未
    お互いを思いやるお嫁さんと姑さん、なんて素敵なんだ。

    四軒目「明日の湯」秋山浩司
    銭湯の壁の絵にまつわるおばあちゃんの恋心に、心がぽかぽか♪。
    がんばれ三太郎!

    五軒目「ドイツ料理屋・アイスバイン」島本理生
    ずっと好きでいたいからと、他の男性と結婚した主人公。
    だから、その罰として義母をきちんと介護するんだなんて…
    温かなポトフの匂いがするわりには、美味しそうに思えなかった。
    お店のマスター目線で読みたかったかな。

    六軒目「多肉植物専門店・グリーンライフrei」加藤千恵
    多感な小学生の女の子と、憧れの叔母さん。
    サボテンのとげがちょっぴりささる感じ。

    七軒目「赤城ミート」彩瀬まる
    彩瀬まるさんはとても好きで、特に楽しみにしてたんですが…
    最後まで読めなかった。ふがいない…

    特に好みだったのは二軒目
    語りは「ブティックかずさ」の飼い猫・黒猫のオジーちゃん。(ちゃんをつけると妙ですが)
    普段はほどよい距離でほっておいてくれと言いながら、
    ぎくしゃくする親子の関係に、あれこれ気をもみ駆け回るオジーがかわいすぎる!

    こんぺいとう商店街のすみっこにいる、片耳の折れた招きうさぎ。
    今日もお鼻をひくひく、ぴょんぴょんぴょん。
    できれば24店舗といわず、ずっと続いてほしいです。

  • 早くもシリーズ3作目なんですね。アンソロジーといえど同じ商店街という設定を共有しているため、関わる作家やお店が増えるほど、辻褄が合わなくならないかと半ばドキドキだけど、やっぱり面白い!シリーズ1、2に出てくるお店がちょこちょこっと顔を出すのも相変わらず楽しい。
    久々に大島真寿美「カフェスルス」のほんわりした空気感が心地よかったし、以下、ブティック(越谷オサム)・エステ(青山真未)・銭湯(秋山浩司)と、人情物の「昔ながらの商店街」のよさが感じられる温かい話が続く。
    対して、後半の3話は視点が独特で(商店街が前面に出てこない)、なかなかにビターでした。島本理生(ドイツ料理屋)はさすがに濃厚な世界観。加藤千恵(多肉植物専門店)もピリッとスパイス効いてる。一番印象的だった、トリの彩瀬まる(肉屋)。双子の話らしいのは冒頭でわかったけど、狩猟や婚活の描写が続き、引き込まれながらも「あれ…ほんとに商店街の話だよね?」と戸惑う。勿論、伏線はしっかり回収してくれます、鮮やかにね。その手法が見事だったな!
    今回も個性豊かなアンソロジーに仕上がっている。どこの商店街にも、こんな風に色んな物語があるんだろうな。

  • このアンソロジーも3シリーズめなんですね、早いなー。
    大島真寿美さんのカフェスルス、久しぶりに読めて嬉しかった。
    さすがと思ったのは島本理生さん。さすがすぎる、1人だけ空気が違ったし、このアンソロジーに不揃いというかミスマッチ感もあるんだけどスパイスにも取れて、脱帽。不穏感がハンパないのに甘美だから好き。
    それと加藤千恵さんの話も可愛かった。男なんて恋なんてロクなもんじゃないと息巻く10歳の女の子が多肉植物専門店を営む叔母に、すごくいい人もいると言われてから少しだけ世界が変わったそのときが好き。
    あとは彩瀬まるさんも楽しみにしてたのですがちょっとイマイチかなー。主人公が同世代ってあって婚活感は頷けたけども笑。

  • スカイツリーを見上げる下町の片隅にある、架空の商店街の物語、第3弾。
    知らない作家さんの名前も増えてきたが、今回もまた一段と、箱庭世界が充実していった。
    自分のコレクションが増えていくような気持ち。

    自営業と後継ぎという定番の物語、古くなってしまった業種、逆に商店街にはそぐわないようなおしゃれな店舗のことなど、品ぞろえ多数。
    その中、シリーズで一番最初のお話だったカフェ・スルスのその後の様子を知ることができてよかった。
    また、店の内情は一つもうかがわせず、舞台として使われている「アイスバイン」は、ちょっと異色で、文学的にして官能的である。
    『明日の湯』が一番好きかも。
    そして、お店をやっていくというのは、才能が必要なのだと改めて感じた。
    自営業はみな「専門家」だ。今更ながら。

    一軒目『カフェ スルス ~一年後~』 大島真寿美
    スルス一周年記念のお祝いをすることになるが、招きウサギが勘違いで出雲大社でハワイアンでアニソンで!(意味不明)

    二軒目『ブティックかずさ』越谷オサム
    商店街のイベントステージに立つ悪魔?

    三軒目『エステ・イン・アズサ』青谷真美
    いくつになっても。

    四軒目『明日の湯』秋山浩司
    風呂屋の申し子のような名前を持つ三木家の長男。
    祖母がいきなり銭湯を畳むと言い出し、急に納得できなくなる。

    五軒目『ドイツ料理屋「アイスバイン」』島本理生
    あの人は肉を食べない。

    六軒目『多肉植物専門店「グリーンライフrei」』加藤千恵
    母親の離婚で、男を信用できない10歳の少女の、冷めた発言がまたかわいい。

    七軒目『赤城ミート』彩瀬まる
    私と、もう一人の私。
    別の才能を持ち、別の才能を持たない。

  • 多肉植物専門店にドイツ料理に銭湯もエステもある商店街。今回はちょっと大人の話がいくつか。

  • 【収録作品】一軒目 大島真寿美「カフェ スルス~一年後~」/二軒目 越谷オサム「ブティックかずさ」/三軒目 青谷真未「エステ・イン・アズサ」/四軒目 秋山浩司「明日の湯」/五軒目 島本理生「ドイツ料理屋『アイスバイン』」/六軒目 加藤千恵「多肉植物専門店『グリーンライフrei』」/七軒目 彩瀬まる「赤城ミート」

  • この路地を曲がったら、そこはもう、すこし不思議な世界の入口――。どこかなつかしい気配が漂う架空の町・明日町の「こんぺいとう商店街」に、人気作家たちが個性あふれるお店を開店する、ほっこりおいしいアンソロジー。ポプラ文庫の人気シリーズ第3弾が文庫オリジナルで登場です! 今回、お店を開く作家は全部で7人。人気のベテランから注目の若手まで、読みごたえのある物語が揃っています! 大島真寿美「カフェ スルス~一年後~」/越谷オサム「ブティックかずさ」/青谷真未「エステ・イン・アズサ/秋山浩司「明日の湯」/島本理生「ドイツ料理屋『アイスバイン』」/加藤千恵「多肉植物専門店『グリーンライフrei』」/彩瀬まる「赤城ミート」

  • スカイツリーのほど近くにある「明日町こんぺいとう商店街」を舞台にしたアンソロジー、三作目だ。
    おばちゃんの服を商うブティック、化粧品会社が母体のエステ、多肉植物を扱うグリーンショップに銭湯、と今回もさまざまな店とそこで働く人々が登場する。
    前の二作と比べるとあんまりガチガチに商店を舞台にしていない短編が多いように感じた。
    「ブティックかずさ」と「赤城ミート」の話が好みだった。

  • 彩瀬さん目当てで購入。
    うーん、肉のせいかちょっとグロくて微妙だったなぁ。
    他の作家さんはほんわかしていて、よかった。
    あ、島田さんは綺麗で透明な感じで、とてもよかった。でも他の作品とは趣きが異なり、ちょっと浮いてたような??

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