十五少年漂流記 (ポプラ世界名作童話 12)

  • ポプラ社
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本棚登録 : 117
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591151785

作品紹介・あらすじ

ニュージーランドのオークランドにあるチェアマン寄宿学校の少年たちは、夏休み、2週間の船の旅に参加するために帆船スラウギ号に乗りこんだ。ところが、船は十五人の少年だけを乗せたまま流され、嵐にあい、たどりついたのは無人島だった!

★あとがき(高楼方子)より
さまざまな工夫を重ね、毎日の生活をきちんと送ろうとする、少年たちの知性と真面目さに、とてもとても感心しました。(中略)それでも、不満ややきもちや後悔といった感情に、彼らもまた苦しむのですが、かえって親しみを感じますよね。

感想・レビュー・書評

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  • 停泊していた船が動き出してしまい、15人の少年たちを乗せた船は孤島へ流れ着いた。
    知恵と勇気と一致団結しながら、2年もの歳月を彼らは、その島で生活していく。

    まず、登場人物が多いので、挿絵があって助かった。
    把握するまでに何度見直したことか。

    少年たちは出身地も様々で、その国々の個性が少年たちに反映されているようだ。
    プライドの高いイギリス出身のドニファンには、「また君か…」と何度も思ったし、ドニファンに常に味方する少年たちは、まるでハリーポッターのマルフォイ+αそっくり。
    それでも、年齢もばらばらの少年たちが、年長者たちに統率されながら、規律を作り、知恵を絞り、2年という長い歳月を乗り越えていく姿は熱かった。

    原作、長いが頑張って読んでみようかな。

  • さまざまな困難に直面しても、しっかりと向き合って解決し、たくましく成長していく。名前がなかなか覚えられず、登場人物の紹介ページと本文を行ったり来たり…

  • 子ども15人だけで2年間も生活していたことがすごいなと思った。

    ドニファンが最後に刺されてしまって、死んじゃうと思ったけど、ケイトのおかげで死ななくて良かった。

    ブリアンとゴードンがめちゃくちゃ頭がいい!

  • 【あらすじ】
    ニュージーランドのオークランドにあるチェアマン寄宿学校の少年たちは、夏休み、2週間の船の旅に参加するために帆船スラウギ号に乗りこんだ。
    ところが、船は十五人の少年だけを乗せたまま流され、嵐にあい、たどりついたのは無人島だった!

  • 船は十五人の少年だけを乗せたまま、沖に流されてしまった。嵐を潜り抜けて、どうにかたどり着いたのは無人島。
    少年たちは動物を捕獲して肉を食べたり、毛皮を採っていく。魚や野菜も採りながら厳しい冬を耐え抜き、流れ着いた悪党たちもやっつけて、二年経った後、少年たちは帰還する。

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    この童話のタイトルは知っていたけど、読んだことはなかった。
    まさにタイトル通りの話で、十五人の少年ひとりも欠けることなく二年間耐え抜くストーリーはきっと感動モノなんだろうと思う。
    この本ではストーリーが短縮されているせいか、一人ひとりの少年の区別がつかないままに話が進んでいくのでちょっと置いてけぼりにされしまった感がある。終盤、ケイトやエバンスが登場したあたりはもう誰が誰だかわからなくなっていた。

    水夫見習いが黒人の少年だったり、帰還したケイトがドニファンの家の家政婦になるあたりからは貧富の格差みたいなものを感じずにはいられなかった。
    黒人の見習い水夫、モコ以外の十四人の少年たちは、皆お金持ちの家の子どもだったということ。二年間、モコがいじめられなくて本当によかったし、みんな無事で何より。
    (悪党たちはたくさん死んだけど)

  • みんなが工夫している所が、好き!!

  • とても面白かったです♪
    サバイバル生活、ちょっと憧れるなぁ・・・(笑)

  • 高楼方子さんによる『十五少年漂流記』の短縮版。豊かでありつつも厳しい自然環境の中での、子供達だけでの漂流生活が、知恵と工夫で徐々に整っていく様子は読んでいて飽きない。本書の8倍の長さの原作をまとめたそうで、展開が早すぎる部分や、説明や描写が物足りない場面もあったので、完訳も読んでみようと思う。常に現実を怯むことなく直視して、精一杯生きる姿は潔く、真/芯の強さとは何かを考えさせられる。

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