晴れたら空に骨まいて

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著者 : 川内有緒
  • ポプラ社 (2016年11月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591152423

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晴れたら空に骨まいての感想・レビュー・書評

  • 死に方は生き方でもあるし、生きることは死に一歩一歩向かうことだなと。自分や近しい人の生き方死に方を含めた人生を考えさせられる。そして最後の死んだ人が重なるという感覚はわかるような気がする。ふとした瞬間に自分の中に死んだ人が入ってくるような感覚。
    後悔しない死に方はないかもしれないけど、そういう死に方したいし送り方をしたい。

  • 川内有緒さんの文章って、ほんとにいいなあと思う。力みがなく、いつも爽やかな風が吹いているような感じだ。本書は、大切な家族や友人を失い、その見送り方として「散骨」を選んだ人たちに取材したもの。著者自身もお父さんをそういう形で送っている。自由に生きた(生きる)人たちは、見送ったり見送られたりするのも軽やかだなあ。

  • 家族ってなんだろ。大切な人、事って、なんだろ。
    今、自分が抱えている問題なだけに、心に響きました。

  • 肉親を散骨で弔った5人の物語を川内有緒氏が綴る。それぞれが感動的な物語であり、素敵な人たちの人生である。特に「マカルーで眠りたい」に記載してある、医師登山家である原真に嫁いだ仏人エリザベスの人生には、その率直な生き方に心を打たれる。二人の養子を引き取って育てるのもおおらか。真摯で優しく、こういう人たちが世にいることを知るだけでも有難い。また、社会的な葬送システムが希薄になった今、散骨という葬送もいいものであり、決して命のつながりを軽視したやり方ではないのだと感じた。

  • ノンフィクション。
    愛する人の死+世界各国での客死や散骨 というテーマ。 決して暗くなく旅行記ような雰囲気で読める、愛する人の死を受け入れていく人たちのお話。旅に出たくなった。

  • 何回か涙腺が崩壊して大変だった。

    その涙は悲しいからじゃなくて
    故人がこんなにも愛されてたんだと
    知った時に胸がギューと締め付けられる感情。

    タイトルの『晴れたら空に骨まいて』を
    残された相手に言えるのか?
    言われた側はそれを受け止められるかを
    問われている気がした。

    散骨という埋葬方法の話じゃなくて
    亡くなった人と生きてる人が心の中で
    どうコミュニケーションしていくかだ。

  • メディア予約
    うーん、涙腺崩壊、という人もいるみたいなのに、私は…
    あまり響かなかった。
    すでに散骨も、無宗教葬も、いろいろしたからかなあ。

  • どのエピソードも「ほんとに実話なの?」と思わされる、すごい話だった。すなおに感動した。

    自分の骨はどうしてほしいかなと色々想像しつつ、でも現実には、主人や身内とそんな話ってちょっとできないなー。
    こういう話をきちんとできる人と結婚すべきだったな。

  • 題名と表紙に惹かれて読んだ。

    5人の方の生と死。
    その家族や友人の故人を見送るエピソード。
    涙したり「ふふふ」と笑ったりしながら一気に読めた。

    以前に読んだ何かの小説で、夫が「墓はいらない。葬式も年忌もやらなくていい」というのに対して妻が「お墓は故人の為でなく、残された者のため。お墓がなくてはあなたに会いに行けないし、年忌がなければばらばらな土地に嫁いだ娘たちが全員揃う機会がない」と答える会話があったことを思い出した。
    弔うというのは、故人のためではなく故人の周りの人間たちのためなのかなぁ、と。
    この本に登場する故人たちは、旅が大好きだったり、世界の山に登ったりといった自由に生きていた方々なので、その家族・友人たちは弔う方法として散骨を選んで自分の気持ちに整理をつけたのかもしれない。

    死や散骨にまつわる話だが、読後感は明るく爽やか。
    作中にも登場する矢萩多聞さんの装丁・装画が素敵で、手元に置いてまた読み返したいと思った。

  • フィクションのような話。だから遺灰を撒くんだ。

  • こんなに明るく軽やかに「見送り」を語られたら、死ぬのも悪くないと思える。

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晴れたら空に骨まいての作品紹介

どう生きて、どう愛し、愛されたのか。散骨で浮かび上がる「生」が鮮やか。――宮下奈都(作家)

大切な人への想いをのせて、白い粉はふわりと舞いあがり、青い空へと吸い込まれた――セーヌ川にかかる橋、南国の「珊瑚の海」、ヒマラヤの麓など、思い出の地での散骨をはじめ、愛する故人を想いながら、軽やかに生き続ける5組の家族や友人たち。新田次郎文学賞受賞の注目作家が、深いまなざしで「生と死」をユーモラスに綴る、傑作ノンフィクション。

晴れたら空に骨まいてはこんな本です

晴れたら空に骨まいてのKindle版

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