ママたちが非常事態!?: 最新科学で読み解くニッポンの子育て

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  • ポプラ社 (2016年12月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591152751

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ママたちが非常事態!?: 最新科学で読み解くニッポンの子育ての感想・レビュー・書評

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  • 170226読了。
    子育てで起こる子どものこと、母体のこと、不思議な感情。
    今まで「こういうものだ」「じきにおさまる」なんて適当なこと(?)が書かれた書籍やネットの書き込みしか見つけられず、なんだかもやもやしたものだが、本書の科学的に解析したという視点が、とても刺激になり読んでスッキリした。
    もちろん答えが全部出たわけではないけれど、どうして子が生まれると他の赤ちゃんを目で追ってしまったりかわいく思うのか?
    どうして大好きなパートナーにイライラしてしまうのか?
    の言うのが脳の解析、生態系からのアプローチで根拠が示されていて面白かった。
    NHKの番組もアーカイブで見てみたい。

  • 「育児不安」「ママ友現象」「夜泣き」「イヤイヤ期」「夫へのイライラ」などの原因を科学的に説明してくれている。純粋に知識として面白い。子育て中の夫婦には必見。ストレスを低減させ、前向きに子育てに取り組めるのではないかと思う。良書。

  • 子育てが楽しくない
    育児に孤独と不安を感じる
    わが子がかわいく思えない

    赤ちゃんの夜泣きの理由
    人見知りと脳の発達の関係
    イヤイヤ期はなぜ起こるか

    日本の母親たちが直面する子育ての苦難を「非常事態」ととらえ
    経験則では解決できない問題点を最新科学の目で読み解く

      ママたちへ。
      子育てがつらいのは、決してあなたのせいではありません。

    2016年1月と3月に放送された番組のエッセンスと裏話で構成

  • 夜泣きやイヤイヤ期、さらには夫へのイライラなど、お母さんの子育てにまつわる困ったことについて、科学的な知識を使って考えさせてくれます。それはこの本に携わってきた人自身が、母親として悩んだ経験をお持ちだからだそうです。これを読めば、すべて問題解決、とはいかないかもしれません。案外、昔からお母さんがやっている根気よい言い聞かせが、一番の処方箋ということもあります。そうしたことも含めて、この本を読んでいると、なるほどと落ち着いて考える手がかりにはなるのではないでしょうか

  • 育児を科学するというのは面白い発想。とかく、育児は、経験者それぞれがその体験で語り、個人差が大きく都市伝説的なものが多いので、科学的な根拠がわかるというのは私のようなタイプには合点がいくことが多くてありがたい。日々の育児の解決策を提示してくれるわけではないが、裏側のロジックを頭で理解できているというのは心の持ちようが違うと思うので。

    <メモ>
    ・出産を機に女性ホルモンの量が急落。それが孤独や不安を感じる要因となる。それは、動物本来が持つ「共同養育」を促すための仕組みと言える。すなわち、孤独を感じることで自然と集まり支えあうように促されているということ。ただ、現代の育児環境は核家族・実家が遠いなど共同養育的なものと程遠く、それが今のママたちのしんどさになっている。

    ・母性はもともと備わっているものではなく、共同養育など過去に子育て・子どもに触れることで発動しやすくなる。(野生のチンパンジーでは育児放棄は起こらないのに、他の育児を見たことのない飼育されたチンパンジーは、約半数で育児放棄が起こる。)

    ・胎児は、睡眠と覚醒を30-40分周期で繰り返すが、夜の方が起きる頻度が多いそう。それは、母親の活動量が少なくなる(すなわち酸素消費量が減る)夜中により多く酸素を取り入れる、という合理的な仕組みである。その名残が、夜に頻繁に起きるという夜泣きになるという皮肉な結果。ただ、泣いても完全に起きているわけではないので、少し見守ることが大事。

    ・人見知りは、他の人に関心が出てきた成長の証。人見知りが強い子ほど、他人に興味が強く、知らない人の目をじっと見ている。動物界では一般にいきなり目を合わせることは威嚇を意味するので、人見知りの子にはいきなり目を合わせず少しずつ距離を詰めていくのがポイント。

    ・イヤイヤ期に関係しているのは、脳の抑制機能である前頭前野の発達。脳の中で発達の遅い部分であり、その発達には個人差がある。抑制機能はアメリカでは実行機能ともいわれていて、将来の目標のために今の欲求を我慢することは大事な能力とされ、幼いころからそれを鍛えるトレーニングがなされていたりする。叱られて我慢している状態は前頭前野でないところが動いているため、自分で理解して我慢させることが大事。

    ・愛情ホルモンのオキシトシンはそれを邪魔する者に対しては攻撃ホルモンとなるため、夫に対して攻撃的になる。

    ・子どもの泣き声に対する脳の反応レベルが、妻と夫では異なる。

  • 装丁の今井麗さんのInstagramで知った本。授乳時間が一番のリラックスタイムとは!うまく出ますように。

  • ◆きっかけ
    ブクログ。タイムラインに表示された『失われてゆく、我々の内なる細菌』のレビュー主 我がネコ さんの本棚より。育児中の今、読んでおきたいと思って。2017/6/18
    ◆感想
    母性は生まれつきではなく、経験で育まれるものというのは、実感としても、確かにそう思った。
    もとから、そこまで子ども好きというわけではなかった。ハタから見て可愛いとは思っても、抱っこさせてもらうのは怖かったし、何かあったらどうしよう、怖い、という気持ちの方が大きかった。
    産んだ直後、可愛い!やっと生まれてきてくれた!と、クタクタな身体とは反面に、気持ちはとても高揚していたことを覚えている。でも、それは母性とは違う感覚だった。愛しいという気持ち、この子が大切だという気持ち、母親としての気持ち…じわっと湧いてくる感情は、育児する中でどんどん大きくなって、今も大きくなり続けている。そう感じている。そして、出産後、我が子以外の子どもに対しても、可愛い、大切だという気持ちが芽生えるようになった。
    経験によって母性や、男性も子どもに対する気持ちのスイッチが入るというデータは興味深く、自身が育児のスタートを切る前に、育児を体験する機会を設けるというのは、子どもに接する機会がどんどん少なくなる状況の中で、とても大切なことだと感じた。
    2017/8/19

    ◆引用
    ・p147…幼少期の抑制機能が高いほど、中学や高校での学業成績はあきらかに高かったのです。さらに、幼少期の抑制機能が高いほど、社会的地位の高い仕事に就き、収入も高くなっていました。また、大人になってからの健康状態が良く、犯罪率が低いこともわかりました。

    ・p154…叱られて我慢させられているとき、脳では恐怖の中枢、「へんとう体」が激しく反応しています。その恐怖で欲求を無理やり抑え込んでいるに過ぎないのです。子どもがなぜ我慢しなければいけないかを考え、自主的に我慢しなければ、抑制機能は動かないというわけです。

    ・p156…具体的な目標を持たせて、自由に遊ぶのを我慢させ、何をすれば良いかを考えさせている(中略)目先の欲求にかられている子どもに対し、モノが手に入るという目標で我慢させるのではなく、本人の将来にとってプラスになる目標を理解させて我慢させることが大切だということです。

  • 借りたもの。
    子育てを科学する本。
    その対象は母子に留まらず、父親についても言及されている。

    母性は本能ではない事は今はよく指摘されている事だが、それが順を追って説明され、納得する。
    そして赤ちゃんの夜泣き、心身の発達に伴うイヤイヤ期や人見知りなど、母親が子育てでぶち当たる数々の難関の理由が科学的に説かれてゆく。

    科学によってひも解かれた、現代日本社会の子育ての問題点は、間違いなく人類の“非常事態”だった。

    父親は母親ほど子供の些細な動向に関心をはらえない、脳の変化が見られないことが科学的に証明される。
    しかし、これは「子育てに向いていない」事を意味しない。
    父親に母親と“同じ役割”は果たせないが、母親をサポートすることはできる。それについては具体的な対処方法をもう少し掘り下げて欲しかった。

    まえがきにもあるように、書店には経験則から書かれた育児本が氾濫する現在、普遍的というよりは“根本的”な部分を解き明かしてくれたこの本は、出産と子育て未経験の私にとって、ひとつの心構えをするためのきっかけとなった。

    これを知ることによって、子育てにどんな支援が必要なのかを机上の空論にしないで済むかもしれない。
    できることなら、子育て支援が充実している諸外国の母子とのデータ比較もあれば、より効果的では無かろうか?

    私はこの元になったNHKの番組を観れなかったが、こうして書籍としてまとまっている事を嬉しく思う。

  • Nスペはみたけど、改めて。これから娘がイヤイヤ期になっていくので、そこが参考になった。自分で考えさせて我慢する力を育てられるようにしたいな!

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