改革

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著者 : 井上康生
  • ポプラ社 (2016年12月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591152973

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改革の感想・レビュー・書評

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  •  このように起きてほしくないような事態が起きるのが試合というものです。
     ただしこれは柔道だけでなく、日々の生活も同様ではないでしょうか。毎日がすべて順調に、何の問題もなく過ぎていくことのほうがむしろ稀なことです。
     それなのに人間は最悪の事態への準備が不足しがちです。なぜでしょうか?
     それは「根拠のない楽観」が引き起こすことだと私は考えています。
     人は、起きてほしくない事態は、なるべくなら想像したくありません。苦手なことや、うまくいかないことを想像するのは苦しいし、楽しくないからです。そのうち、どこからともなく過信を引っ張り出し、「自分ならきっとうまくいく」と都合よく考えてしまうのです。

    「生まれつきトラみたいな人間はいる。しかし、数は少ない。だからトラみたいな人間は作ればいいのだ」
     その意味するところはこうです。
    「地球上にはトラのようにどう猛な激しい気性と、筋骨隆々の肉体をあわせ持っている競技スポーツに適した人間が存在する。でも、ごくごく少数。そんな人間が柔道をやっていたらかなりの幸運というくらいの確率だ。だから、世界で勝つ人材を作るためには、トレーニングによってトラのような人間を作らなければならない」

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