僕は上手にしゃべれない (teens’ best selections)

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著者 : 椎野直弥
  • ポプラ社 (2017年2月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591153239

僕は上手にしゃべれない (teens’ best selections)の感想・レビュー・書評

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  • できすぎな感じはありますが、周りの優しさにだんだん気づき、最後は演説ができたあたりはジーンときました。

  • 中学校入学後の自己紹介も仮病で逃げるほど吃音で悩む悠太は、その帰りに部活紹介のチラシを受け取る。その中の放送部のチラシが気になり、翌日見学に行くが、きちんと喋れないことが恥ずかしく、逃げ出してしまう。そんな悠太に部長の立花孝四郎と隣席の美人女子古部は、温かく接し、彼は吃音を克服する努力を始める。

    吃音に悩む思春期男子の葛藤を、自ら吃音を持つ著者が温かく描く。

    英語教師が授業中生徒を当てない(特に中学校1年でありえないでしょ)とか、演劇コンクールで主役を務めた姉が、その芝居の脚本に意義があるからと言って本番でそれを無視した演技をするとか、それが元で演劇部でいじめられたけれども教師からも1年間無視されながらも部活にただ通い続けたとか、美人クラスメートが吃音の彼を友達にしたいがために他の友だちを排除しようと思っていたとか、現実的に考えにくい点は多々見受けられる。
    また、周囲の人物が優しすぎることと、その外側の生徒たちが意地悪過ぎることが、不自然に感じられる。

    それでも、悩みを持った人の心理描写には納得させられる。

    読み物として、というよりも、悩みを持つ少年の気持ちを理解するためにおススメしたい。

    中学生向きとなっているが、内容は平易。高学年からイケます。

  • 主人公と深く関わる少女を美人にする必要はなかったと思う。
    アニメの台本をなりきって読むと治るという考えも一方的で、私が治すというのも不遜である。文章も特別上手いわけではない。
    しかし、この本で吃音の若者は勇気づけられ、吃音でない人は吃音の人の苦しみをある程度理解できるようになるだろう。だから、この本の価値はある。

    『ペーパーボーイ』も良かったが、あれは吃音の少年が様々な人と関わることで成長する物語で、吃音そのものがテーマになっているわけではなかったが、こちらはより吃音そのものを描いているので、その苦しみがリアルに伝わる。
    また、この生々しさは、まだ書き手自身が吃音と格闘中だからだろうと思う。『ペーパーボーイ』も重松清も大人になり、自分の中で吃音と一定のけりをつけ、客観的に見ることができるようになってから書かれた作品で、作家の心に余裕があるのだが、これには殆どない。

    現実はこんなに甘くはないだろう。でも、これくらいのことがあってほしいと、きっと悩んでいる若者は思うだろう。物語の中なのだから。とりあえず、それでいいと思う。
    学校の図書館には置いてほしい。

  • 請求記号:913.6||Sh 32
    資料ID:W0187355

  • タイトルから起承転結をうまくまとめて話すことができないっていうことだと思ったのですが、そういうことではなく、ホントにしゃべれない。言葉をうまく出せないというのが正しい表現だと思いました。
    この作品のメインとなる「障害のようで障害ではない」という難しい線引き。子どもの頃にみんなの前でしゃべるのに上がってうまくしゃべれなかった感じなのかな…と、最初は思っておりました。その程度だったらおそらく結構な人数がいるのでしょうが、そういった状態が日常にあると確かにつらい状況。
    そんな中、ずっと逃げていた自分の状況と優しい周りの人間のフォローの中成長していく彼に感動してしまいました。
    子どもの頃は誰に何かをされていることになれて試合、優しさというものがよくわからなかったり、自分本位で動いてしまったりするもので、ふと周りを見てみたら素敵な環境にいると気付いた彼の大人への道は素敵でした。

  • 読了2070728

  • 読友はこちゃんさんからのオススメ。
    広義で区分けすれば中高生向けのラノベであるのだが一般書として十分大人の鑑賞にも耐える本…と言うか読まなきゃいけない、大人が理解していなければ誰が子供たちを教えるの?
    私も身近に障がいを抱えて手帳を持つ人持たない人両方がいた、そしてその人たちと接するなかで「わかってもらえない」悩みを自分なりにでも理解した。
    世の中の人でそれに気付く人が1%増えれば悩み苦しみはその数字以上に消えていく。
    この本の中の人たちのように理解して行動出来る人を増やしていかねばならない、まずはそこから

  • 悠太は吃音のために、小学生の頃から人との関わりを避けていて、中学生になっても、しゃべる場面から逃げてしまっていた。

    そんな自分を変えたいと思っていた所に、たまたま受け取った放送部の勧誘チラシが、悠太の背中を押してくれた。

    ところが、いざ部室に行って部長と話しをする場面になると、やはり上手くしゃべれずに、悠太は逃げだしてしまった。
    そんな悠太に、クラスメイトの古部加耶が話しかけて来た。
    加耶も、一緒に放送部に入るのだと言う。

  • 現実はこんなにうまくいかないかもしれないが、勇気をもらえる小説。

  • 吃音症をもつ中1の悠太。
    「練習すれば上手にはっきりと声が出せるようになる」という放送部のチラシで、勇気を出して入部を決意するが…
    回りの優しい人たちもステキですが、それと対比するような本人の「話す」ことの辛さが、目から文字として読むことで、そのまま胸にまで響いてきます。
    問題は現実と同じで、簡単には解決されません。
    だからこそ、主人公の前へ向いた思いがきらきらと輝いて見えました。
    表紙も凝ってるからブックコートフィルムをかけたくなかった…図書館だから仕方がないけど、あーもったいない!

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