あるかしら書店

  • ポプラ社
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本棚登録 : 5608
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  • Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591154441

作品紹介・あらすじ

その町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。このお店は「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。今日もあるかしら書店には、いろんな理由で本を探しにお客さんがやってきます。
この本屋さんでは、「あったらいいな」という本や夢いっぱいのグッズが、次から次へと飛び出します。月明かりの下でしか読めない「月光本」、読書に付き合ってくれる「読書サポートロボ」、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」などなど、読んだらきっと「本ってやっぱりいいよねぇ」と言いたくなってしまうエピソードが満載。大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの豊かな発想力がめいっぱい詰まった、ますます本が好きになってしまう一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 気になっていたヨシタケシンスケさん初読みです♪

    「あるかしら書店」、近所にあると楽しいのになぁ(笑)

    「2人で読む本」なんて、現実に誰が出さないかなぁ...
    話題性抜群だと思うけど(^_^;)

    それにして想像力の豊かなこと
    (・ ∀ ・)
    他の本も手にしてみよっと♪


    その町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。このお店は「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。今日もあるかしら書店には、いろんな理由で本を探しにお客さんがやってきます。
    この本屋さんでは、「あったらいいな」という本や夢いっぱいのグッズが、次から次へと飛び出します。月明かりの下でしか読めない「月光本」、読書に付き合ってくれる「読書サポートロボ」、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」などなど、読んだらきっと「本ってやっぱりいいよねぇ」と言いたくなってしまうエピソードが満載。大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの豊かな発想力がめいっぱい詰まった、ますます本が好きになってしまう一冊です。

    内容(「BOOK」データベースより)

    “ちょっとヘンな本ってあるかしら?”“これなんてどうかしら!”いよいよ「本の時代」がやってくる!!「りんごかもしれない」の絵本作家、ヨシタケシンスケが描く妄想書店、本日開店!

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    ヨシタケ/シンスケ
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞、『りゆうがあります』で第8回MOE絵本屋さん大賞第1位を受賞。『もうぬげない』で第9回MOE絵本屋さん大賞第1位、ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞を受賞。『このあとどうしちゃおう』で第51回新風賞を受賞。その他、著書多数。2児の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    • かなさん
      ヒボさん、こんにちは!
      ヨシタケシンスケさんの発想力ってスゴイですよね(^-^)
      自由で、何ものにもしばられない、だけど共感できる感じっ...
      ヒボさん、こんにちは!
      ヨシタケシンスケさんの発想力ってスゴイですよね(^-^)
      自由で、何ものにもしばられない、だけど共感できる感じっ!
      この作品大好きすぎて、あとから購入しちゃったんです。
      なおなおさんとチーニャさんも、この作品持っているんですよ♪
      他の作品も、ゆる~くおもしろいですよ(*^^)v
      2023/12/25
    • ヒボさん
      かなさん、こんばん▽^ェ^▽ ワン!

      私だけ乗り遅れてたみたいですね^^;
      図書館にもう1冊あったので、予約中です。

      この才能が羨ましい...
      かなさん、こんばん▽^ェ^▽ ワン!

      私だけ乗り遅れてたみたいですね^^;
      図書館にもう1冊あったので、予約中です。

      この才能が羨ましい...
      2023/12/25
  •  実は「ミュゲ書房」という小説の中で、本好きの女子高生「桃ちゃん」が、書店主の「章」にすすめていたので、試しに読んでみたら、とても良かったです。

     
     ヨシタケシンスケさんの、本と、それが好きな人への愛が、これでもかといっぱいに詰まった本書は、既に見返しの紙質の拘りから感じさせられて、世界中に点在する戦車なんか、本当に移動書店や図書館にすれば、どれだけの人の救いになるのかと、つい思ってしまう、そんな力が漲っている。

     そして、本書の上手いところは、クスッと笑えるような面白いものを入れながらも、次第に、本だけにしかない大切なものへとシフトしていく構成であり、読んでいる側も最初は「アハハ」と笑っていたのが(カバー変更器の洋書風なんか、ただローマ字に変えただけ^_^;)、終盤には、その届けたいメッセージを、なんとか汲み取ろうと、自然と向き合っている私がそこにいて、改めて、私は本が好きなんだなということが、よく分かった。

     また、そこには、子どもの精神的成長も温かく見守るような「ちょっと大きくなれる本」や、高齢化社会や孤独な人に寄り添う「文庫犬」、死後も、かつて読んだ本があることによって、その人自身が、いつまでも存在し続ける気持ちにさせられた、まるでブクログのような「お墓の中の本棚」など、ヨシタケさんの優しい人間性も感じさせられて、それは、このような雰囲気の書店があればいいのになとも思わせる、人の印象が本への印象も良くさせるような気付きを促せてくれた。

     それから、何よりも素晴らしいのは、本が好きという、ただ一つの共通点だけで、老若男女、全ての人達が楽しめる点であり、やがてはそれが、図書館や書店で勤める人達、果てには、本に携わる全ての人達の本音も交えながら、その率直な気持ちを吐露した思いの丈が凝縮された結果、生まれたものは、人も本もお互いに切り離すことの出来ない、大切な存在だということであり、だからこそ、人は本を生涯に於いて必要とするのだし、本も人に読まれることを至上の歓びと感じる描写には、ケイト・バーンハイマーの「さみしかった本」を思い出させる切なさもあり、とても沁みるものがあった。


     ただ、私が最も心を打たれたのは、

    『お金で買えないハズのものがお金で買えるところ』

    にあり、本って、こんなに奇跡的な素晴らしいものだったのだということを実感させてくれたことで、改めて、本に対する愛おしさがより増した気持ちとなったことに、感謝の気持ちを述べずにはいられなくなった。

    ありがとう、ヨシタケさん!!

    • かなさん
      たださん、おはようございます!
      「あるかしら書店」私大好きです(*^^)v
      この発想力、
      ヨシタケシンスケさんの弟子にしていただきたい...
      たださん、おはようございます!
      「あるかしら書店」私大好きです(*^^)v
      この発想力、
      ヨシタケシンスケさんの弟子にしていただきたいくらいです!
      ますます、本が好きになりますよねっ♪
      2023/12/27
    • たださん
      かなさん、こんばんは!
      コメントありがとうございます(^^)

      ヨシタケさんの弟子になりたいくらいの、かなさんの情熱、十分に感じ取ることが出...
      かなさん、こんばんは!
      コメントありがとうございます(^^)

      ヨシタケさんの弟子になりたいくらいの、かなさんの情熱、十分に感じ取ることが出来ました(^o^)
      こうした、アイデアをどんどん提示していく構成の本は、大抵、どこかしらで好みでないものが出て来たりするものですが、本書の場合は、その終盤に向けた展開の上手さと、やはりテーマですよね。ありそうで無かった、目の付け所の素晴らしさだと思いました(*'▽'*)
      2023/12/27
  • へえー、そうだったんだ。「あるかしら書店」って“本についての本”の専門店だったんだ。
    「作家の本の育て方」という本に書いてあるのは、好きな本の間に種を挟んで土に埋めて、水をやって、毎日色んな本を読み聞かせて大事に育てると、「読書の秋」に本の実がなるということが書かれている。
    「世界のしかけ本」という本の中で紹介されているのは“とびだす絵本”、これはふつうだ。だけど「とけだす本」「食べだす本」「かけだす本」オイオイ。
    「本にまつわる仕事の本ってあるかしら」と問われて、店主が出したのは、「読書履歴捜査官」「書店員のスキルアップ選書 本の包み方」……バナナの皮で包むとか、うなぎで包むとか、パイ生地で包むとか…。
    「本のつくり方」という本では、本は紙、文字、写真、絵をなどの材料を混ぜて本の元となる“本柱”を作るところから紹介されている。へえー、知らんかったなあ。
    「本のその後」という本では、リサイクルセンターに送られた本は、紙、色、文字、ものがたり、作家のキモチに分別され、“ものがたり”は、分解センターでさらに細かい“気持ち”に分解されて、調味料に混ぜられたりして、再び社会の中に溶け込まされるらしい。
    なんか、本が生きもののような食べもののようなグニャグニャしたものに思えてきた。
    なんとなく分かったのは本も人と同じように傷ついたり、喜んだりするものらしいということ。
    「こんな本あるかしら」とこの書店員さんに聞いてみたら、優しく応えてくれるかもしれない

  • こんな書店があったら面白いですね!

    それは「あるかしら書店」
    本にまつわる本の専門店
    店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」って聞くと…

    たいてい「ありますよ!」と言ってだしてきてくれます

    本好きの人はぜひとも行ってみたいですね♪

    店のおじさんがだしてきくれた本で、
    「2人で読む本」
    「カバー変更器」
    「水中図書館」が
    気に入りました^_^

    けど、一番気になったのは「必ず大ヒットする本のつくりかた」みたいな本です
    さすがの「あるかしら書店」にも残念ながらそれはまだ無いみたいです…w

    あなたならどんな本についてあるかしらって聞いてみますか?

    • 1Q84O1さん
      チーニャさん
      読みましたよ〜( ̄ー ̄)ニヤリ
      ほんと、発想がユニークですよね!
      こんな書店に行ってみたいですw
      チーニャさん
      読みましたよ〜( ̄ー ̄)ニヤリ
      ほんと、発想がユニークですよね!
      こんな書店に行ってみたいですw
      2023/06/22
    • おびのりさん
      栗本薫こと中島梓の「美少年学入門」あるかしら。
      ガラスの仮面!もう忘れちゃうわ。
      栗本薫こと中島梓の「美少年学入門」あるかしら。
      ガラスの仮面!もう忘れちゃうわ。
      2023/06/22
    • 1Q84O1さん
      美少年学入門…
      美少年学入門…
      美少年学入門…
      只今在庫を切らしておりますw
      これはみんみんさんの方が詳しいのでは!?
      美少年学入門…
      美少年学入門…
      美少年学入門…
      只今在庫を切らしておりますw
      これはみんみんさんの方が詳しいのでは!?
      2023/06/22
  • G.W.!今朝からワクワクしながらヨシタケシンスケ・あるかしら書店に寄り道。これまた発想力の大爆発。図書館・本の楽しみとして「今生きている人と昔生きていた人が出会う場所」だな~と共感する。最近、敬愛する元大学教授で作家が亡くなった。先生の著書は学術書は勿論素晴らしいが小説も素晴らしかった。昭和ノスタルジーに浸り、情緒あふれる小説でした。今となっては著書の中で会話をするしかない。一方、小説は一生残るので、想いを伝える媒体としてはとても貴重だと思う。この本を読んでホンワカしながらもそんなことを思いました。

  • 本日は図書館でデートdayでした。デートの相手にyukimisakeさん読んだ?2冊あるからyukimisakeさんも読みなよ!と勧められました。
    そんな可愛らしい純粋な瞳で言われたら…読むしかないだろー!!

    この子の影響でヨシタケシンスケさんの作品は何冊も拝読しておりましたがこちらは文字も多め。
    ああ、この子はもうこんな本を読めるようになったんだなあ、と時の流れを実感。

    そう、デートの相手は可愛い男の子!今年の春から小学生!!

    犯罪を犯していた訳ではありません。ブクログでもお世話になっているもこさんの可愛いすぎる息子さんH君です。
    3人で図書館デートでした。

    内容の方は数多くレビューが上がっているので別方面から感想を書いてみたいのですが、この方のデザインセンスに毎回舌を巻いています。
    絵本は文章も大事ですが、その文体や雰囲気に合わせた観せる本作りが大変難しいと聞いております。
    絵本作家になるのは相当大変だそうです。

    ヨシタケさんは全てに色を塗らずに選んだ箇所だけに塗っており、この色の選択も秀逸。
    これはちょっとやそっとじゃ出来ない芸当だと思います。
    恐らくですが、グレースケールを完全に理解していらっしゃる方なんだと思います。

    絵のうまさは言わずもがな、文章も会話のセンスも内容も唯一無二とはこの事。
    ピクサーの方がインタビューで「子供向けだからと言って手を抜いてバカにしたものを作ると、子供は着いて来ない」と仰っていたのを思い出しましたが、まさに子供から大人まで夢中にさせるヨシタケさんは日本の宝ですね。

    本作で1番好きなのは『本屋さんってどういうところ?』の章です。
    「希望や失望や欲望や、他人の人生や見たことのない風景や、世界のひみつやもうひとりの自分など、お金で買えないハズのものがお金で買えるところ」
    なんて素晴らしい表現!まあ、あんまり買えてないですけども!

    目をキラキラさせてヨシタケさんの本を選んでいるH君をヨシタケさんに見せてあげたいなあ。

    その後も本屋で一緒に妖怪の絵本を読んだりして、楽しく穏やかな1日でした。

    と思ったら。

    よりによって自転車で走り出した時に突然降り出した雨。本持ってる!本、持ってる!!
    と誰に向かってか分からない叫びを心であげつつ、本を守るために身を犠牲にして帰宅。
    急ぎお風呂に入ろうと脱ぎ散らかした所へ入電!
    「yukimisake、クールでイケメンな男ってどうやって落としたら良いの?!」

    その後、彼女の恋愛相談を入浴しながら聞くというなんとも失礼な事をして現在に至ります。

    H君、こんな大人になったら駄目だよ。

    • yukimisakeさん
      そんな投げやりな事言っちゃ…いや!!(/ω\)(きもい笑)
      そんな投げやりな事言っちゃ…いや!!(/ω\)(きもい笑)
      2024/03/21
    • ultraman719さん
      ( ๑´•ω•)۶”(ノω・。`)ヨシヨシ

      今、電車の中なのに、笑いそうになったわ^^;
      ( ๑´•ω•)۶”(ノω・。`)ヨシヨシ

      今、電車の中なのに、笑いそうになったわ^^;
      2024/03/21
    • yukimisakeさん
      飴と鞭!(*´д`*)ハァハァ

      笑って貰えて良かった笑
      お疲れ様です、おかえりなさーい‪(꜆*ˊᵕˋ)꜆旦~
      飴と鞭!(*´д`*)ハァハァ

      笑って貰えて良かった笑
      お疲れ様です、おかえりなさーい‪(꜆*ˊᵕˋ)꜆旦~
      2024/03/21
  • 『あるかしら書店』は、来店するお客さんの「こんな本あるかしら?」の要望を叶えてくれる素敵な書店!さすがヨシタケシンスケさん、本を題材に楽しい発想がいっぱい!!

    ちょっとだけ…
    「2人で読む本」…上下巻に分かれており、並べて読むことで一つの作品になる本。こんな風に読めたら、本を読む楽しさをもう一人の人と共有できるなぁ~
    「読書サポートロボ」…日々の読書のお供に、これ、これから開発されたらいいな♪
    「読書履歴捜査官」…そうですよね、本が好きな人に本当の悪人はいませんっ(^^)
    「書店婚」…楽しそう!読書が好きなふたりなら、こんな形の結婚式もあってもいい!!

    ますます本について知りたくなったり、今読んでいる本、これから読もうとする本が好きになります!とってもいい作品でした!!図書館で借りた本で、読み終えて返却してしまったけれど…こうしてレビュー考えてると、この本手元にあったら何度も手にするだろうなぁ~ってこと!どうしよう、買っちゃおうか、本気で悩みます(^^;)

    • かなさん
      チーニャさん、こんにちは!
      うん、ビックリしますよねぇ~!
      もし、今まで読んだ本すべて買ったとしたら??
      ありえませぇ~ん(>_<)
      ...
      チーニャさん、こんにちは!
      うん、ビックリしますよねぇ~!
      もし、今まで読んだ本すべて買ったとしたら??
      ありえませぇ~ん(>_<)
      もう図書館がなければ生きていけませんっ…
      本当にありがたいですよねっ♪
      コメントありがとうございます。
      2023/04/09
    • なおなおさん
      かなさん、すごい高額になりましたね^^;
      私もさらに一昨年のも集計してみたら36万円でした(-_-;)今年はどうなるか…文庫本ではなくて単行...
      かなさん、すごい高額になりましたね^^;
      私もさらに一昨年のも集計してみたら36万円でした(-_-;)今年はどうなるか…文庫本ではなくて単行本を借りるようにすれば高額が出るかな?…こうなったら高額を出しちゃる〜笑
      また皆さんのレビューを楽しみにしております。
      2023/04/09
    • かなさん
      なおなおさん、こんにちは!
      自分でもびっくりです(@_@)
      あまりにも、大きな金額を叩き出してしまったので(笑)
      図書館で借りるのは、...
      なおなおさん、こんにちは!
      自分でもびっくりです(@_@)
      あまりにも、大きな金額を叩き出してしまったので(笑)
      図書館で借りるのは、
      ほとんどが私の場合単行本だからってのもあるかも~
      どこまで、金額が伸びるのか…
      楽しみのようで、またちょっと怖いっ(^-^;
      私もおふたりのレビュー楽しみにしてます。
      2023/04/10
  • 面白かった!
    発想がとんでもなく豊かだ。

    特に読書履歴捜査官、文庫犬、本のお祭り(古本道中、春追い、ヨメヨメ鬼)、書店婚が好き。わくわくした。

    本好きにとってはたまらない、想像力が豊かになる本だと思う。
    子供より大人の方が夢中になる本かもしれない。

    「本のようなもの」は、なるほどなあと思った。
    人を本に例えて、一人一人ストーリーを抱えているけれど、パッと見ただけでは中身はわからない。いつも誰かに見つけられるのを待っている。いい出会いがあれば、誰かの人生に何かの影響を与える。
    まさに人生は本だなあと思った。
    「大ヒットしてほしかった本」では本に関するいろんな立場の人の思いが描かれていて、たしかにヒットしてほしいと願われていない本なんてないんだよなとしみじみした。

    部類としては絵本だけど、十分に読み応えがあった。
    ヨシタケシンスケさん、今までは一風変わった絵本作家さんというイメージがあって、作品はどれも未読だったけれど、面白い作家さんだな。ぜひほかの本も読んでみたい。

  • この本、大好き。
    この本屋さんが「ありますよ!」と要望に応じて出してくれる本やグッズが楽しい。

    特に好きなのは、

    ◯(目次のデザイン)

    ◯『本のその後』
     読まれなくなった本はリサイクルセンターへ。そこで「物語」は喜怒哀楽その他に分解され、人々にこっそりと振りまかれる、のだとか。

    ◎『ラブリーラブリーライブラリー』
     図書館の本の話。誰かに読まれる日を体育座りで待ち続ける姿が可愛いく切なくなる。そして借りられて返却される。
    「どんな人だった?大事に読んでくれた?そのお家にはどんな本があった?」
    聞きたいことは色々あるが、本にも分別があるのであえて何も語らず「帰って」くる、のだとか。
    このページから、ケイト・バーンハイマー氏の絵本「さみしかった本」を思い出す。
    誰にも触れられずに何年もそこにいることもあるんだろうなーと図書館の書架を見て感じていたので、本に感情移入してしまう。

    • ごまめさん
      ヨシタケシンスケさんの本は、子供の時の清らかな心に戻してくれます。
      ヨシタケシンスケさんの本は、子供の時の清らかな心に戻してくれます。
      2022/07/15
    • なおなおさん
      ごまめさん、こんにちは。
      コメントをありがとうございます!

      ヨシタケシンスケさんの楽しい本からハッと気付かされたり癒やされたりします。
      ご...
      ごまめさん、こんにちは。
      コメントをありがとうございます!

      ヨシタケシンスケさんの楽しい本からハッと気付かされたり癒やされたりします。
      ごまめさんも読まれるのですね。
      レビューを参考にさせてもらいます!
      2022/07/15
  • 本を巡って、想像力が掻き立てられる本。
    どんな本でも店主に尋ねたらオススメの本を紹介してもらえる、そんな本屋が近くにあったらいいな。
    子供が読んだら、本に興味をもって貰えそう。

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)で第26回、第29回けんぶち絵本の里大賞を受賞。ほかの著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』(ともにブロンズ新社)、『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。

「2022年 『レッツもよみます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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