本の子

  • ポプラ社
3.40
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本棚登録 : 231
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591154571

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な絵本でした。

    「言葉」で描かれた本。様々な名作の文章で出来上がっている「絵」

     結構記憶に残る1冊になりました。

  • 本のこと、読書の事、おすすめする時ぴったりなフレーズ、
    文字をコラージュ的に配置したデザイン性の高いイラストが詰まった絵本。

  •  なんとも不思議な絵本。
     
     なにより不思議なのは、北アイルランドの著者の本なのに、文章が翻訳されて日本語なのは当たり前としても、イラストの中の文字情報もすべて日本語に置き換わっているのは、なぜ???
     昨今の絵本作家さんは、諸外国で翻訳されて出版されることを想定して、イラストの部分と文字情報の部分は分けて作っておくのかな?
     デジタル処理なら、レイヤーを分けて作っておけばそれも楽にできる作業だなと想像はつくけどね。

    「わたしたちは 物語で できている」

     見開きのイラスト全体を眺めながら、本との出会いの楽しさを感じとれる楽しい1冊。

  • この本を読むだけなら1分もかからないで読める。
    でも、絵を読むと数十分もかかるだろう。絵を全て読もうと思ったら、何時間も何日もかかるだろう。

    絵本にはページ数、文字数に関わらず、物語が奥深く潜在している。それを可視化してくれたような本だ。

    AIは膨大な情報の中から関連のある必要な情報を瞬時に集められるかもしれないが、それを編集して新しい意味付けをするのは人間の仕事なんだろうなと思えた象徴的な本だった。

  • 物語の世界からやってきた少女が、少年を連れ様々な場所へと出かけるおはなし。
    大人向けの絵本。エドワード・ゴーリー作品から知った柴田元幸さんの翻訳絵本と知り読了。表紙にもあるように、ふたりが向かう場所にある雲や波、怪物などは児童文学の「言葉」を使って表現しています。場面に沿って引用する児童文学作品を使い分けています、ちなみに引用した作品は読みづらいですが見返しで紹介。こんな絵本なかなか見かけない。訳すの大変だっただろうなあ。初読時は背景の引用文を気にせず一読し、2度目以降に引用文を比較読みすることを薦めます。

  • わたしは本の子。言葉の海を旅してきた。一緒に行こうとあなたを誘いに。
    物語のなかで自在に遊ぶことの楽しさを伝える絵本。文字をデザインしているので、読みふけってしまう。残念ながらフリガナがないので、力作ですが大人向き。

  • 物語でできてる絵本~これは見ればよくわかると思います

    デザイン性が高い

  • 本のタイトルやストーリーの小さな小さな文字達で背景を描いている.読みたいけれど小さすぎて読みづらかった.が,そもそも読むことに意味はないのかもしれないが.もう少し本の子が魅力的だったらもっと良かったのだけど.

  • 本の国からやってきた女の子は本の国へ誘いに来る。
    ストーリーはそれだけだけれど、実在する小説の文字で絵が表されている。
    波、山、洞窟…。

    デザインチックな絵本。


    レビュー登録は17日だけれど、読んだのは16日。

著者プロフィール

Oliver Jeffers

「2023年 『おうちに おばけが すんでいます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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