真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 (ポプラ文庫)

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著者 : 大沼紀子
  • ポプラ社 (2017年6月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591154823

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真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 午前五時はもう真夜中ではないだろうと悪態をつきつつ、発売と同時に買ってしまうのだから、好きなのは隠せそうもない。物語としては前巻で完結しているが今作は彼らのその後の物語である。驚きと喜びの連続で読み応え満載。読んで良かった。
    あらすじ(背表紙より)
    真夜中に開店する不思議なパン屋「ブランジェリークレバヤシ」。あれから五年の歳月が経ち、暮林や弘基には様々な変化の波が訪れていた。それは常連客である斑目やソフィアたちにとっても同様だった。そしてもちろん、希実にとっても…。「まよパン」シリーズ、ついに完結!!

  • 希実ちゃんの母・律子さんが亡くなってから5年、それぞれの新しい生活に驚いたり、ニマニマしたり楽しく読めた完結編♪これで終わりかと思うと寂しい(--、)この話に登場する人達の御縁を紡いだ美和子さんは本当に素敵な女性だなぁ(*´-`)

  • 前巻から五年が経った、それぞれのその後が描かれる。斑目、多賀田、綾乃・佳乃姉妹、ソフィアと安田、そして弘基と希実、孝太郎・こだま兄弟、美作医師、そして暮林・・・・ 時の流れは止められず、どんなに居心地のよい場所も変わっていく。それぞれの現在に心が温かくなりつつも、一抹の寂しさを感じる最終巻。

  • いい感じです。
    時間もしっかり進んでいるし。

  • シリーズ完結編。それぞれの後日譚を集めたスピンオフのよう。
    傷や過去が明かされる、シリアスな要素を含んできたシリーズだけど、夜が明けて新しい朝が来るにふさわしい、明るいハッピーエンド。
    こだまの中二病ぶりに笑う。その成長ぶりに、作中の時間の経過を感じる。

  • 前作の後日譚的な形式で、淡々と班目、ソフィア、弘基、希美の視点で語られる最終巻。

    なんだか外伝的な短編集のように、一歩も二歩も本編から距離を置かれた冷めた感のある内容に少し戸惑いました。もっと大団円的な、大仰なラストシーンを期待していたので……。

    正直、班目とソフィアの話は取って付けたような内容だし、弘樹と希美が付き合いだすとかもピンとこなくて、ずいぶんと雑な畳み方するなぁ、とすら思っていました。

    しかし、エピローグの暮林の話がそうした微妙な印象をすべてひっくり返してくれました。

    真夜中にパン屋を営業する理由。それが明らかになった瞬間、真夜中に開業しているという設定が単なる物珍しさではなく必然だったことを知った瞬間。

    それが本シリーズ通しての印象を決定づけた瞬間でした。いろんなエピソードがありましたが、自分としてはこのシリーズは結局のところ、暮林陽介と美和子のお話だったんだなぁ、と。彼らの優しさに雨宿りする形で、希美を含むいろんな人たちが救われてきた、そんなお話だったのかと思った次第。

    若干寂しくはありますが、かつてのこだまに似た少年が登場するエピローグを読んで、多分これからはすでに幸せになった人以外の、語られることのない人たちが幸せになっていくターンなのかなと思いました。

  • 最終回。みんなが幸せになれた気がしました。
    時間が立ってみんなが幸せのポジションを見つけた感じです。
    希実も弘基といい関係になり、なによりもこだまの変化がすごいなと実感。

    パンを食べるから幸せなのか。幸せだからパンを食べるのか。幸せにもきっと仕込みが必要なのだと思う。誰とたべるか、ひとりで食べるか。
    ひとなんか自分が生きてきた世界の基準でしか、なかなか物事をはかれない。だからいっしょに笑ったり、泣き合えるひとに出会えるって奇跡なんだと思う。

    うーん、最終回なんだよね。

  •  カーテンコール。
     物語全体としては全巻までで一段落し、それ以降の登場人物たちの後日談である。

    (ネタバレあり)

     もこだまちゃん、こだまちゃんたらどうしちゃったの!? こんなに優秀に育ってしまって、希美ちゃん以上の揺り返しが来そうな心配がある。でも、周りの大人たちが止めてくれるのかな。それとも新しい出会いに救われるのかな。どうなのかな。

     希美ちゃんは、それは燃え尽きるよね。しょうがないよね。いやでも弘基でいいのか。彼主人公パートで思った以上に乙女だが大丈夫か? いやそもそも美和子さんを思い続ける彼は乙女だって知ってるから大丈夫か。

     クレさんはなんだか寂しい。真夜中のパン屋の意味に気づいたけれども。それを伝えるべき相手は居ない。けれども、彼は彼なりに生きていくんだろうなぁ。

     ソフィアさんは、普通を幸せの基準にすることと、自分が幸せだと感じることの重要性について語る重要キャラ。というか、こんなに出張ってくるとは思わなかった。ハワイ母!

     何はともあれ、真夜中のパン屋の夜は明けた。
     いつか続きが読めそうな。5年間の物語の幕間も期待できそうな感じ。

  • 全て前作から数年後の後日談。
    弘基と希実ちゃんがくっついたのでよかった!
    弘基が希実ちゃんに「ウィークエンド」を差し入れしてたときにも、「はよくっつけ!」って思ってたので長かった……。
    小説の時間軸ではもっと長くかかってるけど。何してんのきみたち??
    くっついてからものんびり進んでいくんだろうなぁ。
    新しい職人雇うというのが気になってしょうがない。その話はないんでしょうか?
    パリから帰ってきてからの弘基と希実ちゃんの話はないんでしょうか?
    めっちゃ気になる~。
    多賀田君も報われていてよかったよ~!希実ちゃんと仲良しなのも嬉しい。

    ずっとじれったい思いして追いかけていたふたりがくっついたので、私的には満足です。いや、やっぱりパリから帰ってきてからとか次の職人とかが気になる。
    気になるよ……。

  • 2017/10/11
    シリーズ完結。
    完結編というか後日譚。
    斑目氏他みんな幸せになっていて嬉しい5年後のお話。
    暮さんだけはやっぱり人に幸せあげちゃうみたいだけど。
    それぞれの5年後をそれぞれの視点で描いてて、
    斑目氏→ソフィア→弘基→希実→暮林(エピローグ的な)
    なんだけどこの順番通りに私のハッピーもしぼんでいくと言うか…
    なんやろう、私実は希実ちゃん苦手?嫌い?妬ましい?自分でもわからないけどなんかモヤモヤした。
    今日は私のコンディションも悪いのか?人の幸せを喜ぶ余裕がないのか?
    希実の幸せは嬉しいけどイラっともする。
    もっと上手くやれというイラつきなのか救われてズルイというイラつきなのか。
    この度は希実の活躍なかったもんね。
    今まで頑張ってきたからね。わかるんやけど覚えてないからね。
    一緒に喜ばんと美しくないぞ、ワシ。みたいな思考に絡めとられる。
    たぶん希実のずくずくに引きずられたな。
    それで希実は弘基が一緒に考えてくれるけど私はやっぱり自分で出なアカンねん。しんどいなー
    いやいや、本やし。がんばろ。

  • 「まよパン」シリーズ完結編。
    前作から五年経っています。

    ◆斑目
    綾乃と結婚し、娘が一人います。
    「不幸なことが当たり前」と思っていた斑目でしたが、今では幸せな生活を送っています。
    しかし、このことに違和感を持っていて、一人で煩悶しています。

    一方、綾乃の双子の妹・佳乃は出所後、多賀田と共にシンガポールへ。
    二人の関係は良好で、佳乃は妊娠し、近々籍を入れるようです。

    佳乃がマタニティーブルーになったらしいので、綾乃はシンガポール行きを決めます。
    当初、斑目は留守番するつもりでしたが、希実に「一緒に行けば」と言われたことがキッカケで向かうことになりました。

    斑目と多賀田の義兄弟は色々と強烈ですね。
    「幸せになったことで人の心に鈍感になってしまった」と凹む斑目はイイ奴だと思いました。

    双子達に健康的な生活を強いられている抑圧から解放された二人は、好きなものを買い込んで甘いパンやワインを貪っています。
    彼等がしていることは、留守番中にお菓子を食べまくる子供のようです。
    何だかんだ言いつつも、お互いに「ウチのが可愛い」と奥さん自慢をしています。

    双子達が帰ってくる時間が迫ってきて、慌てて片付ける様には笑わせていただきました。
    多賀田が体育座りで寝ているのは可愛いと思いました。

    斑目の娘・百葉子ちゃんは見た目は綾乃似だそうですが、性格が斑目に似ているとのこと。
    猫の真似や「むらさき色になる」発言は可愛いですが、幼女が一人でニヤニヤしていたら心配するわね。

    多賀田とご対面した時、百葉子ちゃんは固まってしまいました。
    それを見て、「怖がられている」と思った多賀田はショックを受けます。

    実は、百葉子ちゃんは多賀田に恋をしたそうです。
    さすがは綾乃の娘です。
    最終的に、多賀田は百葉子ちゃんにデレデレになりました。

    ◆ソフィア
    本名が「嶽山大地」だったのね。
    前にも本名が出ていたかしら。

    今まで実家と疎遠でしたが、母親がガンになったので顔を見せるようになります。
    父親はソフィアのことを受け入れられなかったようですが、それでも「すまない」「礼はするから」と言ってくれていました。

    母親の抗がん治療が終わりましたが、父親が急逝します。
    それ以降、母親は頻繁に東京へ来るようになりました。

    ソフィアや弟が驚くくらい、母親は割り切りの良さを見せます。
    父親は誰かにソフィアを紹介する時は他人扱いしていたのに、母親は娘として接しています。

    母親が「オーラが見たいからハワイに行きたい」と言い出したので、ソフィアは希望を叶えようとします。
    当初は母親と二人で行く予定でしたが、大所帯になりました。

    ツアーのメンバーの中には、こだまがいます。
    こだまは一時ネグレクトを受けていたのに、とても良いコでした。
    中学生になった現在、身長はグングン伸びて、ヤンチャになっています。

    両親や希実、暮林の前では良いコちゃん振っていますが、他の連中には素を見せています。
    あの両親やあの兄と血が繋がっているならば、マトモな子供に育つのは難しいよね。

    それでも、ソフィアの母親を気遣う優しさを持っています。
    こだまにとって、ソフィアはお母さんでもあるようです。
    だからこそ、ソフィアに幸せになって欲しいのでしょう。

    ソフィアは安井と付き合っていました。
    これまで付き合ってきた相手とは違うタイプでしたが、一緒に過ごすには心地良い相手でした。

    安井の両親に会い、彼等から「息子に普通の幸せを与えたい」という気持ちを感じ取ります。
    「スマートに別れよう」と思っていましたが、ソフィアは安井に傷付く言葉を吐いてしまいます。
    それでも、こだまや希実にお膳立て... 続きを読む

  • ついに完結!いっきに5年後で、少し物足りなかった。

  • ついに最終回になってしまった。どれもまあるくおさまったというか、あるべき場所におさまった感じがした。このはなしを読むことが出来て本当によかった。

  •  てっきり前作の続きで、数日後ぐらいなのかと思っていたら、随分と時が過ぎていました。そこでの出来事を刻んで刻んで、語り手を変えて小出しにしていきます。

     ファミリーの中でうまく纏めてしまった感が。話が小さくなりました。

  • 前作から5年後の物語。
    登場人物たちは、ブランジェリークレバヤシに入り浸っていたあの日々から、少しずつ卒業していくかのように見える。
    斑目は結婚して1児の父に、弘基はフランスのレストランで働き始め、希実も弘基と付き合い始めていた。

    もう、色々幸せな人が増えていて、大興奮だった!
    これで終わってしまうのは寂しいけど、それぞれの道を歩いている人たちが、時々ブランジェリークレバヤシで前のように集まって談笑する時間は、これからもずっと続いていくんだろうなと安心もした。
    人の優しさをひしひしと感じるシリーズ作だった!

  • 最終巻。前巻の怒涛の追い抜き追い越し展開で、どうするんだろうと思っていたら、ドラマの年末特別編のような1冊でした。ちょっと残念。
    誰よりも何よりも気になるのは、こだまの行く末ですね。どんな大人になるのかな。
    2017/8/17読了

  • シリーズ完結。斑目におめでたい話題が飛び込み、嬉しさがこみ上げる。ソフィアは、家族のことなど色々なことがあり、家族を思う気持ちと家族が記憶に残っているソフィアの姿と今の姿の違いを受け入れてくれるかどうかの不安などもあったが、ソフィア家族も幸せになって欲しいと感じる。希実も家族のことがあり、気持ちが塞ぎ込んだが、幸せになって欲しいの。弘基が美和子さんのことで心情に変化もあったが、受け入れて生きていく姿が良い。パン屋さんの開店時間の由来は家族と共に生きていくという意味、暮林が少年との温まるエピソードに感動。

  • 最終巻ということで
    この物語で出てくる
    濃ゆい人たちのその後
    を知ることが出来て
    面白かったですね。

    真夜中にパン屋さんを
    やろうとした理由を知った時
    じ~んとしました。

    心が洗われる
    優しい物語でしたね。

  • 最後にクレさんの話持ってくればジーンとくるっていうお約束ですが(褒めてますよ!)、それもこれで終りかと思うと寂しいですね。

  • 立ち止まって考える時期があったとしてもそれでも前に進むことを忘れないでいたいなあとかそんなことをぼんやり思った。

    なにより衝撃の展開が多くてびっくりしすぎた。

  • 全巻より5年後という事で、皆の生活に大きく変化があるのですが、本質は変わらずとても優しいので、ほっこりする内容。
    それぞれに変化しながらも、それでもにこにこ笑ってられる未来で良かったなと思います。
    希実ちゃんも振り回されつつ幸せそうで嬉しい。

  • とうとう最後。
    暮林さん、柳さん、希実ちゃん、パン屋さんの常連さんたちの今がそれぞれ語られています。
    また、どこかのタイミングで続きがあるといいなぁ。

  • 最終巻。登場人物が多いけれど読めば思い出せる。
    皆のここまでのエピソードの数々。
    話がまとまるというよりはそれぞれのその後、という感じの方が多く、連作短編集の装い。
    そしてここにきてようやく、なぜ真夜中の開店なのかがわかった気がする。

  • いよいよ完結。
    それぞれの「今」の短編でした。

    皆の「今」が「これから」につながる感じがとっても嬉しい。

    こだまが高校生だなんて、
    子どもの成長は早いなぁと実感。

    ソフィアさんも班目氏も
    あー、懐かしい、そんなことあったよね。

    希実が希望を持って生きているのが嬉しい。
    そして恋愛ができたのも嬉しい。

    好きなシリーズでした。

    出会えて感謝です。

  • のぞみをそっと優しく包み込む大人達。それぞれの個性がありながら見事なアンサンブルで一体感を生み出す。これで終了らしいがまだまだ閉店時間には時間があるよ。

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真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 (ポプラ文庫)の作品紹介

真夜中に開店する不思議なパン屋「ブランジェリークレバヤシ」。希実の母・律子の死から五年の月日が経ち、暮林や弘基の周辺には様々な変化の波が訪れていた。それは、常連客である斑目やソフィアやこだま、美作親子や多賀田たちにとっても同様だった。そしてもちろん、希実にとっても……。累計140万部突破のベストセラー「まよパン」シリーズ、ついに完結!!

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