([お]7-9)真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 (ポプラ文庫)

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著者 : 大沼紀子
  • ポプラ社 (2017年6月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591154823

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([お]7-9)真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 前作の後日譚的な形式で、淡々と班目、ソフィア、弘基、希美の視点で語られる最終巻。

    なんだか外伝的な短編集のように、一歩も二歩も本編から距離を置かれた冷めた感のある内容に少し戸惑いました。もっと大団円的な、大仰なラストシーンを期待していたので……。

    正直、班目とソフィアの話は取って付けたような内容だし、弘樹と希美が付き合いだすとかもピンとこなくて、ずいぶんと雑な畳み方するなぁ、とすら思っていました。

    しかし、エピローグの暮林の話がそうした微妙な印象をすべてひっくり返してくれました。

    真夜中にパン屋を営業する理由。それが明らかになった瞬間、真夜中に開業しているという設定が単なる物珍しさではなく必然だったことを知った瞬間。

    それが本シリーズ通しての印象を決定づけた瞬間でした。いろんなエピソードがありましたが、自分としてはこのシリーズは結局のところ、暮林陽介と美和子のお話だったんだなぁ、と。彼らの優しさに雨宿りする形で、希美を含むいろんな人たちが救われてきた、そんなお話だったのかと思った次第。

    若干寂しくはありますが、かつてのこだまに似た少年が登場するエピローグを読んで、多分これからはすでに幸せになった人以外の、語られることのない人たちが幸せになっていくターンなのかなと思いました。

  • まよぱん完結でこんなにときめきが待っているとは…!5年後の登場人物たちの様子が描かれていてとってもとっても幸せな気持ちになった。それぞれがそれぞれの場所でパンを食べていてパンはどこで食べても美味しいっていうメッセージを感じた完結編でした。あー、パン屋さんのパン食べたい

  • 満足。

    あれから5年・・・という物語の世界。
    斑目氏や多賀田くんソフィーなど脇役の登場人物たちにも、それぞれの人生の主役として変化があり。
    しかし、一番の変化は、やはり前巻からの「ひき」で気になっていたあの二人。

    とくに弘基のターンは、にやにやして読んでしまった・・。美和子さんが女神なら、のぞみはさすずめ現実を生きていくためのパートナーなんだね。
    でれまくっているところは、にやにやがとまらず・・・。
    のぞみちゃんが幸せになったらいいわーと。

    空港でのふたり、そのあとふたりっきりのふたりが読みたいー!とじたばたしてしまった。

    朝5時で終わりなんて・・・・7時とか8時とか・・・でも、朝になったら「真夜中」ではなくなるからダメか・・・。

    ともかく、おいしそうなパンとともに、堪能しました。
    さ、帯についていた特別篇に応募しよう。

  • 最終回。みんなが幸せになれた気がしました。
    時間が立ってみんなが幸せのポジションを見つけた感じです。
    希実も弘基といい関係になり、なによりもこだまの変化がすごいなと実感。

    パンを食べるから幸せなのか。幸せだからパンを食べるのか。幸せにもきっと仕込みが必要なのだと思う。誰とたべるか、ひとりで食べるか。
    ひとなんか自分が生きてきた世界の基準でしか、なかなか物事をはかれない。だからいっしょに笑ったり、泣き合えるひとに出会えるって奇跡なんだと思う。

    うーん、最終回なんだよね。

  • 終わっちゃうのが悲しいなぁ…と、思いながら読みました。

    登場人物達の総決算な今作。
    総決算に終始した短編集のようなこの巻は、閉店前の朝の雰囲気と似てるのかなぁ…と思ったり思わなかったり。


    一本の物語を期待していたので、ちょっとだけ期待ハズレで星3つ。

  • スピンオフって感じで、希美、クレさん、弘基、班目氏など主要人物の短編スピンオフで、予想以上に楽しめた。
    初っ端から、班目氏が結婚?!お子さん!?と、読んでない巻があったのでないかと思ったほど。

    このシリーズも長いので、忘れている部分もあったけど、そんなことは気にならないほど、引き込まれた。
    希美や班目氏の心の葛藤も共感できたし、弘基がカッコよくて身悶えするし、ラストのクレさんの話は、こーきたかとうなるほど。クレさんらしく、真夜中のパン屋さんシリーズが、きちんと集約された気がした。

  • シリーズ完結。忘れている事があったりで少し戸惑った。まぁおおむね楽し。 2017.6.19

  • 無茶でも無理でも
    決めればいい。
    無茶でも決めれば
    決めたことが道理になる。

  • クレさん、弘基、希実の「真夜中のパン屋さん」6年をかけての完結巻。彼ら3人を含め、家族の不和や孤独を抱えてここに集った人々が、全巻から5年経ってそれぞれが迎える人生の転機や決断。家族を作ることへの不安や人を愛することへの違和感、人と人をつなぐことへのためらいを感じても、より良き決断を試みる。
    かつてクレさんが言った「パンは世界を救う」という言葉は間違ってはいない。それぞれを繋いだのはパンであり、彼も愛した人にパンによって救われたところもあるから、これからも夜に向けてパンを焼き続けるのだろう。長い間ありがとう、と言いたくなった。

  • 午前五時はもう真夜中ではないだろうと悪態をつきつつ、発売と同時に買ってしまうのだから、好きなのは隠せそうもない。物語としては前巻で完結しているが今作は彼らのその後の物語である。驚きと喜びの連続で読み応え満載。読んで良かった。
    あらすじ(背表紙より)
    真夜中に開店する不思議なパン屋「ブランジェリークレバヤシ」。あれから五年の歳月が経ち、暮林や弘基には様々な変化の波が訪れていた。それは常連客である斑目やソフィアたちにとっても同様だった。そしてもちろん、希実にとっても…。「まよパン」シリーズ、ついに完結!!

  • ついに完結…!
    1巻発売からずっと追っかけてたシリーズだけに感慨深いな。
    今回はいつもみたいに1個の話を書くのではなく短編形式だった。
    1人につき1章。

    ソフィアさんも斑目氏も幸せになって良かった。
    というか、斑目氏が結婚して一児のパパになってたことにびっくりだ。
    綾乃と結婚したのか~。
    娘の百葉子ちゃんは見た目は綾乃似だけど中身はガッツリ斑目氏似で笑った。
    そんな百葉子ちゃんが多賀田に一目惚れしたとこも面白かったな。
    というか多賀田はシンガポールに移住してたという超展開っぷりでびっくりした。
    佳乃とくっついててちょうど妊娠してるとき。
    子供が苦手みたいだったけど、百葉子ちゃんと接してからは子供に対して免疫もばっちり過ぎるくらいに出来てたから良いパパになりそう(笑)

    弘基もかなり状況が変わってた。
    両親の借金を肩代わりをして金を稼ぐために店を辞めて、フランスに渡ってた。
    しかも、三年も滞在することになってたし、孝太郎と同居してるし、強盗事件に巻き込まれてるし。
    弘基ほんと波瀾万丈すぎる。
    てか、孝太郎も孝太郎でなんで弘基と?
    希実との仲を割くためなのか、それとも弘基が浮気しないよう見張ってるのかどっちなんだろうか。

    希実と言えば、弘基と付き合ってて恋人になってたから多少驚きもしたけど、収まるとこに収まったかな。
    弘基は結構希実のこと意識してるなーって描写あったけど、希実もだったなんてな。
    弘基の告白がまたアッサリしすぎててらしかった(笑)
    告白というかあれプロポーズだよなとにやにやしてしまった。
    うまくいけば毎日って、ねえ?
    でも、そんな弘基にクレさんがマジに念押しをしてたのがまた面白かった。
    弘基も思わず敬語使ってたし。
    でも、2人がちゃんとくっついて良かった。
    実父である篤人に希実が短期留学中に会いに行ったけど、弘基がいるから不安定な状態にならずに済んだ。
    希実、大学進学してすぐ不登校になっちゃったからああいうのはちょっとしたことでぶり返してしまうからなぁ。

    最後の美作医師が店を手伝ってたのにはかなり驚いた。
    まさか手伝うとは…。

  • 真夜中に開店する不思議なパン屋
    「ブーランジェリークレバヤシ」。
    5年の歳月が経ち、暮林や弘基には
    様々な変化が訪れていた。常連客である
    斑目やソフィアたちにとっても同様だった。
    そして、希実にとっても…。

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([お]7-9)真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 (ポプラ文庫)の作品紹介

真夜中に開店する不思議なパン屋「ブランジェリークレバヤシ」。希実の母・律子の死から五年の月日が経ち、暮林や弘基の周辺には様々な変化の波が訪れていた。それは、常連客である斑目やソフィアやこだま、美作親子や多賀田たちにとっても同様だった。そしてもちろん、希実にとっても……。累計140万部突破のベストセラー「まよパン」シリーズ、ついに完結!!

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