銀座浪漫通り 四月一日亭の思い出ごはん (ポプラ文庫ピュアフル か 7-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591157091

作品紹介・あらすじ

一期一会の人情ごはん。
気鋭の作家が描く連作短編集。

あの日、ぼくは初めてあやめさんを食事に誘った。銀座裏通りにある、小洒落た建物の「四月一日(わたぬき)亭」へ……。オムレットにメンチボール、カットレット、特別な日に食べるホワイトライス――誰かと一緒に食べる料理は、じんわり心に沁みてくる。大正末期、日本が自由で穏やかだった時代。懸命に、ひたむきに生きる人々が集う、美味しい西洋料理店。

感想・レビュー・書評

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  • 結構グッとくるいいお話でした。

    大正時代、銀座の裏通りにある西洋料理屋「四月一日亭」。
    そこを舞台に、登場人物が前後しながら最後には繋がっていたって感じで収まりがよい感じ。

    この時代って結構憧れてた時代だけど、やっぱり生きていくには苦しい場所も多く考えさせられる。

    「四月一日亭ものがたり」の表紙の方が好きだな。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ、東京育ち。日本大学芸術学部文芸学科中退。日本推理作家協会会員。2009年、『山姫抄』(講談社)で第4回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。『泣きながら、呼んだ人』(小学館)が盛岡のさわや書店が主催する「さわベス」1位を獲得。2011年に刊行した『嫁の遺言』(講談社)が多くの書店員の熱い支持を受けベストセラーに。その他に『蛇の道行』(講談社)、『四月一日亭ものがたり』(ポプラ社)、『ひかげ旅館へいらっしゃい』(早川書房)、『ごめん。』(集英社)など。昨年刊行した『カスタード』(実業之日本社)は奇跡と癒しの物語として多くの読者を勇気づけ、本作はその続編にあたる。不器用だけど温かな人情あふれる物語には、幅広い世代にファンが多い。

「2022年 『ロータス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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