- Amazon.co.jp ・マンガ (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592112457
感想・レビュー・書評
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※感想は第7巻のレビューに。
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出家しようと向かった尼寺で、兵部卿宮の二の姫が苦しい恋心から出家しようと駆け込んだと聞き、説得する瑠璃。
その夜、瑠璃付き女房の小萩が密かに出した手紙を受け取った高彬が慌てて駆けつけたことで瑠璃の出家はご破算に。尼寺という場所柄を弁えずに2人で愛を語り合っていたところ、瑠璃の家である三条邸が放火され、呪詛状までもが発見される。
入道事件の残党の犯行と考えた高彬は、恨みを買っているであろう瑠璃を安全な後宮へと送り込む準備を進める。
一方、瑠璃は尼寺での二の姫の言動から犯人を知っていると確信して話を聞きに行き、謎の僧の存在を知ることとなる。 -
吉野君から託された朝霧という言葉は、大皇の宮の妹姫の失踪事件を指していた。瑠璃は吉野君が陰の御落胤であること、そして吉野君の哀しい現実と思いを知るのだった。すべてが手遅れにならない前にと吉野君のもとへと向かう瑠璃だったが、帝・鷹男に召され参内した後だった。そして帝を捜す瑠璃が見たものは高彬に斬られる吉野君の姿だった。
謀反が露見し護送された吉野君を救い出すべく瑠璃は急ぐのだった。火の手のあがる寺に潜入し、瑠璃は吉野君を見つけた。罪を償うために死のうとしていた吉野君に瑠璃は「生きて」というのだった。
吉野での再会を約束し、吉野君は瑠璃の桂(うちぎ)を着て北へ、瑠璃は吉野君の衣を着て東へと逃げたが落馬し重症を負うのだった。
瑠璃は自分の怪異の噂と療養のため、そして吉野君を待つため吉野へ来ていた。そんな瑠璃のもとへ高彬が訪れた。高彬は通法寺の事件の時、瑠璃の吉野君への想いに気付き影ながら瑠璃に協力していたのだった。高彬の母上からの婚約を白紙にするという文にもかかわらず、高彬は全てを知っていて変わらないやさしさで瑠璃を抱きしめてくれるのだった。
高彬ジャパネスク・ミステリーの巻
ある日、謀反僧・唯恵を見たと言うものが現れ、噂は広がり帝の耳にも届いてしまった。心悩ませる高彬だったが、なんと謀反僧が高彬の命を狙ってきたのだった。しかし、その事件に隠されていた真実は・・・。