- Amazon.co.jp ・マンガ (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592113034
感想・レビュー・書評
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帰省中に再読。第3話「夜ごとの魔女」シャールの家庭教師だったセレムが、ロサンゼルスにやってくる。二人はとても仲が良かったはずだが、ある諍いがもとで今は気まずくなっているらしい。ふてくされたシャールは夜の街へ出かけ、そこで謎の美少女アリスに誘拐されてしまう。アリスはマフィアのボスの娘らしく、砂漠の一軒家にシャールを拉致監禁、ただ目的は、寂しいから遊び相手が欲しかっただけ。しかしセレムやバトラーはシャールの失踪に異常なほど警戒を強め、ジェルたちもシャールを探すが・・・。
やっと回想シーンではなく本物のセレムさんが登場!!ああ良い男だ・・・!(私は断然セレム派)沈着冷静、知的で穏やか、シャールに対してだけドS、でも過保護。黒髪長髪で民族衣装が死ぬほど似合う。切れ者だけどシャールの影に徹していて、現代風にいうなら、執事キャラ的な感じかな。
この3話でようやく、シャールの正体(アラブの石油王ではなく王族の息子で父親は時期王位継承者、母親はイギリス人女優のシェリル・ドレイク)をジェルくんが知ることになる。
10代の頃の自分はとにかくこの巻で一番泣いた記憶・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シャールが誘拐されて救出されるまでの話でした。
シャールの抱える心の闇に私も共感できるから泣きそうになりました。
色々軽口言っていたりバカなことばっかりしているけれど心のうちは寂しいんですよね。
信頼できる人を求めていながらどうせ自分のことなんか見ていないといじけるシャールの周りはいつの間にか気にしてくれる人がたくさん。
シャールがそれに気づいたシーンも感動しました。 -
これを初めて読んだころ、たぶん私は砂漠を歩いていて、迎えに来てくれる誰かを求めていた。何度読んでも泣いた。