朱鷺色三角(トライアングル)1 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (1985年1月1日発売)
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本棚登録 : 110
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592113935

感想・レビュー・書評

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  • 帰省中に再読。
    1巻収録は、昭和59年LaLa掲載の前後編読み切り「蛍たちは嗤う」収録。この作品が好評だったため、シリーズ化されたんですよね。今読み直しても、傑作。シリーズ中でも一番好きな作品。

    母リンダを交通事故で亡くした高校生・穂津見霖は、幼い頃亡くなった父の実家で当主が亡くなり、直系の孫である彼を探していることを弁護士から知らされる。穂津見家は瀬戸内海に浮かぶ蒼島にあり、代々島の当主として権勢と莫大な財産を誇っていた。霖は祖父の死により、その莫大な遺産の大部分を相続することになるが、親戚たちにはそれぞれの思惑があり、やがて連続殺人事件が勃発。犯人は誰なのか、そしてその狙いは…?

    遺産相続をめぐる親族同士の連続殺人事件ミステリーであると同時に、実は海賊だった先祖から穂津見の直系のみに遺伝する超能力というSF要素も組み合わされた伝奇ロマン。そこへ近親相姦による異母兄弟などドロドロ要素と、バスケ少年だった霖の青春要素なども絡んでくる。

    なんといっても魅力的なのは、霖の従兄(実際には異母兄)の零治。マタタビよばわりされるのも納得のフェロモン垂れ流し系。かつ、屈折していながら根は優しい、二次元で間違いなく超絶モテるタイプ。シリーズ通して読者人気は主役の霖より上だったかも。

    そして祖父の妾経由の孫である小学生・蕾。直系でないにも関わらず、一族で最も強い超能力に目覚めてしまった関西弁の少女。親には捨てられ、親族から毛嫌いされ、分け隔てなく優しい霖にだけ懐く。

    終盤の津波テレポートの場面は圧巻。零のために全て捧げようとした実母・霧江の狂気が恐ろしくも切ない。

  • 全5巻

  • 中身はまるっと「蛍たちは笑う」。
    最初、掲載誌で読んだとき、
    まさか後々長期連載シリーズになるとは思いもしなかった。
    ちなみに、後の展開に思い入れはナシ。
    個人的には『朱鷺色三角』の序章ではなく、
    「蛍たちは笑う」という完結した作品だと思っている。
    いや、そう思いたいし、思った上での☆5つ評価。

  • 全5巻。樹なつみのこの頃の作品愛してます。

  • 花とゆめ系って全然読んだことなかったのに
    なんでこの作品を知ったんだろう?

    この作品で樹なつみさんを知った



    サイキック(八雲立つは超能力じゃないけど)
    代々続く血の因縁等

    後の作品「八雲立つ」と相通じるものが


    この方の描く男子は白髪男子より
    黒髪男子の方がヘンな色気がある


    引っ越しの時だかに処分してしまった
    今になってハゲしく後悔

    古本屋で買おうかな

  • 【完結済】<全5巻>
    他のこの作者の作品と比べるとイマイチかな。
    霖(りん)と蕾(つぼみ)二人の絡みが面白いのに、零中心の話が多くて……
    詳しい感想は続編のパッションパレード朱鷺色三角?(全6巻)にて

  • 全5巻

  • 全5巻

  • 母は強し?

  • 超能力、怪奇現象、複雑にからみあう血縁者、一族
    八雲立つでも描かれるような世界観の前身的作品。
    小学生の時ぐらいに読んだけど面白いと思った。今でも好きな作品の一つです。

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