銀のロマンティック…わはは (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592118046

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに引っ張り出して読んだ。初めて読んだのは、雑誌連載時だったような気がする。当時、オリンピックのフィギュアスケートで日本選手が活躍する日が来ようとは、夢にも思わなかった。1986年7月25日第1刷発行。定価360円。
    収録作品:「銀のロマンティック…わはは」、「パセリを摘みに」

  • 2017.10.7市立図書館(次女)
    笑うミカエル以来ひさびさ。ミカエルがおもしろかったので作者の名前で借りてきたのかな?
    バレエ畑の落ちこぼれ更紗とスピードスケートの期待のエースだったのに怪我でドロップ・アウトした忍が即席でフィギュアスケートのペアを組んで日本に世界にいどむ。1986年(30年前!)の作品、すなわち伊藤みどり(女子選手初トリプルアクセル)登場以前で、女子が成功させるのも夢の時代にペアで四回転にいどみ、そこに感動を呼ぶ「芸術的」「美」とはどういうものか、という苦悩をからめて空前絶後の伝説をえがくというファンタジー。これはフィギュアスケートファンの間では有名なマンガなのだろうか…ともかくも日本にペアが少ないことから始まって意外といろんな(30年たった今でもまだまだ解決したとはいえない)論点が盛り込まれていておもしろかった。
    併録短編「パセリを摘みに」、川原泉らしいおもしろさ。

    文庫版は「甲子園…」に入っている模様。

  • ポチが飛ぶなんてありえないエピソードも。いまとはスケート環境が違うので、満点にはとどかず。画力のなさを逆手にとり、省略の効いた名作となった。

  • 短編の中では一番好きかもしれない『銀のロマンティック…わはは』
    バレエとスピードスケートという違う畑から、フィギュアのジャンプに挑戦して、ペアになって、先へと進む二人が面白くて、すごくて、最後は切なくて
    二人のやりとりも面白いし、二人の関係も好き

    あと、芸術や美学で作り出された美ももちろん美しいけど、何気ない日常にある美や、深く考えずに純粋に楽しんでいる時の笑顔の美しさも綺麗っていうのが好き


    『パセリを摘みに』はストーリーを全然覚えてなかったんだけど、これも結構好きかな でも何度読んでも思う 何でパセリ?笑
    柿ノ本の姉妹がいつ嵯峨宮の兄弟を男兄弟みたいな感覚じゃなくて、恋愛対象として見てることに気付くのか、とかその先もちょっと見てみたい気がしないでもない

  • くわーいいはなしだ
    僕もぼんやりしたお嬢様に生まれたかったze☆

  • 初めて手にとった川原作品。
    おとぼけながら繊細な作風とちょっと埃っぽいセンスが逸品。
    今でも新巻がでるのはありがたい限り。

  • 小学校の頃に、タイトルにつられて買いました。
    自分の意志で初めて買ってもらった漫画じゃないかなぁ。

    川原泉さんの漫画は好きな作品が多いけど、
    この漫画が一番好きかもです。
    三つ子の魂…というやつでしょうかw

  • #booklog はじめて読んだ十代のときから何十回も読んだ。川原作品に出てくる女性主人公は、強いのにどこかすっとぼけている。男性主人公はすっとぼけているのに結局強い。  
    そうして作品全体がすっとぼけているのだけど、ああ本当によかったねこれでよかったねとしみじみ納得する。 
    川原泉の少女漫画的にはうまくない絵にも納得する。
    リアリティのなさを雑学と文字の多さでカバーしてるのにも、なんだったら、尻窄みハッピーエンドがパターン化してるのも納得してしまう。 
    だってそれが川原泉作品だから。 
    そんな川原泉作品郡のなかでも、この作品は「笑う大天使」と並んで全体としてバランスがとれた傑作だと思うのだが、傑作という大層な誉め言葉を贈るのが照れ臭いような妙があるのだ。 
    この作品のタイトル「銀のロマンティック・・・わはは」の「わはは」の部分こそが、川原泉作品のそんな妙を表しているように思う。

  • 川原泉のコミックは必ず買ってた。今さら文庫買いなおすのもなあー

  • なんだかちょっと切ないギャグコメディだった覚えが。

    ペアで笑顔で4回転跳んじゃうんだよね。
    でももうフィギュアできなくなっちゃうんだよね。確か。

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