ホーリーランド 1 (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 689
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592137412

感想・レビュー・書評

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  • 気弱な一方めちゃくちゃ強い引きこもり主人公の設定と丁寧な戦闘解説はボクシング漫画として面白い、と思うが絵が下手なので続きを読んでいない。2巻くらいまで読了。

  • [暴力はいつも痛快な結果が待っているわけではない / ふるう方もふるわれる方も大きなリスクを負うのだ]

    ◎抜粋部分感想
    「痛いか? お前を殴った俺の拳はもっと痛い」論はあながち間違いでもなかったんだな…。物理的に。

  • 昔、途中まで読んだので改めて最後まで読了。

  • 森さんで1番好き。みんな絶対シャドーボクシングするやつ。

  • ボクシングの基本ワン・ツーってやつだフツーこれで終わっちまうゼ 聞いて即座にやれりゃー苦労はねーよ…動きが体に染み付いてなきゃ無理な芸当だぜ…出来ればよっぽど運がいいか…天才だな‼︎ バンビー普通の奴だと思って油断した… イヤ〜ん♡一途っ 大胆発言 モテモテだよー 下北不良狩りボクサー それは高揚だったんだ感じた事のない高まりだった 僕は彼処が怖いだけどこの、高鳴りが僕をまた夜の街に引き寄せるんだ 助けられた村娘か? 神代ユウ 伊沢マイ 金田真 コギャルが制服でダンレボ 岩戸 内輪揉め TVで見る半裸のリングの中じゃあ柔道は実力の半分も出てねぇな…極めつけに体力が全然違う毎日反吐吐くほど鍛えまくってんだよ…そこら毎日ブラついてる不良なんかはまず話にならねえ…わけなく投げられちまう…んで叩きつけられる先は…ここだ‼︎畳でもマットでもねえ!コンクリートの上なんだ…締めや関節技なんかよりよっぽど怖ぇぇよ…一発で終いだ…謝る暇さえ無いんだからな! 鑑別覚悟で徹底的にやれ! 庇って 街道近くのパーキング 伊沢マサキ 路上の喧嘩はファーストヒットが全てと言っても言い過ぎじゃねぇ 掌底 脳震盪 三味線ひいてたとは思えねぇ… 倒した時に追い打ちをかけるんだったな 柔道の組手争いの攻防は実に熾烈なものでそのハンドスピードは他の格闘技となをら遜色はない 下がる足より追う方が速ぇんだ 痛みは僕の日常だ チャリ=警官 僕が怖いのは痛みじゃない 何より恐ろしいのは…本当に怖いのは…何処にも居れなくなる事…この世の居場所をなくす事だ スイッチしてカウンターを入れやがった‼︎ 拳立てや砂袋 海鳳高 インターハイ 中指が脱臼 街はお前らを認めねえぜ 世田商のヨシイさん 保護観察処分中 日常の泥濘に戻った 命…これから先自分の命を感じる瞬間なんて一体どれ位あるんだろう 吉祥寺=ジョージ 裏に入って目の届かなくなった暴力は更に危険になった

  • それぞれの格闘技がストリートでどのように機能し、どのように「使える」のかという男子ならば一度は議論したシチュエーションを再現。プロットは月並みだが。

  • 森恒二さんの漫画は面白い…一貫して暴力が描かれているんだけど、暴力にとり憑かれながら暴力を生む人間の心とは何ぞや、って作者が考察した結果、作品が生まれている気がする。自殺島には粘着質な、鬼畜な暴力性と防衛本能としての暴力の2種類が描かれていたが、一貫して「乾いた」感じがする。

  • ちらりと覗いた新聞の書評(だったかなあ)に載っていてちょっと気になった漫画。
    要約すれば、ひどいイジメにあっていた主人公のユウが、その現実から逃れるためにボクシングのパンチ(左ジャブ)をただひたすら家に閉じこもり練習していたことから始まる物語。

    ユウにとって世界は自分の小さな部屋だけ。学校も、家も、自分の居場所ではないと感じていた。
    蔑み・同情・憐憫という色眼鏡を通して自分を見る周囲の人間から逃げるように、夜の街(下北沢か吉祥寺というある意味小さな街というのもなかなか設定がうまいと思う)へ出て行く。
    そこでも結局は不良たちに絡まれ、暴力を振るわれたりカツアゲされたりするのだが、もうそこから逃げる場所がユウには見当たらない。そこで、練習していたパンチをふるってみるとこれがあっさり不良が倒れてしまう。
    そしてその街で出会った同じクラスのシンという親友を得、ユウは自分の居場所を守るために今以上の力を身につけることを決意する。


    そんなユウに興味を持つ、伊沢というユウよりも少し年上の、「路上のカリスマ」と呼ばれる少年。
    拳を交え、親交を深め、ユウにアドバイスを与えていく不良たち。
    次々に強敵が出てきては、それをユウが倒していくという、格闘漫画の筋に沿ったストーリーを展開していくが、いわゆる格闘漫画と違うのは、主人公のユウをはじめ出てくる少年達がみんな「自分にとって暴力とは・強さとは何か」と考え続けていること。

    1対1の戦いだ、といきがってみても、しょせんは彼らのやっていることは暴力の応酬。
    最初は左ジャブと右ストレートしかできなかったユウが、伊沢のアドバイスでフットワークを覚え、そのほかの不良たちからさまざまな技を学び、どんどんと強くなっていく様が、全く痛快ではないのだ。
    むしろ、居場所と仲間、そして自分を守るために「強くならなくてはいけない」と切羽詰った感があり、なんとも痛々しい。

    また、全能に近いほど強いとされている伊沢も心に傷を負い、自らの居場所と進む道を探しており、現在単行本ではその伊沢の過去を語っているところである(13巻)。
    強いがゆえに陥る、「強さを手放した瞬間の絶望感」を伊沢がどう克服するのか(もしくはしないのか)、ユウの力はどの方向へ進んでいくのか、これからが見所だ。

    ストーリー中にその「技」を説明するコマが結構でてくるのだが、その中で左ジャブと右ストレートの打ち方のコマを読んで「お、菊姉ちゃん(『リングにかけろ』)の言ってるとおりだ!」と思ってわらってしまった。
    左のパンチだけで空手の有段者を倒してしまうのを見た時も「菊姉ちゃんが、左を制するものは世界を制するって言ってたなあ」としみじみしてしまった。
    わたしの中のヒーローは菊姉ちゃんらしい。

  • 喧嘩で鬱で友情。
    初期の絵が特に好き。

  • ヤンキーが出てくる漫画があんまり好きじゃないのと、絵柄が苦手で続きを読む予定はない。

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著者プロフィール

東京都出身。代表作に『ホーリーランド』『自殺島』『デストロイ アンド レボリューション』など。

「2023年 『創世のタイガ(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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