ギガントマキア (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 529
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592140016

感想・レビュー・書評

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  •  ダークな世界観の中の王道中の王道みたいな主人公がめっちゃかっこよかったです。

     なんか見たことある絵の気がしたら、ベルセルク描かれてる先生の昨日やったとは!プロレスお好きなんかな...?

  • 作画が超リッチな進撃の巨人がプロレスで戦うみたいな漫画……。クソ面白い。幼女ヒロインがバフ効果ある放尿をします。
    未来の地球では行き残った生物がことごとく巨大化して生存を賭けた戦争をしている、みたいな話で、その中でも特に巨人をぶっつぶしていく人間。かなり濃厚な世界観に支えられているので、これも続きが読みたくなるけど無理だろうな……。

  • 巨人戦争(ギガント・マキア)開始!
    正しいSFファンタジー、そして冒険。

    物凄く読み応えのある1冊です。
    (恐らく)数億年後の世界を舞台に、巨大な化け物や亜人種、そして巨人が闊歩する変わり果てた大地を旅する主人公達。
    彼らが出会う亜人とその文化の驚異。そして戦い。
    どんなに違う外見や生活を持つ相手でも、通じるものがある。言葉よりも雄弁に語る技と心がある。
    シンプルですが、熱い肉体言語に心が震えます。

    …っていうか、いきなりプロレス("烈爽(レッソー)")とか予想外過ぎて笑ったw
    でも、亜人(甲虫の外骨格を有する種族)より肉体的に劣る人間が戦うには、関節技か投げが有効という発想は納得がいきます。そして「強さを見せつける」にはプロレスはもってこいだと。


    …思ってたら、プロレスはここだけにとどまらなかったのですがw

    そしてクライマックス。
    まさかの変身。そしてスケールの増した戦い。
    まず変身シーケンスが超燃える。そして戦闘シーンの巨大である事の迫力と説得力を備えた絵。これこそ正しい巨大な者達の戦いですよ。
    大味ではなく、圧倒的な迫力を感じられるのが、実に凄いなぁと。


    出来れば続きが読みたい作品。
    でもベルセルクもあるしねぇ…。1年に1冊、1話でもいいからやってくれたら嬉しい限りです。

  • がっつりSFやってくれてます。
    Fはファンタジーの意味も大いに含めてしまってください。
    文明崩壊後の世界。侵略する巨人。旅する少女と守護の戦士。ちらほら覗くエロス。そして、日本人最大最高のファンタジーである、プロレスラー。
    ぐつぐつ煮えたぎる精神がありますね。
    シンプルにして壮大なファンタジー。

    いいです。
    ベルセルクは、深淵へともぐりこんでいって、課せられる圧力が物語の熱量になっています。
    こちらは、放出発散されるものが、物語の熱量になっています。

    ベルセルク書いてくれよ、と大いに感じながらも満足してしまう始末。
    困ったもんだ。

  • 『ベルセルク』の三浦建太郎が描く異世界ファンタジー。
    現代の文明が崩壊した後(数億年後?)、大災厄を経て変わり果てた世界が舞台。“巨人”(ナウシカの巨神兵的なイメージ)を擁する帝国に挑む青年・泥労守(ルビ・デロス)と少女・風炉芽(ルビ・プロメ)の道中を描く。
    文明崩壊後の世界という異世界ファンタジーなんだけど、主人公はレスラーで必殺技はプロレス技だし、いざとなったらロボット合体するし、『ベルセルク』よりもポップで明るい雰囲気。続きが読みたい!

  • レトロなメカメカしさが満載の『レイチェル・ダイアル』(皿池篤志)とは、真逆とも言えるほど毛色の違う作品ではあるが、この作品もまた、少年の心を捨てきれずに育った男の漫画読みを熱くしてくれるコト間違いなし
    だって、ファンタジー世界で、主人公が巨大化して、バトルの極め技がプロレス技ですよ!?
    世の八割の男性が興奮するでしょ!!
    主人公の泥労守(デロス)が、女性の読み手に受けの良さそうな、線は細いけど実は強い爽やか系の青年などでなく、ともかく武骨で筋骨隆々、気持ちが良いくらいに性根が不器用で真っ直ぐなのだ。好感を持つな、と言うのが無理だろう。正味、私の好みでないのだけど、彼なら「兄貴」と慕ってもイイ
    そんな彼の同行者である、謎の力を持つ美少女・風炉芽さん、彼女が能力も性格も不思議系で、ストーリーを刺激的にしてくれるイイ味を出しているのだ
    私が最も、この作品に震えた理由は、やはり、肉弾戦のリアルさ、そして、作中に登場する技の漢字表記である!!
    帯のコメントを読んで、ほとんどの漫画読みが、「三浦先生、根っからの漫画家だなぁ」と嬉しくなったに違いない
    迫力ある巨人戦争のシーン、ここが特に、この『ギガントマキア』の読み所であろうが、私としては闘技場での泥労守vs雄軍を推したい。男は姿形、人種こそ違えど、拳を交える事でお互いの強さ、信念を感じ取れる、その真理を荒々しく、堂々と描ける漫画家は数少ない
    類を見ない長編連載である『ベルセルク』も質の良い作品である、そう思う一方で、この『ギガントマキア』の続きを描いてください、三浦先生、と懇願っているのは私だけじゃないはずだ

  • ベルセルクの著者「三浦建太郎」さんのマンガ。

    大きな身体と優しい心を持つ主人公「泥労守(デロス)」と謎の少女「風炉芽(ブロメ)」の物語。

    背景の描き込みも凄いが、戦闘シーンが圧巻。プロレス技で相手を倒す所のみ読んでほしい。

  • 現在からおそらく数億年後、大災厄を経て変わり果てた世界が舞台。“巨人”を擁する帝国に挑む青年・泥労守(ルビ・デロス)と少女・風炉芽(ルビ・プロメ)の旅を描くファンタジー。設定はまぁ、要するにナウシカな世界という認識かと。三浦先生の圧倒的画力はナウシカ原作とも通じるところがあるので、雰囲気は似てます。「こんな新作書いてないでベルセルクの方を頼むよ」と思ってましたが、面白い!短編として非常に完成度の高い作品です。ベルセルクが終わったらこれを長期連載したらいいじゃんよ(-▽-)

  • ギリシャ神話+生体科学+プロレス愛!!といった感じの内容。世界が一周まわって太古のティターノーマキアーにまでさかのぼってしまったお話というところ?
    私はベルセルクは未読なのですが三浦さんの知識の豊富さと歴史愛とプロレス愛にひどく感動しました。そのうち余裕ができたらベルセルクも読みたい!!
    プロレスの歴史に基づく泥炉守の人間像が好きだな。風炉芽とのやりとりも最高です!!

  • 1巻で終わるのが勿体ない!!
    それだけの世界の広がりととキャラが揃ってます。

    ベルセルクを書き終えて余力がありましたら続きを描いてください♬

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