大奥 5 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社
4.22
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本棚登録 : 3003
感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592143055

感想・レビュー・書評

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  • 1巻で玉栄が手にかけた若紫がここになって出てくる。
    すごい伏線!!
    まさか1巻のあの出来事が「生類憐みの令」につながるとは・・・!

    赤穂浪士のお話もちゃんと自然に入れてくるところもさすが・・・。
    男女逆転してるのにちゃんと歴史的事件を入れてくるところはさすがだと思う。

    「月のものなどもうとうにきておらぬわ・・・!」のシーンは衝撃だった。
    若く見えるから全然わかんなかった。
    それでも父親のために続ける綱吉が切なすぎる。

  • 右衛門佐の綱吉様への共感と慕情、吉保の執着心も見えつつ、どれも綱吉本人にはしっかりとは届かず…
    壊れきった玉栄と生類憐れみの令のくだりはかなり辛かった。
    歴史をしっかり知っているわけではないのですが、この先もこういった悲しい運命ばかりなんだろうなあ

  • みんな、むなしいなあ

  • 2011/05/09:コミックレンタルにて読了。

  • 有功と玉栄の再会で泣いた

  • 読了:2011/2/13

    若紫…そこに持ってきますか…もう唸るしかない。

    綱吉の狂った高笑いの場面が好き。
    綱吉の孤独と、理解されなさと、自虐が、狂気の笑いに乗せられてこちらの世界に届くかのよう。

  • 男女逆転の舞台装置は二次的な要素に過ぎない。各々の立場ならではの逃げられない矛盾と葛藤、諦め。飛び抜けて写実的とは言えない画風なのに、目つきが異なる感情を雄弁に物語る。黒インクだけの画面なのに自害の場面などは生々しく、血を吸った畳やその匂いが浮かぶほど。
    五巻まで読んで一番リアルだったのは、大奥を牛耳る藤波(男)が声を荒げ、切れ者の加納久通(女)が思わず口を閉ざし、殿方は声が大きいと洩らすところ。普通の大きさでも済む場面で男性が繰り出す大声は、相手をねじ伏せ恐怖感を抱かせる。無力感を感じる瞬間。この漫画で最も現実を感じた部分だった。

  • 憲法を勉強する人にもぜひ読んでほしい一冊。

  • 面白かった!

  • パラレルなのに時代の辻褄あってるし、その時代の人の哀しみが描かれているなぁと。家光には有功という救いがあったけど、綱吉には救いがない。松姫もなくしちゃ甲斐もない。狂うわよね。将軍としても母としても娘としても辛い立場だった。吉宗との出会いが、早ければ救われたのかな?と思ったけれど、史実と違うので思っただけです。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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