- Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592143055
感想・レビュー・書評
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右衛門佐の綱吉様への共感と慕情、吉保の執着心も見えつつ、どれも綱吉本人にはしっかりとは届かず…
壊れきった玉栄と生類憐れみの令のくだりはかなり辛かった。
歴史をしっかり知っているわけではないのですが、この先もこういった悲しい運命ばかりなんだろうなあ -
みんな、むなしいなあ
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2011/05/09:コミックレンタルにて読了。
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有功と玉栄の再会で泣いた
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読了:2011/2/13
若紫…そこに持ってきますか…もう唸るしかない。
綱吉の狂った高笑いの場面が好き。
綱吉の孤独と、理解されなさと、自虐が、狂気の笑いに乗せられてこちらの世界に届くかのよう。 -
男女逆転の舞台装置は二次的な要素に過ぎない。各々の立場ならではの逃げられない矛盾と葛藤、諦め。飛び抜けて写実的とは言えない画風なのに、目つきが異なる感情を雄弁に物語る。黒インクだけの画面なのに自害の場面などは生々しく、血を吸った畳やその匂いが浮かぶほど。
五巻まで読んで一番リアルだったのは、大奥を牛耳る藤波(男)が声を荒げ、切れ者の加納久通(女)が思わず口を閉ざし、殿方は声が大きいと洩らすところ。普通の大きさでも済む場面で男性が繰り出す大声は、相手をねじ伏せ恐怖感を抱かせる。無力感を感じる瞬間。この漫画で最も現実を感じた部分だった。 -
憲法を勉強する人にもぜひ読んでほしい一冊。
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面白かった!
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パラレルなのに時代の辻褄あってるし、その時代の人の哀しみが描かれているなぁと。家光には有功という救いがあったけど、綱吉には救いがない。松姫もなくしちゃ甲斐もない。狂うわよね。将軍としても母としても娘としても辛い立場だった。吉宗との出会いが、早ければ救われたのかな?と思ったけれど、史実と違うので思っただけです。