大奥 5 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社
4.22
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本棚登録 : 2995
感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592143055

作品紹介・あらすじ

五代将軍・綱吉の御台所が、京から呼び寄せた右衛門佐。家光が寵愛した有功の後、長く空席だった大奥総取締の座を手に入れた彼の目的は…!? そして、後継ぎのいない綱吉を巡り様々な思惑が…!? 2009年9月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 日本史で習った5代将軍はさておき、この綱吉は愛しい。
    凝り固まった男女間の関係に対する下克上マンガなんだと思えてきました。
    結局最後にこいつだけは勝ち残る的なバカらしい奴が誰もいないのが素晴らしい。

  • シリーズ第五巻の本書では、五代(女)将軍・徳川綱吉が君臨する元禄時代という設定。前巻のラストで大奥総取締の座に就いた右衛門佐(えもんのすけ)の活躍、愛する我が子を失った綱吉の惑乱と狂気、赤穂浪士の討ち入り(別バージョン)の話がメインとなっています。

    有功(永光院)と玉栄(桂昌院)の再会のくだり。「どうかどうかわしを叱って下され」と永光院にすがる桂昌院。権力を持った桂昌院が玉栄に戻った一瞬。まだ家光がいた頃の若い二人を思い出した。エピソードの最後、一コマなのだが小雪がちらつくシーンの冬の寒さと静けさで、感動がさらに深まった。

    巻の最後にまだ10歳の信(吉宗)が登場。綱吉とのやりとりに吉宗の利発さが見て取れる。

  • 綱吉の男漁りが続く。といってもそれは父や周りの者の希望に答えるため。松姫を喪った綱吉の絶望は深い。右衛門佐に少しでも心のうちを吐き出せてよかったのかな・・・ 

    浅野内匠頭と吉良上野介のエピソード、吉良がおばあさんとなるとガラッと印象変わるなあ。

  • 玉栄が普通のジジイに…

  • 1巻だけ読んでたけど5巻まで一気読みした。
    やっぱり面白いしスゴイ。よく出来てるな~って関心する。
    そして5巻のラストで吉宗が…!気になるーーー!!
    でも言葉とかムズかしくて2回読まないと完全には理解できない。
    絵もきれいでお話もすんごい面白いからこれはオススメ☆☆
    でも褥を共にする…他の人が見てるところで…なんかスゴい世界だ。自分の妻が知らない男とどんどん夜を共にするってスゴイよね。
    でもどの時代もステキなラブストーリーに仕上がってる。早く続きが読みたい!10.05読了。

  • とりあえず一気読み。面白かった!
    男女逆転大奥、とだけ言うと、ちょっとホスト的な感じをイメージしますが(作者が作者ですし)、ストーリーがうまく練られているのもあって、かなり重厚な造りになっています。歴史改変部分の解釈が本当に上手いなあ。このお話が最終的に吉宗の時代にどう繋がっていって、最後にどういう幕引きで終わるのか。
    続きが楽しみな漫画です。

  • 綱吉の代になって、益々ドロドロした展開になっていく。有功が久々に出てきた。

  • 生類憐みの令は老い先短い父上が最後に縋れる細い糸のようなものだ 月のものなどもうとうに来ておらぬわ 浅野長矩の刃傷然り赤穂浪士の討ち入り然り これが吉宗と綱吉のたった一度の邂逅であった

  • ここで
    吉宗と会合しているんだ
    史実と絡める面白さ
    でも
    少しだけずらした
    このズレが良いんだよね
    吉宗って
    ドラマの影響か
    彼を思い出してしまいます

  • 右衛門佐、嫌に処世術がうまいなと思ったら、文字通り生きていくために不可欠な力だったのね…
    しかも、ただの野心家かと思ったら普通に常識人なとこあるし…
    娘の死を悼むことさえさせてもらえない綱吉が、弱音を吐いたことで心を開いていくのかな

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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