大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社
4.29
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592143062

作品紹介・あらすじ

爛熟の元禄の世を支えた五代将軍・綱吉。民からの悪名高き女将軍が、思わぬ穏やかな晩年の中に見つけた一時の夢…。そして、否応なく流れる世の趨勢とは…!? 2010年8月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 老いた綱吉と右衛門佐の、最初で最後の夜。BLの名手よしながの描きたかった究極の男女愛かも。

  • P66~67の桂昌院から打掛から徳子が自由になる場面が印象的。自分に素直になりしがらみや呪縛から解き放たれた時、すでに遅く・・。けど解き放たれ一歩出た時の表情は最高だった。燦然と輝き皆に恋されていたのに満たされていなかったというのも皮肉ではある。
    そして家宣の時代。家宣、間部、左京の三角関係。せつない。悲しい。

  • 家宣がすごくできた人。

  • …生きるという事は_女と男という事は!_ただ女の腹に種を付け子孫を残し家の血を繋いでいく事ではありますまい! 生まれて初めて惚れた女は誰よりも俺を本当に魔羅としか思ってねえお方だったって訳だ_いっそ清々しい程にな

  • 歴史の授業で
    学んだことと
    エンタメとして
    学んでいることと
    何だろう
    歴史漫画じゃないのに
    歴史を感じて
    歴史を学びたくなる
    最後に並んでいる
    参考文献一覧が
    すごく気になってきています

  • 綱吉が死んだ。
    家宣と間部詮房と左京のキャラクターがよくて面白かった。
    江島生島事件ってなんだろう。

  • 綱吉が桂昌院の為を思って従ってきたものを、
    諦めることに決めて自由になる姿を
    打掛を脱ぐことで表現しているコマが美しい。

    右衛門佐の愛情と、吉保の愛情の対比が壮絶だった。
    右衛門佐の「…生きるという事は 女と男という事は!
    ただ女の腹に種を付け 子孫を残し家の血を繋いでいく事ではありますまい!」
    という台詞が沁みる。

    江島生島事件の描写は、陰謀説を取っていることもあり
    非常に凄絶。

  • ようやく読めた。今回は綱吉と吉宗の間をまたぐ話。なかなかに女の業が凄いなあ。

  • 2010-08-21/1巻からここまで購入済み。

  • 離さへん好きや。が忘れられない。

  • 綱吉編ラストから家宣、家継編へ。あちらこちらで吉宗が登場するのが先の伏線でしょうね。ただ、男女が入れ替わっているだけで、細部はともかく、基本的には史実に忠実なので、ストーリー的な目新しさはどうしても欠けてしまう。

  • 爛熟の元禄の世を支えた五代将軍・綱吉。
    民からの悪名高き女将軍が、思わぬ穏やかな晩年の中に見つけた一時の夢…。
    そして、否応なく流れる世の趨勢とは…!?

    第6巻は徳川綱吉の晩年から徳川家宣、徳川家継の時代を描く。第2巻から男女逆転になった経緯を振り返り、第6巻で第1巻の時代に戻ってきた形である。

    専制君主・綱吉の孤独、家宣の名君ぶり、柳沢吉保や間部詮房の忠義など歴史上の物語を男女逆転で描いている。大奥の贅沢が幕府財政を圧迫することが示唆されており、今後の物語への影響が興味深い。

    家宣、家継時代は新井白石の正徳の治として知られる。『大奥』では白石の出番は僅かであるが、家継の教師として鎖国とともに女子が家を継ぐことは本質的ではないと主張させている。物語世界の本質を突いている。

    続いて6代将軍家宣の時代が描かれる
    在位は3年と短いものだった

  • なぜか途中までしかないけど、あるだけ借りる。でも今見たら、7巻まであったな。1~6巻まで読む。しかし、将軍が女で大奥が男ばかりだったなんて、よく思いついたよな。しかし美男子はみんな「きのう何食べた?」の史朗さんに見えちゃう。区別がつかないわ。歴史が好きな人にはいいだろうけど、あんま興味ない人にしたら結局賢い将軍とそうじゃない人との繰り返しって感じで、続きを読むかは微妙。しかし3代将軍から8代将軍の時まで生きてる記録番の人がすごい。そして記録するよう命じた春日局の先見の明がすごい。

  • 歴史苦手でもさくっと読める。

  • 映画で観たストーリーをなぞってゆく。老けているのが映画よりもよくわかるから、余計に切ない。
    綱吉の最期が怖かった。吉保は自分だけのものにしたかったんだなあ。御台も、お伝も、右衛門佐も、皆綱吉に恋をしていた。

    有功が登場すると反射的に涙が…。桂昌院にはイラっとするけど、有功さまの前では小さなかわいい男の子。

    後を継ぐ家宣は謙虚で思い遣りのある立派な人だけど、惜しくも三年で亡くなってしまう。
    この後に続く事件とは一体何なのか気になります。

  • 2015.2.22市立図書館 →2020.7購入
    綱吉晩年〜6代目家宣周辺。
    史実とファンタジーのからめかたが上手だなぁ。
    表紙は右衛門佐。

    ***
    2023年ドラマ10「大奥」(脚本:森下佳子)をみながら読み返している。
    ドラマは第1話が吉宗・水野祐之進、第2〜4話で家光・有功編を描き、第5話中盤から第7話まで綱吉・右衛門佐編でこの巻の前半辺りまできた。原作で重要なコマや台詞はきっちり押さえた上での料理がうまく、綱吉公の最期(=吉保)は原作以上にドラマチックともいえた。第8話はふたたび吉宗編になるので(6代7代については村瀬の没日録が失われているという脚色)、この先の6代家宣と間部詮房、左京らのあたりと絵島生島事件はいつかスピンオフが作られるのを待つことになるのかな…

  • 五代綱吉(徳子)右衛門佐えもんのすけ~六代家宣いえのぶ 勝田左京

    紀州徳川家 綱教~頼職~吉宗

  • 右衛門佐とのお話もそうだけれど、左京も。なんていう切ないお話。間部の話も気になるし、本来の歴史も気になります。

  • 秋本のエピソードが良い。誇れる事ではないけどあの家庭は幸せでいてほしい。

  • 綱吉さんと右衛門佐さんの恋と秋本さんのハッピーエンドは良かった。
    あとは相変わらず上っ面な演出の物語だなぁ…。
    いろいろ盛り込もうとし過ぎて、登場人物の内面の描き方が中途半端な感じがします。

  • 綱吉・右衛門佐編→家宣編。

    綱吉の最期の描写が壮絶だったな。
    ちらりと吉宗が紀州藩主になった経緯が挟まって、家宣編に。

  • 綱吉の時代の終わり。
    皆に恋されていたとはいえ、波乱の人生だったな。

    6代目家宣。
    世継ぎ争いはいつの時代もあるもんだ。

  • (2014-01-10L)(2019-02-24)

  • 5代から6代
    【内容】
    綱吉の晩年。
    跡継ぎ決定。
    右衛門佐と綱吉。
    桂昌院の最期。
    家宣と間部と左京。
    短い将軍職だった家宣。
    (2013年11月10日読了)

  • 結構長かった右衛門佐&家綱編が終了。当初から家綱と百合っぽかった腹心の柳沢吉保が最後の最後で一種の独占欲から家綱を死なせちゃったという(哀)。しかし濡れ紙で窒息死はいやだなあ。たまにシートパックで鼻ふさいじゃうけどすごく苦しいもん(汗)。六代・家宣は賢君で人格者でしたが、わずか3年で死去。

  • 爛熟の元禄の世を支えた五代将軍・綱吉。
    民からの悪名高き女将軍が、思わぬ穏やかな晩年の中に見つけた一時の夢…。
    そして、否応なく流れる世の趨勢とは…!? 2010年8月刊。

  • 早く続きが読みたい。何が正しいんだろ。

  • さて、ついに吉宗まで、来るか、次から。と。にしても、何と言うか、どこか、よしながふみらしくないやもなぁ、という感じもするのだよな。浅いというか。もっと、粘っちいのあってもいいよ、僕は。と、いや、それは僕の個人的な意見なので、反映されないのは重々承知しておりますが。。。(11/2/7)

  • あまりにも新刊発売が待ちきれなくて、発売前日に書店をハシゴして購入。

    時代は五代将軍・綱吉から六代将軍・家宣、そして八代将軍・吉宗へ…。
    もう若くはない綱吉と大奥総取締役・右衛門佐との物語。そして、秋本が将軍の代替わりを機に妹のもとに戻るくだりが好きです。

    それぞれの将軍も個性的に描かれてるけど、柳沢吉保や間部詮房など、各将軍に仕えた側用人達についてのエピソードも読み応え十分。

    この6巻から1巻の冒頭につながる部分もあって、計算されつくしたストーリー構成に、感心することしきりです。
    まだ新刊出たばかりだけど、次巻がホントに待ち遠しい。

    10月に、柴崎コウと二宮和也の演で吉宗編が映画化されますね。こちらも期待大。

  • 映画にもなりました、大奥。
    もともとよしながふみさんが大好きで、その流れで読みました。
    この方の書かれる男はほんとに色っぽい!!

    一巻からずっと読んでますが、綱吉が好きなのでこの六巻を本棚登録してみました。
    ああいう女にはなれないしなりたくないと思うんだけど、憧れる。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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