大奥 10 (ジェッツコミックス)

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  • 白泉社 (2013年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592143109

大奥 10 (ジェッツコミックス)の感想・レビュー・書評

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  • 作中最後の黒木さんのセリフに尽きる。

    赤面疱瘡という病に対して懸命に立ち向かう者達を、あざ笑うような結末。余りにも残酷。
    しかし、だからこそ心を打たれる。

    「地位や金より、人からありがとうと言われるのが大好きさ!」
    胸を張ってそう言える人々が報われる時代は来るのかと、考えてしまう巻。

  • ひとつの時代が終わり、歴史は逆転する。

    ワクチン接種…折しも先日してきたばかりです。平賀源内の最期に涙。

  • 凄い、としか言い表せない自分の語彙の貧困さに眩暈がする。

    その位凄みのある物語になったと思います。
    連載開始当初は、当時流行っていた大奥の男女逆転ものとして、手堅く人気の出るものを持ってきたなと穿った見方もしておりました。
    最初から男女逆転の理由付けとしての設定はしっかりしており、ただ流行を真似ただけの作品ではない事は良く分かっていましたが、まさかこれ程素晴らしい物語となるとは、いい意味で裏切られた感があります。
    この先の展開が本当に気になります。

    この巻では努力が正当に報われないやるせなさが描かれていますが、こう言った人に貢献する仕事をしたのに報われない、評価されない、感謝されない人生を終えた人の物語は、それだけで胸を打ちます。

  •  相変わらずの「よしながふみさんカッコイイ」である。
     「ありがとう」という言葉がほんとに素敵に見えてくる。こんな素敵な漫画書いてくれてありがとうございます。

     そして最終ページ付近でこれまでとは違う流れが起きつつある……。ぞわぞわします。
     徳川家の系譜を調べてみたら、ほんとに終わりに近づいているんですね。
     でも、物語としてはどんな終わりを迎えるのだろう。想像がつかん。

  • 家治が死去し、家斉が即位。

    田沼意次の失脚と平賀源内の死亡によって、赤面疱瘡の予防法が確立しそうなところで強制修了がかかってしまう。

    政治って怖いねぇ。

  • 種痘によって、江戸城内のみ赤面疱瘡の沈静化に成功。
    あくまで、江戸城内・大奥内での話であって、日本国内では未だに猛威に震える日々です。

    赤面疱瘡の治療を権力の奪取に使うか。純粋に病気の根絶を目指すのか。
    その目線の違いが、最後の叫びなんでしょう。

    技術革新は、どんな時代でも権力者の指先一つで進む方向が変わるものですが。
    赤面疱瘡治療に関しては、たまたま使えるものがあったからりようした、という印象がぬぐえません。そのせいで、青沼や源内たちの人生そのものが報われないです。

    目先の利益追求した結果の徳川家斉。この将軍就任が、この先どうなるんでしょうね。久しぶりの男将軍。
    このまま男の歴史になるのか。女の歴史になるのか。

    とりあえず、「白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼恋しき」の時代が来るわけだ。
    松平定信の、田沼意次への個人的感情のしこりもわくわくします。

  • 思えば「理不尽」が『大奥』のテーマなのだった。
    それはきっと、このよしながさんの逆転設定のマンガだけでなく、
    昔のテレビドラマを観た人の胸に生じただろう、
    「何故!?」
    っていう問いかけから始まっていたんだろうなって思うん。
    理不尽は世界に満ちていつもすぐ側にある。
    でもその中にあって状況を変えていこうとする意志たちは美しい、
    それが描いてあるマンガだと思いました。

    そして逆転の逆て…ええっ《゚Д゚》!!

  • これはさすがに面白いす。江戸時代も終わりに近づいてるけど、赤面疱瘡もいよいよ抑え込める手がかりが見えてきた感じで。でもやっぱり正体は感染症で、対策はワクチンになるんですね。

  • 大奥にて始まる赤面疱瘡研究と、それに反して湧き上がる田沼意次排除の動き。実在の歴史上でもとかく悪役扱いされる田沼親子だが、本編でも描かれたように決して名声を得て贅沢三昧というわけではなかっただろうに。同じように田沼意次を客観的に評価したマンガに『七つ目小僧(平賀源内解国新書)』(石ノ森章太郎)があったことを思い出したが、こちらのキーパーソンも源内だったな。

  • 10巻は田沼意次の失脚を描く。田沼の庇護のもと赤面疱瘡の研究をしてきた人々も一斉に粛清され、赤面疱瘡根絶への希望は大きく後退する。その一方で克服の可能性は確かに高まり、その流れの中で11代将軍 徳川家斉が誕生する…というところで次巻へ。
    いよいよ終わりに向けて動き出した。残りはあと2、3巻といったところか。おそらくこのまま現代の日本と接続され、男女逆転は歴史上なかったことにされるはず。男女逆転をそのまま続け、現代日本とは異なるありえたかもしれない日本の姿を描いてほしいところだけど、それは展開上難しいか。ありえたかもしれない日本の姿を、可能性としてどれだけ盛り込んでいけるかが今後の焦点。

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大奥 10 (ジェッツコミックス)の作品紹介

男女逆転の根源、“赤面疱瘡"──。その病に、敢然と立ち向かう人間たちが、いた。青沼、平賀源内、田沼意次…同じ志の許に集う者によって、病の謎は解明されるのか!? 2013年10月刊。

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