3月のライオン 2 (ヤングアニマルコミックス)

著者 :
  • 白泉社
4.22
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感想 : 362
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145127

感想・レビュー・書評

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  • 勝負の世界なんだけど対戦相手のことを気にすまいとて気にしてしまう零の葛藤が印象的な2巻。
    ついにどこかへ駆け出し大声で独りモヤモヤを絶叫する姿に、こういう衝動ってあったよね〜って、忘れかけていたような瑞々しくもあるあの感情を思い出したような気がして、なんだか読んでるこちらもすっきりした。

  • 「『勝つ理由が無い』といいながら負けると苦しいのは何故だ 中途半端だ僕は」
    思い悩む零が、棋士歴40年で引退間際の松永七段へ問いかけた言葉。
    「将棋 好きですか…」への、
    「そんなっ言葉なんぞで言い表せるものかっ」って答えがきっとすべてなんだろうな。
    ラストの叫びも素晴らしかった。あれは二海堂が解説中、零に訴えた気持ちでもあるよね。

    「『潔い』のと『投げやり』なのは似ているけど違うんだ!!」
    二海堂のこの言葉も胸に突き刺さった。将棋に真剣になるということは、人間と真剣に語り合うということなんだと。
    高橋くんとの「逃げたりサボったりした記憶を失くしたかった」って話も印象深い。零の世界が少しずつ広がっているのが心地いい。

    シリアスなシーンだけでなく、川本家での将棋基礎講座もわかりやすく可愛くてとてもよかった。あと、松永七段戦での穴熊が出てきちゃうところも笑った。
    将棋の面白さだけでなく、棋士としての生き方から青春まで、いろんな角度で楽しめる作品だと感じる。

  • ああ、なんてことだ。やめられない!

  • 各話の扉をつなげるとお話になるのね

    零は、中学生でプロになったエリートですが、伸び悩んでいる?
    背景が写真(2万枚)からのトレースだそうですが、ぬくもりを感じさせるところは、さすがです。

  • お気に入りシーンは、メックでの高橋くんとの会話。「逃げなかったって記憶がほしかった」の台詞が、すごく心に響いた。自分が逃げたりサボったりした事は本当に自分が一番分かってるから、後悔しきれなかったり次に繋げられなかったりする。勉強でも人間関係でも、一つ一つ真摯に向き合いたい。

    肉球パンチをおみまいするニャー

  • 作者の思いがすごくて書き込みがすごいです。
    よく見ると猫がふくふくしてたり、何度読んでも楽しめそうです。

    心友、二階堂のテレビでの桐山に対する叫びが印象的です。
    最初見たときは、友達なら直接いってあげなよって思いましたが・・・
    二階堂君もちょっと変わった人のようです。

    将棋が好きで普及させようとする二階堂や、
    C1から降級しそうでもプロにしがみつきたい松永さん。
    幸田兄弟や安田さんのように将棋が嫌いで憎んでる人たち。

    将棋が心から好きな人たちと心から憎んでる人たちが
    ごっちゃにでてくる混沌の巻でした。

  • 第2巻。
    ひなちゃんの可愛さが際立つ巻でした。
    明るくて表情がコロコロ変わって、でも実は人の気持ちを察して気遣える。素敵だわ。。

    そして、零くんはこの頃からひなちゃんに少しずつ惹かれてた…のかな?

    そして、二階堂くん、零を親友として檄を飛ばすその熱さ、ひなちゃんももちゃんに将棋を分かりやすく教える面倒見のよさ、いい味出してるね。

    さらに、香子…うん、あまり好きになれないです。零の心を乱さないで!

  • 小説を読んでいるような感じだった。「三月のライオン」というタイトルの由来がコラムにあり。新しいキャラクターも登場して面白くなってきた。二階堂が好きです。

  • 2巻に入って物語としての流れが見え、いい作品に出会えた予感が持てました。プロ将棋の厳しさも描かれましたね。丁寧で繊細な運びにリアリティーがあります。でも、零は、まだ高校生というのに孤独が深いですねぇ。これだけ繊細なので、あかり姉さんやひなたちゃん、親友(?)の二海堂くんが登場するシーンでは心が救われます。

  • 進められて読みましたが、コレは私的に普通・・・

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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