3月のライオン 6 (ヤングアニマルコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145165

感想・レビュー・書評

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  • 今更ですが、桐山と二海堂の関係性大好きです!ひなちゃんは優しくて強い子だけど、泣きたいよね。カッコいいぞー桐山零!良く走った!今自分のできる範囲でしてあげられることを、やらなければならないことをやる。林田先生がいてくれてよかったー。

  • 話が重いっす、羽海野先生…。と言いたいところだけど。ひなちゃんのいじめに立ち向かう姿、二階堂の体調と将棋に賭ける情熱、心友の交流と絆。合間に笑いとユーモアをふんだんに挟み込んだストーリー展開。ズレてるけど「必要とされたい」と想う零の気持ちの成長。「そうだ、みんな健闘を祈る。応援してるぞ!」と心で中で呟いてしまう第6巻。

    特にChapter54は、おじいちゃんと林田先生の言葉がグッとくる。

  • 6巻と7巻は特に神巻、、

  • 何度も読めて面白い

  • 社会のあらゆる問題に言えることなのかもしれないけど、
    正解なんてない
    その中で
    当人が
    どうしたいかがあって
    その思いを伝えられて
    その思いを受け止めてもらって
    なかなか難しいのに、その世界にいられる
    怒っている
    怒っているからこそ
    自分が悪いことがないこともわかっている
    自分の周りの人は自分が無事ならば良いと思ってくれているのに
    正しいと信じて
    正しいことができるだけの強さ
    少しだけ辛くなって
    もう届かなくなるようで
    でも届いたようで
    ここにいる
    ここから
    何かができるのではなく、
    ただそばにいてあげようと思って
    隣にいたい

  • 「必要とされたい」「だから強くなりたい」それのどこが不純なんだ?と_お前はお前に出来る事をまずいっこいっこやるしかないんだよと深く息をして一歩一歩行くんだよ_と 将来を嘱望される若手

  • 林田先生がいい先生すぎる。

    言い出すのって本当に勇気がいるよね。
    私も家族にだけはちゃんと相談できる関係を作りたい。

    本人の意志の尊重

    おじいちゃん素敵すぎる。
    本人が十分苦しんでいるところに畳み掛ける必要はない、勇気や正義を称える。

    桐山くん、10代で相手を楽しませる技術にちゃんと気づいているのはそれだけでも十分すごいことだよ。

    普通の人ができることって何?
    誰もできてないから皆もがいている。
    すべてがすごいこと。

    駆けつけてくれる零ちゃん、救世主!

  • すごい巻。泣く。みんなすごい。うまく言葉で言えない。

  • 第5巻から始まったひなたへのいじめは依然続き、周囲の人々は様々な形でひなたを支えようとする。けれど、教室という閉じられた空間で行われるそれは他人の手ではどうしようもなく……
    根深く暗いいじめ問題は変わらず描かれ、まるで作品ジャンルが変わってしまったのではないかと一瞬思ってしまう。
    でも、先に述べたように零に出来ることは少ない。一時は気持ちが暴走してひなたのためにお金を稼ごうとか、林田に相談したりと行動しているけど、どうしたって将棋に生きてきた零に出来ることは限界がある
    そんな彼に出来る最大の事ってやっぱり将棋であるのは本作のジャンルは何も変わっておらず、そして作品の中心にあるのは零の将棋なのだろうと思えた

    54話ではひなたを経済的に支援するためにトーナメントを勝ち進もうと決めた零。それが58話ではあかりの言葉をきっかけにあかりの力になれる、必要とされる人間になりたいと勝ちを望んだ零
    そして二階堂が倒れるまで指し続けた想い、修学旅行を前にして胃を痛めるあかり。それらを前にして零は目の前の理不尽で暴虐的な現実をぶち壊すかのように新人王戦の決勝戦に向かっていく
    これらの事って要するに零が将棋を指す動機を新たにしていくシーンでも有る

    最初は生きるための嘘から将棋を始めた零。それは居場所を得るための力となったが、代わりに幸田家を崩壊させてしまった
    家を出た彼にそれ以上進む力はなく、まごついていたがここに来て更に前に進む動機となったのがひなたや二階堂の話となるわけだね
    一人の戦いである将棋に勝ったって、ひなたや二階堂の利益になるわけではない。けれど、対局に勝つことでその瞬間に「将棋に勝った人間」になれる
    その姿は病床の二階堂を喜ばせるし、京都で一人うずくまるひなたの下へ駆けつける勇気となる

    一見すると物語は脇道へそれてしまったかのように見える。けれど、この道を進むことで将棋しか無かった零の人生に様々な彩りが宿り、それが却って零の将棋を形作っていくのだろうなと思えた

  • ひなたが学校でイジメに遭う。桐山は林田先生に相談をする。林田先生は、ひなたの担任教師がイジメを認めず、逃げていることに怒る。保身第一の無能公務員体質である。残念ながら担任教師のような教師が現実だろう。大津イジメ自殺事件でも問題になった。昭和のイジメでは教師も一緒になって葬式ごっこをしたケースがある。林田先生が優れた教師と感じる理由が逆説的であるが、普通の教師ではない点にあるだろう。
    桐山は新人戦の決勝で「自分の問題を克服せずに他人に背負わせることを「正しい」と言うのなら、僕の答えはただ一つ、ふざけるな」と怒りをあらわにする。これはイジメを認めず、逃げる無能公務員への怒りと重なるところがある。ここでバトル漫画ならば怒りを爆発させることで力を発揮し、実力差を逆転する展開が定番であるが、将棋では冷静にならないと勝てない。

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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