3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)

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著者 : 羽海野チカ
  • 白泉社 (2012年3月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145172

3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)の感想・レビュー・書評

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  • 零君に「自分が役に立ったか」どうかより「ひなちゃんが楽になったか」どうかを先にして、まずはひなちゃんといっしょに喜んで欲しかった。
    でもここで、年下の中学生に忠誠を誓ってしまう零君が、やっぱり好きだ。大好きだ。
    「君を守る」という上から目線をやめて、小さな勇者に忠誠を誓ってしまう、その魂のあり方が、愛しい。かつて傷ついた零の魂だからこそ、ひなちゃんの強さがよーくわかるのだな。

    零君のそばにひなちゃんや二階堂や島田さんや将科部のメンバーがいたように、傷ついた誰かのそばに別の誰かがいてくれますように。零君が二階堂の言葉に助けられたように、将科部のささやかなお祝いに涙できたように、傷ついた魂が新しい温かさに気づきますように。本を閉じながらそんなことを思う第7巻です。

  • うーん。そうか。
    ....私が考えうる限りの一番ちゃんと納得のいく展開で、問題は一応の終結となりました。ひなちゃんは、すごくがんばった。強い子だなぁ。
    主任先生はどうしてもっと早く介入してくれなかったのだろう、と思うけれど、これって1学期間のお話なのですよね。そう思うと、やっぱりこれくらいはかかってしまうのが現実的(むしろスピード解決なくらい)でしょうね。
    高城さんの反応というのは本当に....これまた現実的で。これで泣いて反省でもしちゃったら、私の中にはありゃりゃ、な気持ちが渦を巻いてしまうな、と思うので、これは、やっぱりこうならざるを得ないのだろう。彼女が邪悪な人でなくなるときはくるのだろうか?ちゃんと、心の痛む人になるときがくるのだろうか?彼女はひとりぼっちになるだろうか?そのときに孤独に悩んだりするのだろうか?それとも、やっぱり彼女を受け入れる世界で、同じようにしているのだろうか....?私は母なので、母として、彼女の母になってしまうことは容易に想像がつく。気をつけなくては。きちんとみなくては。

    さて、でもようやく将棋が、零君が主役の世界に戻りました。
    零君のこんな明るいところにいつのまに、というシーンはほんとによかったね、と。
    宗谷名人と、どんな対局になるのかな、わくわく。

  • ひなちゃんが笑っていることが何より嬉しい。
    良かったなぁと思うのは単純過ぎるだろうか?
    ひなちゃんと高城さんが笑い合う日がくるといいなぁと思うのは間違っているだろうか?
    「許さなくてもいいですか?」の問いに「いいよ」と答えたい気持ちもあるけど、苦しくもある。
    思い返すと私も無神経な言葉や行動で人を傷つけてしまったはずで、その傷の深さは私には一生分からない。そう思うと苦しい。
    どうしてあの時に気づけなかったんだろう…と自己嫌悪。

    桐山くんサイドに癒やしがなかったら読み切れなかったかもしれない。
    桐山くん在籍の将棋部はなんだか非常に面白いことになっている。このノリはツボ。
    桐山零とゆかいな仲間たちの新しい冒険が楽しみだけど、あんまりそこは掘り下げないだろうなぁ…。

  • 部活の先輩と先生に新人王のお祝いをしてもらい隠れて涙する零くんがもう。その足で日記を買いに行くところがもう。。。かわいい。笑

    ひなちゃんの問題も無事解決してよかった。

    そしてあの新人戦記念対局と棋匠戦のポスターの差に笑った!

    宗谷名人の天然、零くんとの対戦気になります。

  • ああ、何で面白いんでしょうか?

    やっぱりジワジワ来るんだよね。
    目立って、派手に過激に、ガシガシ来るのが好きなんですが、「3月のライオン」止められなくなった。

    良く本を読んでる人たちが、あえて薦めてくれたマンガは、やっぱり普通じゃ無かったな。

  • 皆様がレビューしてらっしゃるとおり、
    ひなちゃんのいじめ問題に決着!です。

    胸のつかえが取れた感じを受けた方も
    いっぱいおいでなのでは。
    私自身もそうですが…。

    全くひなちゃんの言うとおり、

    「いじめてる側のせいで人生棒に振るなんて馬鹿らしいし、
    生きて卒業したら勝ち」

    っていうのは、実感のこもった言葉です。
    私自身も中学卒業まではそう思っていました。

    実際高校以降は良い友人にも恵まれましたし、
    そこで合わなかったからって、人生否定されるわけじゃないです。
    今に見てろ…欠席なんてするものかって思ってましたね。

    閑話休題。

    この問題に多くのページを割いているので、
    将棋のお話はあまり出てこないけど、
    私はこの巻って大事だと思うんです。

    零くんは、自分は何もしなかったって林田先生に言いますが、
    先生のお返事通り、何か具体的にやったように見えなくても

    苦しい戦いをしてるさなかに受けた優しさが、見えない形で
    支えになっていたり、全く別のところから報われることもあるのを
    描いているからです。

    優しさは持ち回り。
    誰かから受け取ったら、ちゃんといつか、誰かに返せばいい。

    彼にとって、誰かの支えになりたいとチカラを尽くす経験無くして
    自分の戦いに勝利することは、今後難しかったでしょう。

    自分の戦いに挑む事無くして、誰かの支えになることは
    出来ないように…。

    誰も手出しのできない、自分ひとりで挑むものを持つなら
    零くんにとって、それはとても大事なことのはず。

    だって、勝負に勝っても人生に負けたら意味ないし
    人生に勝っても、大事なことへの戦いに負けてばかりでは悲しいから。

    一見関係ないように見える問題だけど、零くんの人間的な成長の
    ステップとしては、落としたくない部分だと思います。

    ところで…ひなちゃんが零くんのこと、桐山くんって呼ぶようになってるね。
    最初は零くんじゃなかったかな??違ったっけ?

    うふふ、この二人って兄と妹みたいだけど、ステディになるのかな?
    初々しくて、それも可愛いなぁ。

    なーんて。

    次も楽しみですね。

  • こういう先生、本当にいてほしいと思います。
    (でも、同僚のことも助けてあげて…)
    いじめる側ってどうやったら救われるんですかね。

  • ひなちゃんのイジメ問題完結と、桐山くんと宗谷名人発対戦へ向けての話。

    イジメを描くマンガはよくあるけど、納得感のある描き方は難しいと思う。
    綺麗事になり過ぎたり、グロい部分を強調し過ぎたり。
    本作は、桐山くんが京都に現れたり、素敵な先生が最後に出てきたり、ひなちゃんが強かったり、なかなか現実はそうはいかないよね、と思う部分も多々ありつつ、でも綺麗事過ぎない、マンガとして丁度良いバランスで描かれてるなぁと思いました
    そして毎回号泣…。

    宗谷名人の鬼才っぷりがかっこえーなー。
    次巻からの対局が楽しみ♪

  •  飢えている漫画だなぁ。
     出てくる主要な皆が飢えている。前に読んだハチミツとクローバーがソフトディスケートされているのに比べるとずいぶんとなまなましい。
     だけど、その生汚ないというか、生きざるを得ない生命の強さを感じるのもまた事実。

     ちなみにこれは読む前にSFだと思ってた。なんでだろ。
     あと、ヤングアニマルで連載してたのか。だから三姉妹なのか。

  • 羽海野チカはいつも心理描写が秀逸で、読んでるこちらの心が痛くなるほど。
    今巻ではひなちゃんのイジメ騒動に決着がつき、ほっと一安心。どこか納得のいかない決着は、リアルで、リアルでしかなくて、そこがこの漫画のすごいところだと思う。

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