3月のライオン 9

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著者 : 羽海野チカ
  • 白泉社 (2013年9月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145196

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3月のライオン 9 の感想・レビュー・書評

  • ずっと買い忘れてて年末に買ったんやけど、
    積ん読のまま眠っていたのをハタと思い出して
    今やっとこさ読み終わりました(汗)

    いやぁ~、やっぱこの人の漫画は
    普通の三倍は濃密やし(笑)、
    読むと必ず、心があったまるこになるわ(*^o^*)
    (だから一冊読み終わるのにも時間がかかるし、幸福な時間が長く続くのですよ笑)


    つか、この巻を語るなら
    なんと言っても
    きつねの甘辛いお揚げさんと
    とろけるエビ天を贅沢にもダブルでトッピングした 
    『甘やかしうどん』に尽きますね!(笑)

    いつも思うけど、羽海野さんの
    言葉選びやネーミングセンスは
    詩人が選びに選びぬいて使う
    『コレしかないジャストフィット感』を感じさせてくれるし、

    昔からみなそれぞれ自宅では食べてた両方載せうどんが
    類い希なるネーミングの力だけで
    俄然キラキラと輝く食べ物に変わるんやから
    ホンマ不思議ですよね~(笑)

    それにしても立ち上る甘ぁぁ~いい湯気と
    麺つゆとお揚げさんの匂いと共に囁かれる
    「甘やかされたいひとはいますか〜?」の一言に
    抗える人がいったい何人いるんやろ~(笑)
    (そういう自分も読みながら思わず手を挙げましたもん!笑)


    そして羽海野さんの作品の特徴として
    脇役キャラの一人一人にまでスポットを当て、
    それぞれがそれぞれの世界で生きる(戦う)理由や意味を
    すっ飛ばすことなく丁寧に丁寧に描いているので、
    どのエピソードも心に刺さるんですよね(泣)
     
    いじめの標的にされ
    心を壊し転向せざるを得なくなった佐倉ちほちゃんや
    それを庇ったひなちゃんを
    極限まで追い込んだいじめの首謀者である高城は
    空虚な自分の気持ちを
    学年主任の先生に見透かされ
    初めて自分と向き合うきっかけになるのかも気になるところだし、

    死神と呼ばれ、棋士仲間からも疎ましがられる滑川七段の
    決して表には出さない苦悩、

    いつかいつかと名人になる日を夢見ながら
    どうしてもあと一歩届かない土橋九段の
    誠実であるがゆえの愚かしいまでの愚直さは
    自ら命を絶った実在したマラソンランナー円谷幸吉を彷彿とさせて
    どうにも胸を締め付けるし、

    それを影で支える家族の思いは
    誰もが気付かないところで
    本当は誰もが誰かに守られて生きてることを改めて教えてくれるし、
    とにかく下手な小説や映画を観るよりも
    深く強烈に心に残るのですよ( >_<)


    とうとうハチクロに追いついた記念すべき10巻は
    まだ先のようだけど、
    髪を切り高校生になったひなちゃんと零の淡い恋模様や、
    零の学校の先生が一瞬で恋に落ちた(笑)あかりさんとの仲は
    果たして今後進展があるのかなど(笑)
    読み手を惹きつける吸引力は
    まだまだ健在です!
    (あと、去年入院されたという羽海野さんの体調も気になるところ…)

  • ひなちゃんの表紙とモモちゃんのピンナップが可愛いいいっ!
    と、ほわわーんとなりながらめくった次のページで8巻の表紙再登場の落差(笑)

    さてさて、ひなちゃんの学校問題が一応の終息を迎え、進路は・・・という巻。
    ひなちゃんの学年主任の先生、いい先生だなぁ。こんな先生、実際にどのくらいいるんだろう。
    高城さんがこの先どう変わるのか、または変わらないのか。さすがにもう出てくることはないのだろうけれど。

    三月町のお祭りもだけど、将科部夏の自由研究の流しそうめん会(?)も楽しそう!
    先生がおねいちゃんを見たコマで「人が恋に落ちる瞬間を――」というセリフが聞こえた気がしたのはきっとわたしだけではないはず(笑)

    迷いの夏が終わり厳しい秋冬を越え、新しい春がやってくる。
    旅立つ子も残る子も、みんな三月町のこども。

    将科部の部長さんが卒業しちゃったのが何気に淋しい!
    零ちゃんの学校生活がとんと描写されなくなっていたけれど、部活には参加していたのかなーと想像というか脳内補完。
    ひなちゃんが入学してきて、今後は学校での零ちゃんも出てくるのかな。

    将棋サイドは、零ちゃんの試合のお話はないものの昇級が決まったこと、宗谷さんの子ども時代からのライバル(というのとは違うなぁ。でも仲間とか戦友というには宗谷さんが孤高の人過ぎるし)土橋さん登場など。滑川さん・・・には触れないでおこう、うん。

    ・・・・・・・・・・・・・・・
    今回の個人的残念覚え書き。
    ニャー将棋が買えなかった。しくしく。
    毎巻できるだけ発売日、遅くても3日以内に本屋さんに行くのだけど、今回いろいろあって出遅れた。めそめそ。
    付録的なものは上手に保管できないズボラーなので、いつもは通常版しか買わないけれど今回のは欲しかったのにー。ぐすぐす。

  • 零が三姉妹に感じる「好き」があったかくて、将棋の世界の神童でもずっと孤独で救われなかった彼が「家族」に巡り会えた奇跡が嬉しくなる。

  • 気持ちにささくれができちゃったな~って時に、よく読み返します。
    将棋のことは未知だけど、とても癒されます。
    キャラクターがみんな、ガラス細工のように、繊細だけど透明でキレイで…
    テーマは結構重いのに、3姉妹の温かさに救われます。
    笑って泣いて、スッキリしたい時におすすめです

  • 零が大人になっていく。
    大切な人を守る強さをともなって。

    ひなたが知らないところで泣いている、ピンチに立たされていることに耐えられないーーー
    零の想い語りがいい。

    ひなたの表情がいつにもまして輝いていた。
    笑顔が零れていた。
    あーいいなと。

    ひとつひとつ強くなっていく物語。
    重なりあう想いのある物語。

    ステキです。
    3月のライオン。

  • 知人さんが読み始めたのを見て、久々に。
    そろそろ10巻も発売されるんですかね、待ち遠しいです。

    さて今巻では、ひなちゃんの高校受験のお話。
    いろいろ闇からの脱出、決して光を失わず。

    “家族”、深くて重い言葉だと、思います。
    薄っぺらな関係ではいられない、ということでしょうか。

    そこからのシフトチェンジはあるのかどうか、
    “ハチクロ”を思い出しながら、ワクワクしてきました。

    それはそうと“甘やかしうどん”、食べてみたいです。。

  • 新刊、いつも楽しみにしてます。

    文才のない私には言い表せなかったけど
    いつだったか私も感じたことのある気持ちが
    文章と絵で表現されてます。

    そうそう!あのとき感じたのはこういう気持ちだ!
    私には見つけられなかった言葉がここにある感じ。

    あと、読んでるとお腹がすきます。
    おやつもごはんもよだれが出るほどおいしそうに描かれてます☆

  • 巻を追うごとに、どんどん引き込まれていく棋士の世界。
    そのストイックさや凄さを知ると同時に、その世界を魅せるものにする羽海野さんの表現力はすごいなぁと思う。
    ここぞという時の人物描写がきちんと骨格を感じさせるものだから、リアリティーがあり真に迫る描写になるんだろうな。心象風景と語りを織り交ぜながらのエピソードに今回もぐいぐい引き込まれました。

    孤独でストイックな棋士たちの場面、学校に居場所を見出そうとする等身大の主人公の姿、茶の間に集う家族のようなほのぼのとした食卓の場面を織り交ぜながら描き出す零の日常が、優しさと温かさに満ち溢れていて。

    スケッチブックに描かれた和菓子だったり、あまやかしうどんだったり、学校でやる流しそうめんと、天麩羅の差し入れだったり、食べ物を交えた一つ一つのエピソードが魅力的。読んでたら、白玉作りたくなってきちゃった。

    零とひなちゃんのことを語る大人達の話がほのぼのとしていてよかった。高校生とかいてヤングアニマルと読ませるところに笑ってしまった。
    掲載が青年誌だからかもしれないけれど、女の人の描き方が魅力的だな。あかりさんの汗かいた肌に遅れ毛が素敵。

  • コミックが出るのがゆっくりペースの羽海野さんの作品なので、1ページ、1ページ大事に読みました。もうなんというか、ひなちゃんの可愛さ、それを見守る桐山くんのまっすぐさに思わず走り出してしまいそうになりました。桐山くんのひなちゃんに対する独白「僕は自分の中に無かった光を見つけた」という言葉にしびれてしまい、もう無性に走り出したくなるのを何とかおさえました。羽海野さんのマンガは読むたびに発見があります。また時間をおいてから読み返そう。

  • ひなちゃん、高校合格おめでとう!な9巻。
    誰もに覚悟があるんだということを感じた巻でもある。
    好きだなぁ。

  • なんかまたすごい棋士出てきた。
    私は島田派ですが。

    ひなちゃん高校入学おめでとう!

  •  あかりおねーさんがお母さんになってしまうw

     甘やかしうどんといい、あの家の子になると体重維持できる気がしねぇ。なんでみんな適正体重なんだ。普段の日は粗食(というか貧乏ごはん)なんだろうか。

     そして今回はほんと家族の物語でしたね。

  • 出てくる天ぷら・きつねうどん(甘やかしうどん)が美味しそうすぎるんですけど……!

    零が、ひなたに優しくてたまらないっす。
    でもあかりさんが言うように、家族への愛って感じだよなー。
    こっちもハラハラどきどきで気になります。

  • 桐山くんとひなちゃんの成長が愛おしい。
    扉絵マンガのストーリが大好きだった。
    発売記念のペーパー…じゃなくて、「マンガ☆クックパッド」も素敵だった。私はキノコが大好きだ。
    これを読んだ頃、忙しくてストレスフルで食欲があまりなかったんだけど、とても美味しそうで、食べると元気が出そうな気がして、「きちんと食べること」の大切さと幸せ感の相関について考えた。
    羽海野チカさんのマンガ、好きだなぁ、ほんと。

  • まずはひなちゃん合格おめでとう!

    ああ、もう、王子様ばっかり!
    零くんも、二階堂君(各回の表紙マンガのかわいらしいことったら!)も、そしてじいちゃんも、先生も!
    他人のことを、とりわけ女の子のことを一番に考えてくれる。全力で尽くしてくれる。彼らをを王子様と言わずして誰を!

    高城さんの件が、終わってなくてすごいなあと。お話的にはもう終わって、忘れられて、すっかりなかったことになってもいいところだ。でも、お話だったらそれでいいけれど、本当だったら彼女たちの人生はずっと、ずっと続くのだもの。そこを切らないのがすごいなあと。
    主任先生の話は彼女の心に届いただろうか?届いていたらいい。新人先生の気持ちはすごくわかる。基本、私もそういう考えだ。でも、そこで彼女に烙印をして切り捨てるのだけではないのが本当の意味での「先生」で、「親」で、「大人」なのだろう。
    精進しなければ。

    んでもって、将棋界に新キャラが2人も!
    B2だから、滑川7段と零くんは対戦することになるんだろうなぁ。ううん、どきどき。
    そして土橋9段は....あの、すいません、すごいタイプなんですけど^^;活躍してほしい....

    とにかく、長く続いてほしいなぁと切に切に願います。
    モモちゃんのお嫁入りまでね!

  • 最高に面白かった。流しそうめんシーンとひなちゃん散髪シーンに(笑)。今までにないほどの盛りだくさんな内容だった。1ページ1ページに大切なことが詰まっているマンガだと思う。

    ひなちゃんが高校受験で桐山くんの私立高校を受けることを決めた時に、ひなちゃんが言うセリフ

    「おじいちゃんはいったい何個お菓子をこさえなくてはならないのだろう」

    というのを読んで、自分自身の甘さを感じた。誰かが必死で生きて稼いでくれたお金で今の自分があるんだな、と。忘れていたかもしれない。

    土橋九段の家族を見て、親が老ていく寂しさを感じた。親もまた子どものことをいつまでも心配している。その姿を見て「まだまだ元気でいなきゃ」と感じてくれたら子どもとしては嬉しいな。

  • ひなちゃん、良かったね。
    表紙の中川淳一展を見て触発されたという着物姿のひなちゃん♪
    プリティー♪
    苦しいところからは必ず脱出できる、いじめた側を断罪するのではなく、時間と場所の移動という当たり前なんだけれど、当事者からは見えないこと、海野先生のこの問題に対する提示方は素晴らしい。

    いろんな円環が回って主人公に帰ってきた。
    もう前の細かいストーリーを忘れてしまっている。10月のお休みの日にでも9巻積んで寝そべって読むことにしよう。楽しみ。

  • 家族の第9巻。
    家族とか、友達とか、地元とか、初恋とか、将来とか、進路とか、
    そういう青春のいろんな要素がパンパンに詰まった一冊でした。
    穏やかな時間の流れの中で、零ちゃんが確実にひなのことを意識し始めていることがはっきり示されているのが意外だった。
    幸せになってほしいけど、壊れてほしくないからずっとこのままでいてほしいような。
    ああ、でもいつか、この日々もきっと終わってしまう。

    「これはね、補助線を引くといいんだよ」
    「ど、どのあたりに引くといいの?」
    「まず一番さびしそうな所に引いてごらん?」

    そんなふうに言い合えるひとを、どうか大切にしてください。

  • ひなちゃんかわゆい。
    その後のおはなしに、うるうる止まらないです。
    後半は将棋マンガに戻りましたが、今巻は家族のはなしです。
    じっくりと何度も読みたい。

  • 自分の子供が進路を決めるときもこんなふうに言ってあげたいですな。

    (以下、抜粋)

    「楽しそうだと思ったから」
    いいじゃねぇか!
    理由なんてそれ1コでOKだ
    じいちゃんはな
    お前が楽しく過ごしてくれるのが一番なんだ

  • 「遠くへ行ってしまう ものばかりじゃない
    消えていくもの ばかりじゃない
    それを ぜったいに
    忘れては いけないんだ」

    この言葉が随分沁みたなぁ。

    明日会えなくなる人、遠くへ行ってしまう人、その人と今は普通に会えているけど、もうすぐ会えなくなるとも、分かっている。

    こういう状況で、私も随分さみしくて、切ない思いを抱えて、何でお別れしなければならないのか、悩んだものです。

    「とめられなくて
    ほんとうに よかった」

    そんな言葉は出ないなぁ。きっと、零を通して、「人を大事にする」ことを知ったからなのかもしれない。

  • 今更ながら手を出してしまった『3月のライオン』でしたが……いや,実によい漫画です,今年の自分漫画・オブ・ザ・イヤーはたぶん確実にこれ。
    正直なところ“ためになる”と思える漫画なぞほとんどないのですが,これは読んでいてずいぶんとためになる。

  • 人間のやさしさ、居場所の美しさ、ゆたかなものが徹底的に描かれるからこそ、「どうしてこの世は「愛される者」と「愛されない者」に分かれるのか」といった言葉が突如として入って来ざるを得ないのだろうか。

  • 全巻揃えて 手元に置いて 好きな時に読みたい欲求にかられています。 
    久々にわいた所有欲!

  • 桐山くんとひなちゃん、恋に発展するのかしら。
    もちろん、じっくり時間をかけて歩いて行くのでしょうが。

    でも私は、恋じゃなく、ナチュラルな人間関係の中で
    彼らが階段を上がっていくほうが味も厚みもあるなと思うので
    彼カノよりこのままでって願います。

    今回の一番は、宗谷名人と土橋さんのエピソード。
    お互い笑い合ってしまったこと。
    今度宗谷んち行って勉強する、という口ぶり。
    土橋さんの腕いっぱいのお土産。

    宗谷さんと桐山くんも心の距離は近いと思うのですが
    土橋さんとは宗谷さんは「友達」でもあるのですね。

    あの感じ、すごくいいなって思いました。

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3月のライオン 9 の作品紹介

高校進学を前に、ひなたは零の通う高校を受験することを決意。零もそんなひなたに勉強を教えながら将棋を指す中で、今の自分にとってひなたの存在がいかに大きいかを自覚し出し…。おでかけニャーしょうぎ付限定版も同日発売です♪ 2013年9月刊。

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