3月のライオン 10 (ヤングアニマルコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 4212
感想 : 287
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145202

作品紹介・あらすじ

零と同じ高校に進学し、充実した日々を送るひなた。3年になり、やり直した高校生活を自分なりに振り返る零。2人のもとに思わぬ人物が現れて…。珠玉の第10巻!!
2014年11月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 桐山くんたら、突然あんなこと言っちゃうんだもの。
    きゅんきゅんしちゃうじゃない!
    顔のニヤケが収まらないじゃない!

  • いやぁ~、待ちに待った最新刊!
    コレが待った甲斐があったと思わせてくれる
    ホンマ充実した内容です。

    ついにひなちゃんが零と同じ高校に入学して、
    つぐみちゃんという仲良しの友達ができて、
    もう胸いっぱい(T_T)
    (またひなちゃんが手芸屋の娘のつぐみちゃんと「手作り部」に入部して毎日学校行くのがホンマ楽しそうなのですよ!つか、猫のクッションカバー欲しいわ~)

    あと、零くん、孤独のグルメ卒業
    ホンマおめでと~っ(笑)!
    三年生にしてやっとというか、
    ついにというか(笑)

    『もうひとつの家』で明かされる
    幼少期の零。
    若くして辿り着きたい場所を持ってしまったが上に、
    子供らしい生活を犠牲にして
    将棋に没頭して生きるしかなかった零くんが切ない。
    香子と歩の母が見た夢は
    零くんが生きるかもしれなかったもう一つの道を表していて
    読んでいて思わず涙が出た。

    あとあと、島田さんについに来た
    アートでネイチャー的なCM依頼には爆笑~(^^;)
    しかしコレはさすがにプライドが許さんかったんかな(笑)

    さて毎回ギャグと癒やしと
    シリアスの配分が絶妙なこの作品。
    今回のシリアス編である零くんの相手は
    20年かかってようやくB2クラスに這い上がってきた“泳ぐ人”こと
    入江棋士。
    対局の合間のエネルギー補給に
    缶のお汁粉を飲む設定はリアリティありありだし、
    対局の様子を海の底に見立てた息苦しいほどの緊張感はさすが羽海野さん、お見事です。

    あと、冷やしあめのウィスキー割りは
    ちょっと真似したくなったなぁ~♪

    そして終盤、ある訪問者と零くんの対決はこの巻の最大の山場でしょう(笑)
    見開き二ページで自己中な訪問者にぶっ放す、零くんの衝撃の啖呵は(決意表明とも言えますよね)、
    漫画史に残る名シーンとして
    この先語り継がれること間違いナシでしょう!

    それにしても零くん、ひなちゃんのイジメの一件以来頼もしくなったなぁ~
    羽海野さんが描く零くんの表情も、
    この巻から少年から青年になったような精悍さがうかがえます。

    つか、恒例コーナーになった感のある
    今回のライオングルメは(笑)、
    最近太り気味なあかりさんとひなちゃんが作った
    ヘルシーな「豆腐と挽き肉の甘辛味噌そぼろ」!

    納豆バージョンもあったけど、それは置いといて(笑)
    俺も豆腐と挽き肉のそぼろをレタスで巻いて
    白ご飯いっぱい食べたぁぁ~っい(笑)(>o<)

  • もちろん発売日に特典CD付きを買いました。

    桐山くんがもう…男前すぎてきゅんきゅん!!

    本屋さんにはニャーのがまぐち付きムックも並べられていて理性で断ち切るのに苦労した…!

    だってもう我が家にはくまモンバッグやらミッフィー財布やらあるんだモン…。

    毎度ウミノ先生の漫画には感情を突き動かされるなぁ。。

    先生に対し申し訳ない気持ちになったのは、夫婦アーカイブ創設予定なので彼に購入を踏み止まらせてしまったこと…。
    一家に2冊はいらないのです…。

    • 円軌道の外さん

      hetarebooksさん、ご無沙汰しております!
      実はボクシングの試合で怪我をして
      去年11月から先月まで入院してました~(^^;...

      hetarebooksさん、ご無沙汰しております!
      実はボクシングの試合で怪我をして
      去年11月から先月まで入院してました~(^^;)
      あと、いつも沢山のお気に入りポチ
      ホンマにありがとうございます!
      (お返しが遅くなりホンマすいません!)

      それにしてもhetarebooksさんの本棚は
      僕の好きなものとかなりカブっているので
      読みたくなる物が多くていちいち反応してまうし、
      眺めてるだけでもうニヤニヤが止まらんくなります(笑)
      (ナンバガ僕も大好きでした!)

      『3月のライオン』の新刊はずっと楽しみにしてたんやけど、
      待たされただけあってホンマいい内容やったスよね~!
      クライマックスの零くんの啖呵には男の僕でもシビレまくりでしたもん(笑)

      ではでは、またhetarebooksさんの
      シャープでキレのいいレビュー
      楽しみにしています!
      今後ともヨロシクお願いします。

      追伸
      ご結婚されたのですね!おめでとうございます(^^)
      僕も同棲中の彼女と同じタイミングで漫画や本の新刊を買ってきてしまって、いつも勿体ないって叱られてます(汗)
      あっ、あと夫婦アーカイブ気になります!(笑)




      2015/04/07
  • 零くん!!
    頭ガッシガシッってなでてあげたい!!

    あかりさんも苦労されたんだろうな…
    幸せになって欲しいな。

    ますます目が離せない展開になってきましたね。

  • 購入。実に盛り沢山な一冊でした。「母」と「子」の切ない話の後に、あの「父」の話を読むと、もうさぁアンタさーって。あんな薄ら笑顔はないけど、同じように言ってる人いるなって振り返って、実に世知辛いです。先生のラストの台詞がかっこよかった。

  • まさに前進の10巻。
    いやーびっくりした。
    でもなんかもうすごく嬉しい。

  • 序盤はひなちゃんの高校生活にほっこり涙&将棋部に笑いでしたが、後半の展開…!
    ラスト3話分のもやもやを吹き飛ばす桐山くんの男気!桐山くんー!!!
    思わず突っ伏しました(笑)
    めちゃめちゃ続きが気になります。早く続きが読みたいです。

  • 現実は無情にも無慈悲に襲ってくる。それでもなおその場で生き抜いていかなければならいという現実、逃れられないその場所で少年少女は痛みを知り、その果てに一体何の意味を見い出し、持てるのか。
    どんな過酷な現実が降りかかろうともそれでもなお歩みを辞めず止めずに進み続ける少年少女に何を重ねればいいのか。
    「逃げたくなかった」甘えることも寄り添うことも許されなかった少年がやっと見つけた居場所を守ろうとする戦いが始まる。
    か細くも脆い。弱い。だからこそ救われ助けられた。どんなに過酷であろうと見守る存在は暖かくて力強い。逃げることなく臆すことなく立ち向う姿は熱くてまた力強い。

  • 零の成長を確かに感じる10巻。自分との向き合い方も、周りとの関わり方も、9巻までの歩みを経て、確実に変化したのだということをはっきりと感じる10巻。心なしか顔つきもちょっと違う。
    将棋部アウトレイジが面白すぎて笑ってしまうのと、最後のチャプターは嫌〜な展開が待ち受けているけど、川本家を守ろうと臆せず矢面に立つ零から飛び出した衝撃発言が本巻のハイライト。
    とにかく零の成長が嬉しい。人間が強くなるとともに将棋も強くなる。この漫画、面白すぎる!

  • いまさらですが、将棋の駒の動かし方も知らないのに、ましてや、プロの将棋の世界なんて……。なのに、なのに、ここまで引き込まれてしまうなんて。かっこいいぞ、れいちゃん。それでこそ、男の中の男だ。(健さんみたい)。

  • 桐山くん、今回は男を見せましたねー!!
    前作でもそうでしたが、羽海野作品の男性キャラが思い切る場面はカッコいい!!
    こんな人についていきたい!って思っちゃいますね☆

  • BUMPとのコラボがやばいです。
    ファイター…めっちゃいい曲ぢゃないですか。
    零くんの、3月のライオンのことそのもので泣けてきます。ほんとうに。

    零くん、よくぞ今まで頑張ってきたなぁ…
    前住んでた家に挨拶にいく場面なんて胸が痛くなる…よね。
    今まで以上に強くなった零くんを感じれる巻かと。
    川本家のために、とかではないんだろうなぁ。なんか涙が出てしまう。すごいなー3月のライオン。

  • ずっと待ってたかいがあった
    いいわあ
    表紙がいい!
    読み終わって見るとまたいいわあ
    羽海野チカさんの作品には嫌な奴って出てこないんだけど、今回は……
    きっと、ラストはきちんと収めるんだろうなあ
    それにしても零君、すごすぎ
    キャー!
    《 少年は 乗り越え前進 寄り添って 》

  • いつも漫画を読むときはバッサバッサと読むけれど、
    この作品は、時間をかけてじっくり読んでしまう。

    もう、いろんな想いや言葉にところどころ手を読めて本を閉じてじっくり言葉や情景を味わう

    しかし、最後の最後、今回の最後はいろいろと最高でしたね。
    もういろいろビックリしすぎて大笑い
    桐山くんの将棋の指し方は、実生活ではこう打つ感じなのかしら?そう打つのね?なんて思うほど、
    再度お父さんが現れるシーンは先を読んで
    ひなちゃんに対する強烈なあの言葉なんかは、意外性ですよね。
    あり得なすぎてビックリで、でも斜め上すぎて、苦笑い2割、本気笑い8割で私も笑ってしまいました。
    しかし、あの父親に諭されたくないね。

    がんばれ桐山くん

  • 零とひなたが… 将棋も気になるし2人も気になる

  • 零と周りの家族の物語が回り出した。

  • ひなたが零の居る高校に入学してきたことで零の高校生活も賑やかになるかと思いきや……。そこは流石に変わらないのか…
    でも、変わらない日常だけどその変わらない一人の日々に苦しさを覚えていない様子の零は逆に穏やかな表情で学校を生きている
    「逃げなかった記憶が欲しい」との想いから始まった高校生活はまさかの「ま、もういっか」という曖昧なものに着地する
    でも、そこにあるのはきっと自分を許すとか受け入れるといった感情であり、曖昧であっても自分の気持ちの収まりどころを見つけられたからこそ、今の高校生活の在り方にも納得を得られたのだろうな

    だから今の零なら飛び出すように逃げ出した幸田家にも再び戻ることが出来る。穏やかな表情でお茶を飲むことが出来る
    でも、幸田母の方はまだ将棋に人生を預けた零の在り方を上手く受け入れられないままなのかな?
    それでも幸田父と零のリンクする部分を見つけられたように、夢の中で他の子供と零のリンクする部分を見つけられたならその内、家族として向き合える日が来るのかな?

    そうして零の成長の証を描いた後に102話から始まるのは川本家の問題……
    いやぁ、あの父は酷いね。かなり強い毒を持っている
    香子も毒を持った人物だったけど、その毒は零や幸田父に向けられており相手に振り向いて欲しいとの気持ちも混ざっていた
    けれど、この川本父の毒は生易しい毒ではない。腐った毒だ。一緒の空間に居るだけで心まで汚染されていくような…

    そんな人物にひなたとモモだけで向き合うなんてさせてしまってはいけなくて。ひなたの纏う空気、あかりからのSOSを正しく受信した零の対応は素晴らしいもの
    まるでいじめ問題の際に自分が思ったようにひなたを助けられなかった悔いの気持ちを此処で発散するが如く機敏に動く零の姿は頼もしい……って、とんでもないこと言い出したよ、この人は!
    SNSでプライバシーを大量に集めたと思ったら、確定申告見せて自分は養える側だと示すに留まらず、とんでもない爆弾発言を放ったね!
    零の仕返しが始まった途端に毒に汚染されていた空間があっという間にいつもの川本家に戻ってしまったような気がするよ!?

    川本父が登場した時はあまりに根深い問題に外野の零に出来ることなんて無いだろうと悲観していたけど、一気に光明が指したように思えた
    これも零の精神が色々と成長したからこそ出来ること…なんだろうか(笑)

  • B2に上がった零とぶつかるのは、20年かけてそこまでたどり着いた入江。勝率は6割。ゆっくりだがずっと強い男。
    「目の前に『時間』そのものが服を着て座ってるみたいだ」
    入江が歩んできた時間を視覚化してわかりやすく、そして詩的に伝えてる言葉で好き。様々な年代がいる棋士を描くと、時間が立体的に感じられてとても面白い。
    大海原へ何度でも飛び込んで、どこまでも泳いでいく棋士たちのすごさ。
    対局後の冷やしあめにウイスキーは飲んでみたいな。

    そして、前巻に引き続き『家族』が大きなテーマになっている。
    幸田家で妻の視点から描かれた零の姿。実子と内弟子を比較し、願望の中でいまだに苦しんでいる姿が切ない。時間が止まったままの幸田家もいつか救われて欲しい。

    「一寸先は闇」その逆「3分先は光」もまた充分起こりうることを知った零。しかし、訪れたのは闇だった。
    『他人の気持ちを考える人間』たちが集まる家に来たのは『何も考えていない人間』の父親・誠二郎。
    「好きな女の一大事に『空気読んでて何も出来ませんでした』じゃ 男に生まれた意味がねーだろ!」
    零の覚悟とあの宣言にはビックリしたけど応援したい。
    家族という言葉の光も闇も映し出された一冊だった。

  • 久方ぶりの新刊。

    てっきり、わたしはあかりさんとひっつくのだと思っていました。
    まあそれは、よく考えたら、たんにわたしの好みからくる願望なのでした。
    思い起こせば、何巻も前から、彼の目はそっち向いていたよなぁと納得した1巻。
    しかも、この巻の中ですら、けっこう決定的なシーンがあるのに、父親の前で宣言するまで、気づかなかったわたしは、アホだなぁと。

    この「3月のライオン」と「海街ダイアリー」は、わたしのなかでは、同じ棚に入っていて、ものすごく劇的なことがおこっていたり、変化が目に見えているわけでないのに、静かに確実に物語が前に強く動いてるのを感じる不思議な話です。

  • 気づけば10巻。

    もうすっかりこの世界の虜に…。

    ひとつ問題がかたづいて、新たに起こる問題に、
    心配で、しかたないのだけれど。
    ここまで読んできて、桐山くん、川本家のみんな
    そして、彼らをかこむ友情や愛情に
    それを乗り越えるための
    どんな展開を見せてくれるのか期待もしている。

    ますます目が離せない。

  • 「進展の10巻」という煽り文句を見て一体どんな内容が展開されるのだろうと楽しみに読んだのだけど、多分これのことだったんだろうなーという部分が近い将来そうなって行くんだろうなーという予想の範疇だったのでちと期待ハズレ。でも大きな決断と勇気の必要な行動だったのは間違いないし、これはこれで必要だったんだろうなと振り返ってみると合点がいくというか何というか。

  • これ…電車で読んじゃいかんやつだ…
    家で一人で読み直して悶えた

  • 最後の話が、とても好き!
    「戦え桐山!勝って見せろ!!」って思った。
    この巻、単独では『海街diary』っぽいなという印象。
    8巻くらいから兆しはあったけど、はっきり絵柄が変わってきた気がする。
    ファンブックを読むと、当初はもっと早くに連載が終わるはずだったからかな、と思う。
    5巻で中盤戦とか、書いてあったし。
    振り返れば、まだまだ序盤。
    じっくり連載を続けて欲しい。
    いつも裏表紙に書いてある「なにかを取り戻していく」って、そんな物語に着地できるのかなとハラハラする。

    川本家の父親が、どこかで同系統のキャラを見た気がするけど
    『パトレイバー』の内海かなぁ・・・どうも思い出せない。

  • 面白く読んでいるのだけど、いまいち何を描きたいのかよくわからない漫画だなぁとは思っていました。 将棋なのか、『イジメ、だめ絶対‼︎』なのか、和菓子がすごく美味しそう、なのか…。
    でも、10巻ではっきりした気がする。これは、天涯孤独でコミュ障の少年が新たな家族を手に入れる物語だ。心地よい居場所を見つける話だったのだ。
    大切な人たちとその穏やかな生活を守るため、闘え!少年‼︎

  • 大台に乗ったから?
    人間関係が、ストーリーが、零の心が、大きく動いていく。格好いいなぁ。
    将棋の方は、今回ちょっとお休み。
    11巻まで待てん…

  • 主人公零の対戦相手が負けた後の言葉
    「勝った日は大いに喜び
     負けた日は反省する
     -でも
     苦しみすぎてはいけないと決めている
     ーこの海はまだまだ広く
      日々は これからも続くのだ」
     心に染みる言葉でした。

  • 桐山くんがかっこよすぎて、涙出た。

  • 掌編的なエピソードが多い10巻。それでも、要所に主人公の零君の成長エピが挟まれていたりととても読み応えがある。最後の展開には驚かされましたが、これも含めての「前進」なのかしら??※10巻帯は「前進の10巻」
    余談ですが、毎回の帯のアオリも結構楽しみだったりします。

  • 10回以上読み返した。
    やっぱりいいな~~
    また、心配も出てきたけど
    桐山君の前進に、びっくりと嬉しさがある。
    次も楽しみです。

  • とりあえずひとこと言いたい。
    零くんが熱いんですけど!
    最高なんですけど!!
    き、きりやまーー!!悶

    「川本家に招かれざる来訪者」って裏書きみて、ひなちゃんたちのお父さんかなーって思ったらやはりお父さんだった。しかも予想斜め上を行くろくでもない人ぶり。
    あかりさんの気持ちを思うとやりきれない。ウミノさん、かわいい画で割とダークでヘビーな内容を描かれる。

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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