- Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592145226
作品紹介・あらすじ
藤本雷堂対土橋健司、桐山零対滑川臨也の対局は激戦を極めて…!? あかり、ひなた、島田、二海堂、林田先生も活躍の最新刊!!
2016年9月刊。
感想・レビュー・書評
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12巻、羽海野先生のユーモアセンスがいつもよりもさらに光り輝いていました。めちゃくちゃ面白かったです。ケタケタ笑いながら読んでました。川本家父のいやーな展開が一旦落着したあとで、のほほんとした雰囲気で読める内容だったのもあると思います。
それにしても羽海野先生は、これだけ個性豊かな面々を、一人一人違った味わいで魅力的に描き出す力が本当にすごいなと思います。きっといろんな人の良いところを見つける観察力が優れた方なんだろうなと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
川本家はエネルギッシュ
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将棋のルールや技を知っていたらもっと楽しめただろうな、とちょっとくやしい
どんな分野でも小さいころからその道だけをひたすら進んできた人たちにはある種の強さとともにもろさもあって、そのもろさが愛おしくもあったり。 -
前巻までの嵐のような展開に比べれば、落ち着いた、日常を淡々と描いたような話が多かった。
でもそれでもちょいちょい胸がチクリとしたり、ヒリヒリしたり、飽きることはない。
あかりさんを巡る攻防が激しくなって来た。
最後に出て来た島田八段!
彼が本命であってほし〜!
島田さん幸せになってほし〜!
実写映画では佐々木蔵之介だし、絶対島田さんとあかりさんがいぃ〜!!!
あかりさんは、どんどんエロくなってく気が。
滑川さん、一発屋と思いきや、また出て来て嬉しい。
なんかハマる。
そして久々の二階堂くん、なんかホッとします。 -
今回の将棋は、藤本棋竜と土橋との棋竜戦、零と滑川との順位戦ということで、個性的なキャラが大暴れする巻に。前巻までのシリアスな雰囲気を蹴散らすような一冊。将棋のワクワク感が詰まっててこういうのもいいね。
零の棋士としての仕事を目の当たりにしたあかりとひなた。
「そんな風に遠慮して距離を置いたら れいちゃんにとってそれがとても淋しい事なのだと あんな風に真剣に私たちの所に飛び込んで来てくれた彼に対してとても失礼なのだという事」
遠慮しないことが信頼だったりもするんだよね。
ラストではあかりと島田、林田の今後を感じさせるようなワンシーンもあって気になるところ。
みんなでカレーを食べている一コマは読んでいるこちらまで幸せを分けてもらえるようだった。零の世界はこんなにあたたかく広がったんだなと。 -
藤本雷堂の奥さんのセリフがすごいかっこいいんですよ。ほんと似たようなパターンでも、家族の形はそれぞれなんだなぁと。こういう風に言って目覚める人ならいいんですけどね。ひなちゃんが零を見て世界が違うと思って、でもそこで距離をとったらこの人は寂しいんだと気づく場面にじんわりしました。良いお話だ・・・。
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相変わらずご飯の描写がおいしそう。
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町内のおまつりで二階堂くんがモモの相手のために出てきただけでウルッときた…。
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【土橋九段・島田八段がたまらない】
藤本棋竜や滑川さんがクローズアップされる12巻。もちろんこの2人も魅力全開素敵キャラなのですが、個人的には土橋九段&島田八段のストイックコンビにようやく幸せが訪れた(あるいは訪れるかも?)ことがとても嬉しい回でした。
土橋さんが宗谷名人に負けた後、心配する両親との心の触れ合いのシーン、そして島田八段が宗谷名人をして「追いつけないからといって自分が努力しない理由にはならない」と胃の痛む自身を奮い立たせるシーン。両者とも胸に迫るものがあり、特に応援したい人達です。
あと、最後の話は、穏やかな平和な絵でした。あかりさんと島田さんは、「自分よりも誰かのために、誠実に生きる」という生き方が似ているように感じるので、自分たちの幸せのためにも、良い方向に進んで欲しいと密かに願っています。