3月のライオン 8 手帳付限定版 (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
4.63
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本棚登録 : 1105
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592147183

感想・レビュー・書評

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  • 精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所が焼野ヶ原なんかであってたまるものか!!

    3月のライオン 8 手帳付限定版 (ジェッツコミックス)
    -出典:3月のライオン 8 手帳付限定版 (ジェッツコミックス) / 羽海野チカ より

    • 大野弘紀さん
      このセリフは、何度読んでも
      胸を打たれます。
      このセリフは、何度読んでも
      胸を打たれます。
      2018/05/20
    • ぴよこさん
      >大野弘紀さん

      コメントありがとうございます!
      私もこのセリフで何度も号泣しました。
      本当に胸に迫るものがありますね。
      >大野弘紀さん

      コメントありがとうございます!
      私もこのセリフで何度も号泣しました。
      本当に胸に迫るものがありますね。
      2018/05/20
  • ブクログ仲間さんたちの感動的なレビューを見るにつけ
    「早く買いに行かなくちゃ! もちろん手帳つきを!」と焦っていた私。

    やっと本屋さんに辿り着き、平積みされた8巻を発見したものの
    お目当ての手帳がセットされている気配はなくて
    「どうしよう!やっぱり手帳は大好評で、売り切れちゃったんだわ!」と涙目に。。。
    そこに、娘からの冷静なひと言が。
    「ママ。。。目の前にあるそれ、ちゃんと手帳つきのやつだから。」
    コミックスと手帳、おんなじサイズで、こんなにぴったり包装してあったなんて。
    しょんぼりママからウキウキ脳天気ママに返り咲いて
    またもや娘に大きなため息をつかれたのは、言うまでもありません♪

    さてさて、待望の第8巻。
    宙に視線を漂わせる柳原棋匠を、なにやら白くて長い布が取り巻いていて
    「え?これまさか、包帯?! ご老体の柳原さん、まさか大怪我でも?!」
    なんて思ってしまった私を、羽海野さん、許してください。。。
    この8巻の尊いテーマとなるたすきを、よりによって包帯と見誤るなんて
    手帳がない!騒ぎに引き続き、つくづくソコツな私です。

    心身ともにキリキリと削られながら戦う将棋の世界に
    限界を感じて次々と離れていく人たちに、自分の分まで、と夢のたすきを託され
    その重さに耐えてひとりとどまり
    「精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所が 焼野原なんかであってたまるものか!!」
    と渾身の一手を打つ柳原棋匠の凄味!

    7巻でようやく収束に向かったひなちゃんへのいじめも
    もう済んだ話、と終わらせず、まだ心の傷の言えないちほちゃんのその後も丁寧に描き
    彼女が作ってくれた梅シロップでお祭りのためのメニューを作り
    生き生きと立ち働くひなちゃんの姿を見せてくれる羽海野さんに
    心から「ありがとう!」と伝えたくなる、第8巻なのでした。

    • まろんさん
      マリモさんったら♪
      懺悔仲間ですね、ナカマナカマ゚.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。

      羽海野さんは、あんなにキュート&ラブリーな絵も描ける一...
      マリモさんったら♪
      懺悔仲間ですね、ナカマナカマ゚.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。

      羽海野さんは、あんなにキュート&ラブリーな絵も描ける一方で
      ハチクロの頃から、しわしわのおじいちゃん達を
      リアルに、でも愛おしげに描けてしまうのがすごいですよね!
      今回も、夢をあきらめた人たちからのたすきを必死に握りしめて戦う柳原さんが
      充血した目に目薬をさすコマの凄まじさに、ひれ伏したくなりました。
      うんうん、9巻が待ち遠しいですね(*'-')フフ♪
      2013/01/23
    • マリモさん
      おめめをくりくりっとさせたキュートすぎるモモちゃんから、ご老体に鞭うって、たくさんのたすきの重さにもがきながら前進する柳原さんまで、そしてふ...
      おめめをくりくりっとさせたキュートすぎるモモちゃんから、ご老体に鞭うって、たくさんのたすきの重さにもがきながら前進する柳原さんまで、そしてふくふくしたにゃんたちも。
      羽海野さんの目にはうつる人間の豊かさと、その表現の幅広さは本当にすごいですよね。(私も、目薬のシーンの強烈なインパクトにはぶるぶるしました。)
      でも私、実のところ、将棋は簡単なルールくらいしかわかってなくて、棋譜も解説も全然理解できないんですけど☆
      将棋わかったらもっと面白いんでしょうねぇ。
      2013/01/23
    • まろんさん
      マリモさん☆

      私なんか、将棋は簡単なルールすらわかりません。えっへん☆
      わからなくてもこの漫画はじゅうぶんおもしろいけど、
      やっぱり将棋が...
      マリモさん☆

      私なんか、将棋は簡単なルールすらわかりません。えっへん☆
      わからなくてもこの漫画はじゅうぶんおもしろいけど、
      やっぱり将棋がわかると、うんうん!と頷けるところもいっぱいあって、
      何倍も楽しめるんでしょうね。

      目薬のあのひとコマの凄さを語り合えるひとに初めて会えてうれしい♪♪♪
      大袈裟じゃなく、ほんとに鳥肌が立ちました!

      ところで付録の手帳は、うってかわって、羽海野さんの愛猫ぶんちゃんが可愛すぎて♪
      表紙に小さく書かれている英語でのぶんちゃんの語りもお茶目で
      読みかえしては、うふふ♪ と笑ってしまいます(*'-')フフ♪
      2013/01/24
  • 普段漫画や続きものは
    一巻か最終巻に
    総括したレビューを書くんやけど、
    今回はなぜか
    書きたくなったので(笑)(^_^;)


    いや、それにしても
    羽海野さんは
    ブレないですね。

    これだけの人気作、
    読者に媚びようと思ったら
    ナンボでも媚びられるし、

    彼女の実力なら
    もっともっと可愛くて
    ラブリーな話も描けるやろうに、

    あくまでもメインは
    将棋の世界。


    勝負の世界に生きる者たちの厳しさや覚悟を
    真摯に描ききる姿勢は

    羽海野さんのプロ魂を感じるし、


    土俵は違えど
    同じプロとして
    読むたびに毎回
    身の引き締まる思いを感じています(>_<)



    それにしても
    半熟玉子の絶対失敗しない作り方は
    ありがた過ぎて
    毎朝お世話になってるし(笑)、
    (ホンマ失敗しません!)


    こってりトロつや〜の
    豚バラ丼の
    美味そうなこと美味そうなこと(*^o^*)



    そして三月町商店街のお祭りで
    三日月堂が出した屋台。

    ちほちゃんの想いを胸に
    三角巾を強く締め直す
    ひなたとあかり。


    「白玉シロップ」を
    みんなに振る舞う描写が
    あまりに懐かしくて、
    優しくて、
    儚くて、


    なんだか
    胸がいっぱいになってしまいました(≧∇≦)




    戦いは続いていく。

    零もひなもちほちゃんも

    二海堂も島田も宗谷も
    柳原棋匠も。


    苦悩しながらも
    抗うことを止めない人たちの
    「生きる姿勢」を描いているから、

    誰もがこの作品に
    憧れと希望を感じるんじゃないかな。



    雨が降るから虹が出る。

    みんなの明日が
    いつか輝きますように☆



    P.S.
    よしもとばななさんと
    3月のライオンの
    コラボCM見ました!
    つか、
    ア、アレは
    零くんなのか!?(笑)

    • 円軌道の外さん

      まろんさん、
      遅くなったけど
      コメントありがとうございます!

      いやぁ〜
      身体の心配してもらったばかりなのに
      下関出張中に...

      まろんさん、
      遅くなったけど
      コメントありがとうございます!

      いやぁ〜
      身体の心配してもらったばかりなのに
      下関出張中に階段から滑り落ちまして(笑)
      前歯折っちゃって
      今、包帯グルグルの
      ミイラマン状態です(^_^;)


      二年連続で
      おみくじ凶の意味がやっと分かりましたよ(汗)



      あっ、困った時のYouTubeの映像見れましたか?


      実写映像化はキャストにガッカリするんで(笑)
      是非ともアニメ化見てみたいなぁ♪

      将棋のシーンも
      動く絵で見れば
      ルールが分からない女の子でも
      リアルに分かりやすいと思うねんけどなぁ〜(*^o^*)


      2013/01/19
    • *hitomi*さん
      コメント&フォローありがとうございます!☆
      本を読みながら、門司港でまったりと働く者です。
      以後よろしくお願いします(・∀・*)

      コメント...
      コメント&フォローありがとうございます!☆
      本を読みながら、門司港でまったりと働く者です。
      以後よろしくお願いします(・∀・*)

      コメント、拝見はしていたのですが
      驚きと嬉しさでなんと返したらいいか分からず…
      こんなにもお返事が遅くなってしまいました。すみません。

      私も、普段は続きもののレビューはまとめてしか書かないのですが
      この巻はその「熱さ」に浮かされてどうしても書いてしまいました。

      羽海野さんの漫画には、本当に強い芯がある。
      誰かを想う気持ちであったり、
      よりよく生きようと努力する抗いであったり。
      しなやかで、まっすぐな登場人物たちは
      一人ひとりが羽海野さんの小さな分身なのかなと思ったり。

      ただ、はっとさせられたり考えさせられるばかりではないのが
      やっぱりこの漫画の魅力ですよね。
      何より食べ物が、本当に美味しそう。
      甘い和菓子やフレンチトースト
      あかりおねいちゃんのつくるカレーやから揚げ、とろとろ角煮。
      並の料理漫画よりも、読んでいてお腹がすいてしまいます。笑

      本棚を拝見させていただいたのですが、
      本当に、趣味がかぶっていて驚き&嬉しくなりました!
      こちらこそ、ぜひ今後の読書の参考にさせていただきますね(*´ω`*)
      2013/05/23
    • 円軌道の外さん

      柚木よつばさん、
      遅くなりましたが
      丁寧なコメントありがとうございます!

      いえいえ、
      こうしてコメントくださったことだけで...

      柚木よつばさん、
      遅くなりましたが
      丁寧なコメントありがとうございます!

      いえいえ、
      こうしてコメントくださったことだけで
      自分も嬉しいです(^O^)

      門司港と言えば福岡ですよね。

      自分は昼間は
      引っ越し屋でトラックを乗っている仕事を以前までしていたので、
      よく博多に長距離の仕事で
      月に一回くらいは通ってました(笑)

      それにしても
      羽海野さんの作品への愛情溢れる御指摘には
      自分も共感同感です。

      柚木よつばさんの言う
      強い芯があるって
      スゴくよく分かるなぁ〜♪

      決して可愛いだけじゃないですもんね。


      あと食べ物が美味しそうなところは
      ハチクロから変わらない
      得難い魅力だと思います(笑)
      (ハチクロの場合は美味しくなさそうな
      はぐちゃんの創作料理なんかもあったけど笑)

      自分はライオンを読むと
      いつもお饅頭や
      ちゃんとした家庭料理を食べたくなります(>_<)
      (贅沢でなくても
      ちゃんとしたお味噌汁に白いご飯と玉子焼きに焼き鮭とか笑)

      自分はブクログで
      好きな作品を通じて
      いろんな考え方や感想を読んでみたいし、
      視野を広げたいって思っているので
      良かったら
      末永くよろしくお願いします(^_^)v


      好きな本について語れる仲間って
      悲しいかな
      リアルではなかなかいないので…


      2013/05/27
  • 手帳付きの方にしてしまいました。だってにゃんこイラストが可愛いんだもん。

    柳原、66歳現役A級、タイトル通算14期。ただのじい様であるはずがない。
    現役最年長が背負うものの重さ。

    読み手も気力を要するような、読み応えのある八巻。
    だけどほっこりできる要素もちゃんと入っていて。将棋、指してみたくなります。

  • 実は単行本を待ちきれずちょこちょこ立ち読みをしていたので(すみません)、新鮮な感動はないのだけれど、それでも何度か繰り返し読む。

    柳原棋匠の画が能とかそんなのを彷彿とさせる。島田さんがとっさに角うつところとか、柳原棋匠が玉を上がるところとかかっこよすぎだろう。この辺は羽海野必勝パターン。

    でも、今巻で一番好きだったのは零くんが宗谷名人と、動かなくなった新幹線を後にしてホテルへ向かうくだり。非常事態で雨も降っていて、不思議と感覚が研ぎ澄まされるような感じがリアルだ。緊張感がこちらにも伝わってくる。ホテルを出た後の青い空を見るところとかも、こんな空を自分も見たことがあるような気がして、なんかちょっと感動した。すごい。

  • 玄人の意地というか、年寄りが頑張る話に弱い…
    泣いた。

  • 相も変わらず、凄まじく密度の濃い作品ですね。
    毎巻毎巻、色々な人々の生き様がじっくりと描かれる本作ですが、今巻のメインは勿論、表紙にも描かれている柳原棋匠の生き様です。もう、格好良いこと格好良いこと。とんでもない重みをもって語られる生き様、これで惚れるなという方が無理な相談です。これだけのものを描かれてしまえば、表紙を飾るのも納得せざるを得ないというもの。
    非常に高い満足感を覚えるとともに、やはり次巻が待ち遠しくなる。そんな一冊でした。

  • この8巻は凄まじいです

  • 手帳付きのを買いました。にゃんこ可愛い!!これは買いです。

    ネタバレ!!

    宗谷さんと零くんのお話。すっごく遠い存在だった人とのやりとりで自分を見直してるのかな。

    今にも倒れそうなお二方の対局は、戦い続けることの辛さ的なことを苦しいけど、それでも喜びがある。ことを凄く凄く語ってた!

    合間合間にあかりさんひなちゃんももちゃんで、ほんわかしますね!休息ですね!チャージです!!

  • 相変わらず、ジーンとくるなぁ。将棋でも何でも、こんなに、何か一つのことを極めたら…どんなにか人生は豊かになるだろうって、思う。同時に、プロの世界は弱肉強食だから、こんな風にプレッシャーで、プチッとなりそうになる人も多いんだろうけど。自分にしか出来ないことがあるって、幸せでもあり、不幸でもあるのね。深いわー。

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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