鍵 (花とゆめCOMICS)

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著者 : 望月花梨
  • 白泉社 (2003年1月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592172888

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鍵 (花とゆめCOMICS)の感想・レビュー・書評

  • 今更、だ。今更モチカリ中毒だ。抜けられない。この棘は何だ。棘が、もうずっと刺さったままの棘が抜けない。抜けない、んじゃない。この棘の、抜き方を私が知らないだけだ。抜き方を知らないから、忘れていた。この疼きを、勘違いしていた。
    表題作『鍵』、読んだ後に残るのは何だ。痛みじゃない、切なさでもない、本当にこれは、スッキリした気持ち。服部の思いは、空に向かって飛ばされた紙ヒコーキと共に空に放たれた、ようで。どの作品も起承転結の「転」で終わり、描かれていないその後・その余韻に浸る事で更に抜け出せなくなる。――本当、今更の中毒だ。

  • ちょっと怖いくらい心理描写が巧みでおもしろい。

  • この作家さんの恋愛は本当に愛おしくなる。
    切なくって、だけどとても純粋で。
    時々ふと読み返したくなる。

  • 読めば読むほどぐるぐるして共感してしまう。

  • すごくおもしろいし好きだったのですが、モチカリ作品の中でこの1冊だけなくしてしまったので、読みなおすことができません。読みたいなぁ。

  • 恋愛モノなんてくだらん、とすかしていた昔はつまらんと思っていた。
    けど大人になればなるだけ、恋愛モノの面白さがわかってきた。

    人を好きになるとくっついてくる、いろーんな感情、まさしく人間らしさってこういう機微にあったんだなあ。

    恋愛モノとはいうけど、望月さんのそれは、人間関係といったほうがしっくりくる。
    すいた惚れたの清々しさでも、最近はやりのいやらしさとかではなくて、
    じっとりじわじわ肌に染み込んでくるような、独特のコワさがある。
    もちろん救いもある。でもそれにしても、壮快というより、とにかくいじらしい。

    いろんな喜びや痛みがある。それでもみんな関わっていくんだよ〜ってくらい
    私はこの方の短編のほうが好きだなー。

  • BLというよりモチカリ得意の、惹かれたのが身近にいる人だった、という。
    気付いてしまうともう駄目だ。それには鍵をかけて捨てなければ。
    でももしその鍵を開ける鍵を拾われたら。
    全体的に蒸した湿っぽさが薫るけれど、
    それでも結構あっさりしているように思う。
    毒を食らわば皿まで、なんだろうか。

  • よこしまな気持ちで買うと風穴あけられる。胸にさくっと刺さる。ガラスの破片見たいなお話たち。好きです。

  • 肝が冷える作品集。
    これ、花とゆめなんだね・・・。

    望月花梨だなあ、という。一筋縄ではいかない話たち。
    わりと勝手なひとたちがでてくる。
    勝手なんだけど、みんな必死。
    必死だから身勝手なのか。

    『呼吸』
    キレるとかキレないとか、そんな簡単なことじゃなくて、「キレる」までの過程や齟齬があって、それでもそれに立ち向かえずに怒りと孤独に溺れてしまう「犯してしまったひとたち」。
    それを決して肯定することなく、でも、解こうとする。そんな試み。

    でも、個人的には『呼吸』よりも『犬と夏服』のほうが怖かった。
    ああいう、じぶんでも良くわからない突発的な執着欲というか支配欲のようなものは怖い。怖くて、ゾクゾクする。

    『鍵』は、ふたりの今後を読んでみたいと思わせる一作。『ノドアメイカガ』のあと。

  • 直接的な表現はないが精神的にはすごくエロ。
    青臭い思春期エロスを描かせるとこの人の右に出る者がいません。BL?…なんですね、あとがきで更に確定。『ピュアホワイト』とはまた違った方向。
    見開きの紙飛行機のシーンが鮮やか。

  • 表題作の、紙飛行機が空一面に飛ぶ場面が素敵。望月花梨は同性や兄妹などの倒錯的な恋愛をよく描くけれど、惹かれ合う心はとても綺麗に感じられます。

  • 収録されている短編『犬と夏服』が特に良い!

  • 中学生の頃のバイブル。また描いて欲しい。

  • この感じすごく好き。すべてを伝えてるわけではないのにヒシヒシと何かが伝わってくる。

  • ああああああああ


    なんかいけない世界を覗いてしまった


    でも、もう一度見てみたい。


    そんな背徳感というか、なんというか。



    しょっぱい、しょっぱいよ。

  • 思ったよりたくさんの方が登録していてびっくり。
    とにかく先生の独自的世界観がすごい。読むべきだと思います。

  • 鍵は同じ小学校から中学に入った親友を好きになってしまった男の子の気持ちと二人の危うい関係を丁寧に描いた作品。

    アルカロイドは幼馴染の少年を体が弱いせいで縛り付けてしまったと思いこむ少女が自分の醜さにうんざりして手放そうとするけれど...というお話。じゃがいもが印象的。

    呼吸は人の気持ちがまだちゃんと考えられなくてうまく関係性が気付けず苦しい少女を父と関ったクラスメイトによって楽になる話。暗いけど、こういう話が描ける人って稀有だと思う作品。

    夜 夜中は付近をうろつく女(実は実母)のせいで幼馴染がいなくなると置き換えて怯える少女の話。他の話よりちょっと主人公の年齢設定が低い感じで舞台も学校じゃないせいか印象が違う。

    犬と夏服は好きな男の子の制服を盗んでしまった女の子の心理を描いたもの。不可解ですれ違いがズキンと来るお話だけど、あまり好きではない話。

    思春期の繊細な透明感が漂っていて、彼女の作品はとても好き。これは欲望バスと並んで好きな作品。

  • 短編集。思春期のもどかしさをうまく表現しています。絶品!!

  • <全01巻>この作者にハズレっていうのはないんだけど、表題作のテーマが苦手だった。同性に友達以上の感情を〜(あらすじより抜粋)ってのが苦手なので。面白く無いわけじゃ無いんだけどテーマが苦手な以上いまいち抜け出せ無い。表題作以外は普通に面白かったんだけど、表題作が1つめにきてるから引きずったまま読んでしまって残念。

  • 「どうして私はこんなひねくれた表現ばかり」



    そんなようなセリフが出てくる漫画が収録されていて
    ひねくれ者の私はすごく共感を覚えたわけです。

    表題作も切なくて、とても好き。
    少年が少年に恋をする話でありながら、
    思考回路が全くもって乙女であり、不快感なし。
    むしろ、男同士の恋愛であることで、ぐっとせつなさがこみあげる。

    そして学ラン萌え。

  • ああ、望月花梨だ
    っていう作品ばかり

    心にある、でも表に出さない人間臭さを
    キレイにサクっと描いてしまう
    人間臭さをまったく感じないんだけど
    卑怯な気持ちとかバレたらヤバイけど
    バレて欲しい気持ちとか矛盾を上手く描く

    バレた時の彼らの表情は、こっちも
    後悔させるような感じが良い

  • 名作揃い。望月さんの短編集の中で一番好き。

  • アルカロイドの七実が調理実習の時に突然泣いたのが切なくて泣けた。泣かないけど。

  • いい!
    間とか雰囲気がいい!

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