花よりも花の如く 1 (花とゆめCOMICS)

  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592174417

作品紹介・あらすじ

幼い頃から能の舞台に立っている能楽師・憲人は修行中の身の上。祖父であり師匠でもある左右十郎先生の内弟子として、忙しい毎日を送っている。舞台の上では天人・美女・鬼にすら変幻自在…魅惑的な憲人の「お能」ライフを描くシリーズ第1巻!! 2003年7月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 「能」を舞台にした漫画です♪
    少女漫画で初めてじゃないでしょうか。
    21巻まで借りたので一気に読みたいと思います!

    もの凄い資料と取材、全国自ら足を運んで舞台を観る先生に脱帽ですm(_ _)m
    こりゃ面白い!!

    • みんみんさん
      まだ続いてるのが困るけど。゚(゚´ω`゚)゚。
      まだ続いてるのが困るけど。゚(゚´ω`゚)゚。
      2023/10/23
    • おびのりさん
      これまだ続いてるの?
      私も途中までは読んだんだけど。
      これまだ続いてるの?
      私も途中までは読んだんだけど。
      2023/10/24
    • みんみんさん
      最近22巻が発売された!
      すぐ借りなきゃ。゚(゚´ω`゚)゚。
      最近22巻が発売された!
      すぐ借りなきゃ。゚(゚´ω`゚)゚。
      2023/10/24
  • 能は「まず型をキチッと守って考えるな 曲の解釈とか人前で話すな」という芸能らしい。
    憲人が大好きだ。一見どこにでもいる普通の真面目な日本人、という感じだが、何故か惹かれる。
    西門を評して母は
    「損よねえおまえも 結構真面目なのにそんな顔がくっついてるから」
    「おれはおれは?」と憲人がいうと、「おまえは逆」「結構不真面目?!」「そうじゃなく…」
    「憲人さんて何も言わないのね 元気出して とか 解決法たか」
    安っぽい励ましを言わない憲人が好きだ。好きなんだよ。たとえ安っぽい励ましでもいいから何か言って欲しいときがあったとしても、それでも言葉を軽く扱わない憲人が好きだ。
    優しいようでいて意外と厳しい。そんなギャップにも惹かれてしまうのかも。あと勝手に人に期待しておいて失望する身勝手さも人間味を感じて好ましく思う。
    同性に好かれることが多い。
    能を一度自分の目で見たくなったので、作中で演じられた演目を書き留めておく。
    紅葉狩 葵の上 経正 烏帽子折 薪能国栖 橋弁慶 土蜘蛛 翁付養老 二人静 石橋 恋重荷 杜若 望月

  • こちらを先に読んで、後からNaturalを読んだ。
    ただどちらを先に読んでも、それぞれきちんと深く描写がされていて面白い内容。

    能の家に生まれて小さいときからお舞台に立つのが普通だった憲ちゃんを主人公に
    彼が語る調子で物語が進んでいく。
    単純に能の入門にも良いと思う。

    改めて読み返してみたら、1巻からなかなかにヘビーというか
    いろんな事件が巻きおこっていてすごい物語だ。
    みんな良いキャラなのだが、母方のおじいちゃんがまたちょっと突き抜けていて粋だ。
    憲ちゃんが痴漢の事件に巻き込まれた時
    心配をかけないよう黙っていたことに対して
    「家族には言いな。わかったとき情けねぇからさ」
    と言ったところも恰好良かった。
    水臭いとかちゃんと言えよ、じゃないこの愛のこもった言い方が素敵だ。

    楽くんの茶髪のエピソードもとても好き。
    確かにひとりだけ髪色が薄くてお客さんがそこに注目してしまうことで集中が切れてしまうのはありえる。
    生まれつきなのかそうでないかはお客さんにはわからないし、『邪魔になる』という意見は
    確かにそれはそれでその通りだとも思うのだ。

    楽くんにとって、能で頭などをつけたら髪が見えなくなり
    中身で勝負なことが自由で怖くて、
    だから髪を染めてもいいと思った、という逆説的な感じで自然に納得してそう思えたところが
    読んでいる身としても腑に落ちた。
    がっかりしてしまう憲ちゃんの気持ちもわからなくもないし
    わざわざ染髪剤を宅配便で送り返してくる楽くんが流石だ。

    本筋とは離れるが、ミュールやヒールでも
    きちんと足裏に力を入れて歩けばあんなにうるさい音はしないのだが。
    下駄や草履を履いていた時代ならあり得なかったろうが
    力を入れないで歩く人が増えたのだろうと思う。

    拷問芸能と冗談めかして描かれてあるが
    野外での虫や風などもう少しなんとかならないものだろうか。
    それでも帰ってきたくなるなにか。
    それがあるから帰ってくるし、
    だからこそ見る者も魅力を感じるのだろう。

  • 登場人物がみんな良い人すぎる感はあるけど、面白かった。
    韓国公演に行った話が良かったな。ギスギス感とか、リアルだった。

  • 幼い頃から能の舞台に立っている能楽師・憲人は修行中の身の上。祖父であり師匠でもある左右十郎先生の内弟子として、忙しい毎日を送っている。舞台の上では天人・美女・鬼にすら変幻自在…魅惑的な憲人の「お能」ライフを描くシリーズ第1巻!!
    (2003年)
    — 目次 —
    NATURAL外伝 花よりも花の如く
    NATURAL外伝 天の響
    私をお能につれてって
    花よりも花の如く~鬼の栖~
    星霜を髪に戴き
    お能の国の人だから
    大人はなにかをかくしてる
    附祝言

  • 「NATURAL」の西門さんの兄、能楽師の憲人が主人公。能楽という特殊な世界、いわゆる「芸能界」に生きる主人公は、普段はのび太のように呑気な感じですが、稽古や舞台では美しくなってしまうとこが素敵。大学時代、友人が能楽研究会にいたのですが、正直言って私は、仕舞の公演に呼ばれても、退屈で居眠りしてしまったりしてました。ゴメンね。でもこういう作品を読むと、その世界に非常に興味がわきます。一般人もお稽古したりしてるんだな〜とか色々分かったり。作者も、観世流でお稽古をしているらしい。そういえば、大学時代の友人も、社会人になってからもずっとお稽古してたっけ。すごいなぁ。能でも歌舞伎でも、ストーリーが分からないからつまらないのであって、予習していけば結構面白いんだよね。ということで、この作品でもちょっと予習できるかも。裏話もあるので面白いし。読んだらお能が見たくなるかも。さて、サイファ→アレクサンドライトもそうだったけど、面白い脇役を出した後は、続き物を書きたくなってしまうのでしょうか。読者としては、嬉しい限りですが。「メロディ」に不定期連載中。

  • 花よりも花の如く〜鬼の栖〜 熊野/紅葉狩/葵の上/経正
    星霜を髪に戴き 蝉丸/一角仙人
    お能の国の人だから 烏帽子折/巻絹/清経
    大人はなにかをかくしてる 鞍馬天狗/百万/住吉詣/国栖/安宅/橋弁慶/大原御幸
    電子書籍版のみ追加収録
    「NATURAL外伝」
    NATURAL外伝 花よりも花の如く 羽衣
    NATURAL外伝 天の響 鞍馬天狗/天鼓
    電子書籍版のみ「NATURAL外伝」(NATURAL文庫版に未収録)収録。

  • ほのぼのと、能に親しめる。
    能面被ると、息苦しいということが分かった。

  • 日本の文化はうつくしい。

  • デビューからのファンです。

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