あかく咲く声 3 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 409
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592177807

感想・レビュー・書評

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  • 緑川作品の中で一番好き

  • <全巻読了>
     荒削りではあるが、テーマ・作風・構想・演出・描写等において、作者の神髄が最も顕著に結実している長編は、実はこの作品だと思う。
     “緑川漫画の連載物で一番のお勧めは?”と問われたら、私は(「夏目友人帳」ではなく)こちらを挙げる。
     (勿論、「夏目」が出世作なのは認めるけれど。)

     境界線上に立つ辛島の危うさと、背中合わせの未来の光。
     温かい安定感で、誰にとっても救いとなりえる、国府の強さ。
     二人を見守る周囲の想いも交えてこそ、完成する世界観。
     これを読んでいる時が一番、『緑川ワールド』に浸れる気がする。

     単行本2巻に収録の「珈琲ひらり」も、隠れた佳作短編。

  • 再読。

    夏目より、緋色の椅子より好きな連載だったかも。

    アニメ化かドラマ化してもいいくらいじゃない?

  • 最終巻。
    赤い花弁、というか「あか」がとにかく印象的だった。

    そして後日談的エピソード「坂本」「川口」編。
    とにかく「川口」の最後のモノローグに全てを持っていかれました。

  • 表現力に圧倒されました。
    好き嫌いのある絵ではあると思いましたが、物語はすばらしいです。
    人には理解されない声を持つ辛島の内に秘める心情や、それでも受け止めようとする国分、そんな彼女が傷ついてしまうのを危惧する会冨、、彼女は完全脇役でしたが、個人的には好きな人です。
    辛島と坂本の関係にはぐっときました。お前とは友達にはなれない、という言葉が心に響きました。
    悪人顔の川口の話をもう少し欲しかったかも。

  • 最終巻。会話をするとか、手を繋ぐとか、些細だけれど、優しく強い結びつきが素敵でした。坂本と川口視点の物語が収録されているのも良かったです。完結なのは寂しいけれど、ずっとずっと続いていく物語だと思える作品ですね。/(2008.01.04読了)

  • 本編はもちろんのこと、短編が素晴らしいです。
    「いいなぁ」のシーンは、あれは、ああああ…ってなると思います。

  • 全3巻。辛島と国分の張り詰めた距離感が徐々に縮まっていく過程が秀逸。緑川さんはモノローグも素敵です。

  • 少しずつ変化していく辛島君がいいです。辛島君をとりまく人たちの話もあって、暖かな気持ちになれます。

  • ¥105

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著者プロフィール

漫画家。熊本県出身・在住。血液型はB型。1998年、第18回LMGフレッシュデビュー賞を受賞した「珈琲ひらり」(『LaLa DX』(白泉社)11月号掲載)でデビュー。2000年、「あかく咲く声」で第25回白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞を受賞。

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