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みんなの感想・レビュー・書評
完結
緑川作品では、ちょっと悪そうなやつだって案外丁寧な言い回し。
穏やかで切なくて心地いい一冊。
短編集。
全四編で、前半三つが同じ学校内の主人公が違うオムニバスになっていて面白かったです。
特に表題作がミステリで楽しめた。
先生の作品はネガティブにも光を感じさせ信じたくなる引力があると感じました。
他人との関わりで世界が変わり広がり、分岐し、未来が築かれていくのだと改めて教えてくれる。
緑川作品の短編は基本的に好きなのだが、個人的に珍しく愛せないキャラクターがいて悩ましい一冊。『花の跡』は大好き。 表題作『アツイヒビ』 ミステリっぽいテイストで好みなのだが、池田がちょっと怖くて不気味な印象、感情移入できなかったのが悔しい。国吉は好き。「きれいな声…」という台詞に初々しさが詰まってる。 大きいスイカと小さいスイカ、そして、スイカが割れる描写、暗喩が素晴らしい。 『花... 続きを読む »
緑川先生のカラーが出ててすごく好きな雰囲気。
ただ、あかく咲く声を読んだ私としては最後の『名前のない客』の三郎君が辛島君と見た目がダブって仕方ない。
■書名
書名:アツイヒビ
著者:緑川 ゆき
■概要
短編集です。
全部で4話収録されていますが、最初の3話は、ある1つの学
校を舞台にした、学生達の恋や事件をオムニバス形式で記載
しています。
最後の1話は全く独立したお話です。
■感想
学生の恋愛がメインのお話しです。
お話しの雰囲気は、どのお話しもやはり独特な切なさと優し
さがあります。
学園モノの3話では、2つ目の"花の跡"がオススメですね。
シチュエーションがいいです。定時制と夜間制の二人のお
話でもろに甘い恋愛です。
最後の1話は、"要人を守る事を請負稼業にした組織"のお
話しですが、長編にしても色々な方面にお話しが展開で
きて面白そうでした。
小さいけど感動を与えてくれる良い短編集でした。
緑川作品における男性キャラは、この連作の池田や「あかく咲く声」の辛島のように、『あちら側』に片足を突っ込みかけている冥(くら)い危うさがあってこそ光る気がする。
また、「花の跡」の廃線路の描写の空気感に見惚れた者としては、月刊ペースだと一コマに注がれる労力や余裕があまり無さそうに見受けられて、結構寂しかったりも。
国吉は学校帰りに、川で生徒手帳を探す優等生・池田と出会う。
そこに手帳を拾った女生徒・室園が現れ、彼の手帳には殺人計画が書かれていることを明かすが…。
雰囲気のある短編集でした。
恋愛だけでなく、どちらかというとミステリー色が高いような。
緑川さん独特の世界観というか、真価が発揮されてましたねー。
個人的には定時制の子と机を共有して、花の絵を描き残す「花の跡」が好きでした。
初めて読んだ緑川先生の漫画です。表紙の絵の優しさに惹かれて買いました。絵柄だけではなくストーリーも、切ないのにどこか優しくて心が温まります。この作品を読んで以来、すっかり緑川先生の作品のファンになってしまいました。今は「夏目友人帳」を連載中ですが、もっといろんな作品を読んでみたいです。
癒されたくなって。
友人にこれを借りたのが、まだ夏目の一巻が出たか出ないかと
いったところ。友人はずっと緑川さんに注目していたそうで。
さすがです。
「アツイヒビ」で池田が必死に「家族のかたち」を
守ろうとする、特に国吉に殴りかかるシーン、
高校生の限界と必死さを感じてせつなくなります。
それから「花の跡」はとても秀逸。
イメージが鮮烈で、ちいさな落書きの花と
天井の大きなイラストが忘れ難い印象を与えます。
「きっと私/あの人に/あの花の跡につまづいて
飲みこまれてしまったんだ
あの人を好きになったんだ」
じつは夏目、読んでいないのですが…
いつか、買ってみたいです。
殺人計画の書かれた生徒手帳、割れた西瓜、机のらくがき、絵の具のチューブをぎゅっと握って捨てる、飴玉、白い息
この作品の何が好きなのかって聞かれたら、空気って答えると思う。
勿論ストーリーもとても好きなのだけど!
うーむ、うまく言えないけどとにかく大好きなんだ!お気に入り。
池田君が切ないです。最初のぶっきらぼうな雰囲気も、最後まで読むと納得というか、彼の環境を考えると切なくなりました。
緑川さんの作品はモノローグがとても印象的ですよね。
「アツイヒビ」生徒手帳に殺人計画。故意か偶然かわからないまま、その曖昧さがかえってリアル
「花の跡」登校するたびに増えて行く花の絵ってロマンチックでミステリアス。描いてた人はもっと不思議な人だった。絵に溺れてた思春期を思いだすなぁ

話はどれもひねってあって良い。





