- Amazon.co.jp ・マンガ (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592177999
感想・レビュー・書評
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はなのあとってこれに入ってるんだっけ? 緑川さんの漫画では「あかく咲く」と「名前のない客」と「はなのあと」が並んで大大好き。
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緑川先生のカラーが出ててすごく好きな雰囲気。
ただ、あかく咲く声を読んだ私としては最後の『名前のない客』の三郎君が辛島君と見た目がダブって仕方ない。 -
■書名
書名:アツイヒビ
著者:緑川 ゆき
■概要
短編集です。
全部で4話収録されていますが、最初の3話は、ある1つの学
校を舞台にした、学生達の恋や事件をオムニバス形式で記載
しています。
最後の1話は全く独立したお話です。
■感想
学生の恋愛がメインのお話しです。
お話しの雰囲気は、どのお話しもやはり独特な切なさと優し
さがあります。
学園モノの3話では、2つ目の"花の跡"がオススメですね。
シチュエーションがいいです。定時制と夜間制の二人のお
話でもろに甘い恋愛です。
最後の1話は、"要人を守る事を請負稼業にした組織"のお
話しですが、長編にしても色々な方面にお話しが展開で
きて面白そうでした。
小さいけど感動を与えてくれる良い短編集でした。 -
緑川作品における男性キャラは、この連作の池田や「あかく咲く声」の辛島のように、『あちら側』に片足を突っ込みかけている冥(くら)い危うさがあってこそ光る気がする。
また、「花の跡」の廃線路の描写の空気感に見惚れた者としては、月刊ペースだと一コマに注がれる労力や余裕があまり無さそうに見受けられて、結構寂しかったりも。 -
花の跡ってのが好み。
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ミステリ好きにはたまらんかった。ぞくぞくする。
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癒されたくなって。
友人にこれを借りたのが、まだ夏目の一巻が出たか出ないかと
いったところ。友人はずっと緑川さんに注目していたそうで。
さすがです。
「アツイヒビ」で池田が必死に「家族のかたち」を
守ろうとする、特に国吉に殴りかかるシーン、
高校生の限界と必死さを感じてせつなくなります。
それから「花の跡」はとても秀逸。
イメージが鮮烈で、ちいさな落書きの花と
天井の大きなイラストが忘れ難い印象を与えます。
「きっと私/あの人に/あの花の跡につまづいて
飲みこまれてしまったんだ
あの人を好きになったんだ」
じつは夏目、読んでいないのですが…
いつか、買ってみたいです。 -
この短編集のなかの「花の跡」はとくに秀逸。
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ちょっと考える。恋ってせつない。
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高校生っていいなぁ。