彼氏彼女の事情 21 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
3.69
  • (188)
  • (116)
  • (382)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 1424
感想 : 130
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592178651

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 16年後のエピソード(全員が全員順風満帆に行き過ぎていて、小さな悩みまで丁寧に描いていた本編をこれで上書きしてしまうのはもったいない)は正直蛇足に感じたが、最終回のファンサービスということで自分を納得させた。

    庵野監督によるアニメシリーズをきっかけに読み始めたというのもあり意識をしすぎているのかもしれないが、シン・エヴァンゲリオンの元になったのではないかというエピソードや心理描写があり興味深かった。
    サブタイトルの「序破急」も新劇場版が発表される前にこちらで登場(14巻)している。
    庵野秀明と津田雅美のインタビューなどがあれば読んでみたいが、津田雅美はあまり作品外では語らない人らしい。

  • まるで心理学の本の様な内容。後半になるにつれそれが増していってちょっと難しかった。みんながそれぞれの事情を抱えていて、という所はリアリティがあって好きだったが、みんなが必ず恋人と結ばれてっていうのは逆にリアリティがなくて好きでなかった。全体的には良かったと思うが、期待していた分この評価で。

  • 有馬くんや雪野さんのように人生味わいつくさなきゃですね。
    全巻読み終えての感想は、そんなことあるかい!!と突っ込みたくなる
    場面多しだったけど所詮少女マンガ。
    いい物語を見させていただきました。

  • 彼氏彼女の事情21
    レンタル

    最終巻。
    アニメ視聴と最終の数冊を読んでいただけだったので、途中のあれこれがわかってすっきりしました。
    長年のもやもや解消。

    終わり方については、マンガとは言え、納得できない部分もあります。あんなにスパスパ成功されたら、非現実的で面白くないと思ってしまう。努力の描写は?成功へのプロセスは?と、思わずにはいられないのは自分が大人になりきれないからか、それとも…。

    あの終わりの創られ方は、仕方ないところもあるのかなとも思っています。人は体験したことしか書けないというし、あんなミラクルなキャラたちを厚く描ききるのは難しいのでは、と。

  • 面白かったー!!!蛇足的な部分も多々あったけど、
    キャラそれぞれを深掘りしてくと見えてくる闇とか、
    心情を深く読み取れて考えさせられでも沈み過ぎず、
    ずっと雪野の凛とした格好良さに、救われてたなあ。
    まさかの妊娠に本当びっくりせざるを得なかったけど、
    本当最後の最後の、
    「『あー面白かった疲れたーー』て
    言って死ぬのが夢なんだ!」
    「そうだね、人生本当におもしろくなるのは
    これからだよ」
    の台詞が最高です!!!!ありがとう!!と言いたい。

  • 大好きだけど読むとメンタルが崩壊する。

  • 学生の時に、この漫画に出会えて良かったなーと思う。

    いい方向にぶっとんでるスーパーヒロインの雪野さんと、紆余曲折あったけど愛に気付けた有馬くん。出てくるたびに、私の心をざわつかせてくれた浅葉くん。色んな人がいて、色んな愛の形があって、読み返すたびに新しいことに気付かせてくれる。

    津田雅美さんの、言葉のチョイスがすごく好き。あと、柱のコメントがいつも楽で、色々と影響受けたな。

  • .

  • 【※コミック注意】

     さて、もう何度目かわからないけれど、我慢できなくて最終巻を読んでしまいました。
     雪野が妊娠したことがわかり、進学しないことを決めた二人は、それぞれの両親に報告したり、友人たちに報告したり、様々。
     いろいろな表情で雪野んたちを祝福してくれて、三年生はついに卒業の時期を迎えてしまう。
     高校卒業して早々に、進路がバラバラになってしまった皆は、相変わらずのまとまりのなさを発揮する。
     進学校にあるまじき、進路の数々だけど、それこそが進学校の進学校たる証なのかもしれない……とちょっと思ってしまいました。
     まあ、その中でも濃い面子が集まっているグループだったからねえ……。
     そんなこともあるよね。

     そして、16年後。
     今度は、雪野んと有馬の最初に身ごもった子供が遂に高校生になって、有馬たちの通っていた北栄高校に進学することになった。
     彼女はしっかりと大人になっていて、実は浅葉のことが好きで、それに対してしっかりと勝算も持っているという、まさしく有馬と雪野んを足して二で割ったようなしっかりもの(笑)
     そんなかわいい子供たちを生み育てながら、雪野んはしっかりと医者の道を歩いていて、有馬はしっかりと刑事になっていて……
     互いが互いの夢をしっかりと叶えている。
     もっとも、あの二人だったら、叶えられないほうがおかしいと思うような正確ではあったのだけれど。

     そしたら、そんな高校卒業式以来の面子が久々に集まる……ってなって、やっぱり変わってない人たちや、変わっちゃった人たちもいろいろいたりして、やっぱりカレカノの世界はカレカノの世界観なんだなってちょっと感動しました。
     作者さんが最後に書いてらっしゃいましたが、図太い人たちなのでどこかでちゃんと生きていってくれるでしょう……って言い分は確かにその通りで、きっと今も有馬と雪野は、物語という世界の中でしっかりと生きていてくれるんだろうなって思います。

     終わってしまうのは悲しいけれど、いつかは物語にピリオドがつくのならば、この物語は最高の終わり方をした部類の物語だと思っているので、何にも不満はないです。
     次を望めばキリがないけれど、強いて希望を上げるのならば、浅葉と咲良ちゃんのその後が見てみたかったかなあ……と思います。

     ステキな物語を長きに渡ってありがとうございました!

  • いよいよ、最終巻です。

    浅葉編は、もうちょっとしっかりと浅葉の姿をかくのかと思ったけれど、モヤモヤとした感じでありました。
    なんか、あのわりとくっくりとキャラクターの輪郭のある物語の中で、わたしにとっては、浅葉だけが、ちょっと謎なキャラクターでした。
    えーと、裏表があるのに、裏がかかかれなかった気がします。

    そして、最終回。
    なんか、長くてかききったなぁという感じでよかったです。

    わたしも、一瞬、信じてしまいましたよ~。
    でてきた瞬間から、

    「えーと、この髪の色は、あの人だよねぇ…」

    と、けっこう見事に騙されました。いや、あとの回想シーンで、気づきましたが…。

    ところで、咲良ちゃんのダークサイドは?
    ない?いやいや、あの2人の娘ですよ(笑)
    そうか、浅葉は、ここで、つかまったというか、着陸したんだ。

全130件中 1 - 10件を表示

津田雅美の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×