紅茶王子 (25) 花とゆめCOMICS

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592180050

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  • 「君はいつも誰の人生をも左右しないささやかな願い事って言ってたけど。そんな願い事は、この世にはないと思う」
    「知ってるよ。だからこの仕事やってるんだ」


    夜の12時、白磁のカップに紅茶を入れて、映った満月をスプーンでひと混ぜ。
    カップから現れるのは、呼び出した人のささやかな願いを3つだけ叶えてくれる、紅茶の妖精。願い事に期限はありません…。

    という、ザ・少女漫画な始まりの「マジカル学園ロマンス」。1997-2004年。


    ゴールデンウィークに白泉社の公式アプリで全巻無料公開してたので読みました。リアルタイム以来だから久しぶりもいいとこです。4日で25巻は大変だった…。

    20年前の作品、いろいろ今では見られない表現が多いです。当時のジェンダー感を反映して、男なら〜とか女なら〜とか言う発言が多いし、高校生は平気でお酒飲むし。先日手に取った「グリーンウッド」もそんな感じでした。

    そのへんスルーして読むと、楽しい作品です。人気があったのわかるなという。明るいラブコメでいて一貫して「別れの物語」というのも情緒的で素敵。
    とはいえもの凄く名作かと言うとそうではないかな…というところ、だったのですが、あることも知らなかった続編でやられました。

    アプリでレコメンドされなければ知る由もなかったこの続編がもの凄く名作で…!

  • 「忘れられること」「忘れてしまうこと」。
    始まったことに終わりはつきものだけれど、
    終わりもまた始まりの準備。

    切なさと幸せは、半分こだけど
    また巡り合えた縁の中で、みんなが幸せだといいな。

  • 最初はルールがあって出てきてた紅茶王子達が、いつでもどこでも何でもありになってきた辺りから楽しくなり、願い事が残り少なくなってきてからは寂しい気分になり、やっぱり別れのシーンでは泣きまくり。
    後半特に魅せてくれました。もう一回読みたいかも。

  • 紅茶王子のひとシリーズの完結刊。
    このあとアッサムと奈子と子供の絡む番外『紅茶王子の姫君』があるはず。

    アッサムと別の主人の話、番外編「フォーゲットミー・ノット」とアールグレイの過去主人の番外編「金のクピト」が収録。

    「フォーゲットミー・ノット」は紅茶王子のなかで一番好きかもしれない。

    「金の~」は補完の意味もあるのかな。ちょっとはスッキリ。ニルギリが出てくる。

    資料・参考文献も掲載。

  • ポケットに手乗り王子様
    大きくなったら超美形。
    少女漫画ですよ!

    長いので中にはダレる巻もあり、
    終盤は伏線と合ってないかも?
    なところもあったりしますが、
    再会のしかたが
    少し人魚姫風で
    お伽噺っぽくていいです。

    再会時のムキムキ感は
    ちょっとイヤなんですが
    こんなカッコいい人たちに
    囲まれたら信じられなくて
    逃げ出してしまいそうな
    気がします...

  • 紅茶も好きになるし、話の雰囲気も好き
    アッサムが素敵^q^

  • 最高。有終の美。

  • 紅茶王子(王女)が人間との境界線を簡単に超えて欲しくはなかったなぁ…
    紅茶王子(王女)の誰も彼もが、人間になれるなら、願い事の制限が「ささやか」な願い事に設定されている意味が無いような…
    紅茶王子(王女)が人間になるのは、「ささやか」ではないよね…
    その内に、この世界から「紅茶王子(王女)」が存在しなくなりそうだ…(紅茶王子(王女)の全員が人間になりました。めでたし、めでたし。で、物語が終結しそうだよ…)

  • 最初読んだときは、まさかアッサムが相手だとは思わず、最初はハルカだとずっと思ってて、その次はアールグレイだとばかり。すごく驚いた。かなりのわき役だと思っていたのに拍子抜けです。最終巻なのは悲しいけれど、番外編を楽しみにしておきます。

  • 山田南平さんの作品のなかでも、かなり好きな作品です*\(^o^)/*

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