- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592181293
感想・レビュー・書評
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『戦場にて、言葉無くして』のために再読。モリエ作品の中で一番好きな作品を挙げろと言われたら、私は迷わずこれを選ぶ。(最近のは読んでいないから、二番目は『せつげつか』かな。)本誌に掲載された季節は春だったし、作中の季節も春だ。それなのに、この温度の高さ。初めて読んだときは作品が孕む熱に参ってしまい、しばらく動けなかった。柱でモリエさんが《空自が近くにある地域の雰囲気が伝わったらいい》と書いているけれど、同じような環境で通学していた私には十分すぎるほどだった。
確かに、言葉は実感を持つ。けれども胸の内に抱える想いの彩度、明度、温度、重量をすべて言語化できるか、と問われれば答えは否だ。言葉は万能じゃない。
《2015.08.12》詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
紆余曲折を経てハッピーエンドなのはよかったけど、やっぱり元々読み切りで終わっていたものを連載化したというのに無理があったのかなとも思いました。読み切り時のインパクトがよかったので、連載してその良さが迷走したというか。でも今までのモリエ作品で連載化した作品の中では一番持ち味が出ていて好き、かな。
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ハッピーエンドでよかった(:_;)
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絵が綺麗。あきはるさんが可愛い。
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生花の目が見えなくなり、二人は依存し、明春は闇の中へ堕ちていく。
闇の中で光を目指す生花と、闇の中に居続ける明春。大人だけど子供。子供だけど大人。
そんな二人の対比が見事です。
読み切りの「戦場にて、言葉無くして」も素敵な設定でした。 -
再読。
生花が失明してから2人して病みながら闇に堕ちていくところは、こちらが不安になりながらも純粋ゆえに危うく、惹き付けられた。けれど、変化への対応に悩みつつ、葛藤した関係性の変化の過程が2人らしく、ハッピーエンドになってよかった。
生花の両親の過去もちらっと窺えて、お母さんが可愛らしかった。
最終話では子どもに見えて大人な明春と、大人らしく見えて子どもな生花の対比が際立ったかも。
清らかなえろさも素敵だけど、プロポーズと指輪のくだりが可愛すぎて破壊力がすごかった。 -
少女漫画だしなぁと思いつつ、もうちょっと、もうほんとちょっとこー、と思ってしまう。
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未だに好きすぎて読み返すんだけどw
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タイトルやキャラクター、雰囲気とは正反対に結構エロくて驚いた・・・・・。
男の子も女の子もカワイイんデスけどね。
びっくりΣ(・口・) -
いつ完結してたんだ……。よかった。しかし二人はよく泣くね。相変わらず文学的なエロさがいい。でも番外みたいなほのぼの純愛も好き。