亡鬼桜奇譚 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 212
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592185505

感想・レビュー・書評

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  • どのお話もだいっすきです。
    『亡鬼桜綺譚』
    なんて切ないんだろう。
    最後のページでは鳥肌が立ちました。儚くて、切なくて、悲しく、だからこそ、美しい。

    『無限時計』
    世界の中心にたつ無限時計と、それぞれの左手に持つ銀時計。銀時計が示すのは各々の寿命。自分の寿命がわかるというのは残酷なことです。 だけど、だからこそ悔いのない生き方が出来るのではないかと思うのです。
    「もし永遠なんてものがあるとしたら、それはきっと、永遠を信じた一瞬のことなんだろう」という台詞が印象的でした。

  • 『ミューが間違ってるのは 答えがあると思っているところだよ』
    『世界は幸せになろうとする人に優しいって 大人は皆言ってるわ』

    小説のような漫画だと思いながら読みました。よかった。『サンドグラスの檻』が映像的にも物語としても好き…アニメ映画になってほしい。ぜったいいいものができるよー!あんまり派手な色は使わないでさあ、ふつうに綺麗な色でさあ…。

  • 斎藤先生の切ない作品が大好きです。

  • どのお話もだいっすきです。
    亡鬼桜綺譚……なんて切ないんだろう。最後のページでは鳥肌が立ちました。儚くて、切なくて、悲しい。だから美しい。


    無限時計……世界の中心にたつ無限時計と、それぞれの左手に持つ銀時計。銀時計が示すのは各々の寿命。自分の寿命がわかるというのは残酷なことです。
    だけど、だからこそ悔いのない生き方が出来るのではないかと思うのです。
    「もし永遠なんてものがあるとしたら、それはきっと、永遠を信じた一瞬のことなんだろう」という台詞が印象的でした。

    サンドグラスの檻……憎しみが赦しへ、そして愛へ。
    檻を出た王は、これからどのように生きていくのか。希望と光に溢れた余韻が残ります。


    花のカノン……短いながらも、かわいくて優しい。とても素敵な作品でした。

  • 四つの話が収録されてる短編集。

    斎藤けんさんは短編を
    描くのがお上手だなと
    思いました。

    短いストーリーの中に
    置かれた一言一言が
    すっと、胸の中に入って
    いくかんじ。


    「無限時計」が
    一番好きでした。


    永遠って言葉は、どこか
    怖いですね。

  • 「サンドグラス」が本当に、ずるいなあ…!と思いました。
    寂しい話が多いですが、それもまた斎藤けんさんの味かなあと。
    世界時計の話も好きです。女の子がとってもかわいい。

  • 「サンドグラスの檻」がすきすぎてやばい。
    さいごのほう、表情が見えないけど表情が分かるって、すごい表現力だと。
    はー好きすぎる。

  • お友達から借りて読みました。
    短編ストーリーですが、どれも面白かったです。

  • ○感想

     時計の話がばり好みです。世界の終わりまでの時を刻む時計(実ははりぼて)と、一人一人の命の終わりまでの時を刻む銀時計がある世界。設定もいいし、少女のみずみずしさも美しい。いっそうらやましいくらいに。
     銀時計が見えたら、計画はある意味立てやすいのかもしれない。ただ、それが他の人と比較して極端に短ければ…どうだろうなぁ。さいごに、取り乱す前に眠ってしまうことを選ぶ心もありうるかもしれない。同じ設定でもっと読みたいです。あの世界が知りたい。
     鬼の話は、悲恋とくくるにはさびしすぎるな。ただふつうに話すだけのことが、ひどく難しいというだけのこと。
     サンドグラスの檻は、単なる元王の成長話かと思ったら、憎んで憎んで憎んだあげくに憎めなくなった魔女の話で。やっぱりどこかさびしかった。元王さまが老夫婦のもとでしごかれて、農作業やって失敗して、なんとか続けてみるけどあんまりたくさんの仕事はできなくて、俺はなんて無能なんだと落ち込んだところで、ちゃんと考えているからだよと言われて誇らしくなるあたりとかスゴいな、と。
     歓びが確かに描かれているからこそ、さびしさが際立つ短編集なのだと思います。

  •  タイトルになってる作品が一番すきだったなぁ
    あと「サンドグラスの檻」。

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