- Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592185888
感想・レビュー・書評
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そーいや7巻にはシリクスとロレイウスの出会い篇が載ってます(たぶん)。正直、グッときます。
前世はシリアスなのです。感動なのです。
そして敬大を苦しめるポンペイ滅亡のときが8,9巻またいで描かれます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
きっと私の使命なのよ
自由になってほしいんだ
せつない… -
うーん。ツインズ大活躍だなぁ。
芹沢は女の子として好感度高いので、うまくいくことを祈ります。
鈍くないくせに、ここまで気づかずごまかしてきたのはやっぱり無意識の逃げだったのかな。敬大はすごくいい男だけど、ずるい男でもあるんだろうな。 -
止まっていた時と想いが動き出す――……
華麗で繊細なイラストと、妙にリアルで多彩なセリフが織り成す、
前世の記憶を中心とした物語。
――――あなたは大切なものを失います
――――そろそろ冴木敬大は 目を開けてもいい頃だろ
――――俺を許さないでください -
うあー、こうなるのか。こうなっちゃうのか
第一巻を読んだ頃から「いずれ敬大と芹沢がくっついて終わるのだろうな」と当たり前のように考えていたのだけど、敬大が芹沢を好きになり幸福になることが何を意味するかまでは全く想像できていなかったな…
既に滅んでいるポンペイに心が囚われている敬大のままでは芹沢を選ぶなんて到底出来やしないのか
というわけで、内容的には琴宮のド天然プレイを契機に敬大の中にある芹沢への想いが噴出してまさかのラブコメ展開へ突入する第8巻
芹沢に男が近づいて平常心じゃ居られなくなる敬大はこれまでも描かれてきたけど、いざ芹沢と自分の関係に罅が入ってしまった敬大がここまで取り乱してしまうとはとは思わなかったよ。あの敬大が芹沢に超そっけなくなるどころか周囲にまで冷気を振りまいてしまうとは
かなり意外な姿
でもこれって、敬大がこれまで芹沢を絶対に異性として認識しないように、意中の相手と思わないように自分を縛り付けてきた反動でもあるんだよね。だから、自分への戒めと向き合わなければならなくなれば何時にないみっともない姿を晒さなければならない。そんな情けない敬大を目の前にしては恋敵であるはずの裕真も発破をかけてしまうというもの
また、ポンペイと全く関係なく現代を生きている琴宮の「生きてる時間は止まってくれない」という考え方は現世と向き合い始めた敬大にとって非常に参考になるものだったようだね。
ここまで周囲からの影響があれば後は真っ当にゴールインできそうなものなのに、前世の記憶なんて儚い存在の上に作られた関係はそれを許してくれないんだねぇ…
芹沢はこれまでずっとセレナが一番だと言っていた敬大が自分を好きになるなんてすぐには受け入れられない。そして、肝心の敬大も芹沢を好きになって前に進もうとした途端にまさかの状態に……
前世の記憶を持ちながら現世を生きる敬大がいずれは向き合わなければならなかった、前世と現世のどちらを優先するかという大問題。
目の前に居た芹沢よりも既に滅んでいるポンペイを優先してしまった敬大の選択は本当に最悪としか言いようがない。本人もそれを自覚しているから苦しみ続けるのだろうけど
そして、ここに来てポンペイ最後の日が描かれるのか…
物語の終わりが近づいていると感じられるね -
【別置/請求記号】 726.1/ク-4/8
【資料ID】 1001011871 -
全8巻