NGライフ 9 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
4.39
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本棚登録 : 370
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592185895

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい設定を見事に昇華させてくれたなあと思います。
    草凪氏の実力が一気に開花したかんじ!

  • ハイ、前世篇のつづき。
    ロレイウスが漢をみせる。アグライヤの強さに涙する。

    ハイまた前世篇。ディロスの想い、ラウルのイヤミかっこよさ、麗奈の過去…みたいな。

    というわけで、2話じゃ少なすぎる。もう少し前世篇みたかった。それだけで十分のドラマがあった。全9巻という制約があったのが哀しい。

  • 終わりましたねー。泣きました。
    選択肢がいろいろあって、どれだけ間違っていると思っても、その時の精一杯で選んだものは結局正しいことなのかもしれない。
    それにしても予測が結構当たっていて、うれしかった。
    凌さんも新しい幸せがあるといいなぁ。そして吹っ切れた敬大はますますかっこよし!でした。

  • これにて完結です。
    わたしは、前世もの苦手なのですが、これはおもしろかったです。笑いとシリアスがいい具合です。
    最終巻、個人的には人と人のつながり方がよかったなぁ。
    これを読んで、ああ、だからこの人はこうなったんだ、こういう人になったんだ、とすごく納得してしまいました。
    ですがですが、最終話のういういさがすごくきつかった。なぜか、こっちまではずかしくなって、ひぃぃと思いながら読んでました。
    芹沢の心の突っ込みに激しく同意して、笑う。
    ケロチャの最終回後の番外編の時にアオちゃんに感じたものを、再び感じてしまった(笑)
    いやーでも、ずっとしまってた分だったんだろうなぁーと思うと……よかったね!と思います。

  • 最終巻にして明かされるポンペイ最後の日。それはシリクスにとって大切な人も場所も何もかも守れず自分を許せなくなってしまった日でもあったのか。
    これだけの後悔を抱えたままシリクスは死んでしまったから、冴木敬大として生まれ変わってもシリクスだった頃の記憶を忘れることが出来ず、また現世での新たな繋がりも肯定出来なくなってしまったのか

    スミルナの記憶を持つ凌なら兎に角、現世で敬大と楽しい思い出を幾つも重ねてきた裕真達にとって、現世を蔑ろにするような敬大の姿勢は堪らないもの。
    今の敬大は前世の記憶に縛られているようにしか見えない。だから敬大にキツイ言葉を投げかけてしまったとしてもそれを責めるのは酷というもの
    でも、裕真の言葉は今の敬大にとって致命傷になってしまうのが何とも……

    このタイミングで敬大がシリクスの視点では無く、幽霊のような視点でポンペイ最後の日を見ることになる展開は驚き。
    シリクスは何も守れないまま、ディロスに裏切られて死んだと思っていた。けれどシリクスでは知り得なかった視点から見る景色は必ずしも後悔だけを示しては居なかったし、何も託されずに終わったというわけではなかった
    だからこそ、敬大の意識を持ったままシリクスとなった後も敬大はシリクスが選んだ道を壊すようなことはせず、シリクスを後悔ばかりの運命へ送り出すことが出来る
    きっとこの瞬間にシリクスと冴木敬大は分離してようやく別の人間となれたのかもしれないね
    一人で死んだと思われていたセレナがシリクスの傍に来ていたと判明する優しいラスト。これも敬大がシリクスの記憶とは別の光景を見なければ知れなかったものだね

    そして前世の記憶に整理をつけた敬大は改めて芹沢にアタックするのだけど……
    あんた性格変わりすぎじゃないかい?以前のヘタレ敬大が嘘のように少女漫画のヒーローの如く言動してますよ?
    これにはセレナに夢中になっていた敬大が好きだったのだと思っていた芹沢も抵抗の余地なくあっさりと…

    思えばこれまでの敬大って前世の記憶を持っているために人格が小規模な混乱状態に有ったのかも知れないなぁ。だから前世の記憶に整理がつき現世と向き合えるようになれば本来持っていたスペックを余すこと無く使えるようになると
    敬大を翻弄することが多かった芹沢が敬大のアタックに為す術なくあたふたし赤面する様はあまりに可愛らしいね
    早くもバカップルっぷりを見せつけるこの二人にはお幸せに、としか言いようがないね(笑)


    前世の記憶を持っている、なんてそこまで突飛ではない設定で始まった本作が読んでいるこちらの心をここまで動かす作品として成立するなんて読み始めた当初は全く想像していなかったな。
    恐るべし作者の腕前ですよ

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