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- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784592185994
感想・レビュー・書評
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悪霊退治ばかり繰り返し羅列する話は嫌だと思ったんですが、最初に前置きされているテーマ(二十歳の誕生日に悪霊が迎えに来る)がどのような結末で終わるのかちょっと興味があって最後まで読みました。しかしこれは期待を大きく上回ってくれました。
作者か見せようとしてるのは悪霊退治といった「正義の味方vs邪なる者」の善悪を分けた単純な構図ではなくて、幸せを求める者が自らの心のあり方をしっかり見つめることで打ち克っていけること。「誰かのせい」にしないで、自分の気持ちに責任をもってゆくこと。
自らが色んな体験をしている人ほど深く読み取れる内容のはず。読んでみて涙が誘われる作品には、そこに「真理」があるからだと思います。
バリバリの悪霊退治シーンが見たかったとか、ラブラブいちゃいちゃシーンを求める読者にとっては後味が少々不燃焼気味かも(笑)。でも、若い年齢で読み終えてしまった人も、いつかまた、手にとってみることをお勧めします。詳細をみるコメント0件をすべて表示