花よりも花の如く 9 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592186564

感想・レビュー・書評

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  • 「台本をよく読んで状況をリアルにイメージしてしかるべきアク ションをする

    そしたら自然に感情生まれる』。

    龍神を演じることが 「楽しみ」 と言う憲ちゃん。 思っているのと逆のことを言ってしまうことってあると思うが それは自分をもり立てようとしているのか、 深層心理では本当に 楽しみなのか。

    大体三十代半ばで披く道成寺を、 アラサー記念に 披けばいい、と言ってくれる先生が有り難い。 やりますと答えてしまうのもまた日常の関だったのだろう。

    西門が養子に行った日の事を忘れていたのを
    人は嘘をつくと捉えるのは
    幼少の憲ちゃんが気の毒にも思うが
    見たいものだけを見て覚えて
    見せたい自分を選択するのは 必死で生きている証
    というのは良い考え方に思う。

    市祐先生が見にきた時、 自分の震えを
    武者震いだと言い聞かせるシーンが良い。
    別に浮かれている訳でなく
    必死に良かれと思ってやっているのに悔しいが、
    誰からも文句が出ないくらい死ぬほど稽古する
    と闘志を燃やすところが素晴らしい。

    家でも稽古したいと伝えたら、 自分達も考えていたのだと言って すぐさま行動に移してくれる家族がさすが過ぎる。
    良い家族だな。

    葉月さんは気が強そうに見えるけど、だからといって傷つかないわけでは当然なく
    事故が起きた時に一人ではなくて本当に良かった。
    自然になでなでしてしまう憲ちゃんも可愛い。
    こういう時に変な慰め方や、お前も悪いところがあると言ってくるのではなくて
    頑張ったねと言ってくれるのは本当に泣ける。
    しかも運転を代わってくれて、さらに気分転換させてくれるのが完璧で
    憲ちゃんが好かれるのはこういうところだろうなと思うのだ。

  • 久しぶりに 続きを読みました。
    お能のことも 憲人の人間関係も 心に染みる話であります。

  • 葉月さんとどことなくデートのような奈良での一日とその前後

  • 能への悩み一辺倒だった憲人が恋の悩みが増え、そして成長してきてます。

  • 異色のお能マンガです(笑)しかし気がついたらどっぷりハマって、ついには本物のお能まで見に行くようになりました(゜∇゜) 和の心がちょっぴり学べるマンガです。

  • 間があいて、かなりいろいろ忘れています。

    たとえば、憲人、いつの間にメガネしなくなったんだろうとか、葉月さんって、俳優じゃなかったけ?とか。読み返さないといけないな~。

    まあでも、そういう部分がわからなくても、充分に楽しいです。

    信楽の多羅尾というところに住んでいたときに、里宮神社というちいさい神社があって、そこで、太鼓祭りというお祭りがあって、小学生の子たちが2曲ぐらい踊りを奉納しているのですが、そこで奉納されている1曲が「鐘巻き踊り」といって道成寺のお話とよく似た(同じ?)お話なのでした。

    もう、10年以上前の話になるのかな?久しぶりに、見てみたい気もします。

  • TVドラマ編が終わって、日常生活になりました。
    これまであんまり恋愛っぽいところがなかったのが、残念でしたけど、9巻にして、憲人に葉月への恋心が出てきて、面白くなってきました。

    葉月も憲人に好意をもってそうだけど、神戸の彼はいったいどういう関係なんでしょう。お友だちの彼だといいんですけど。

    道成寺の話も好きですが、お寺のお坊さんが、ストーカー殺人って言ったのは笑えました。確かにある意味そうかもって。

  • 「関」

    道成寺(安珍清姫)、葉月さんと奈良デート&バッティングセンター。

  • ようやくテレビドラマが終了して、日常の能の話に戻ったのですが、人間関係はどっぷりとそっちをそのまま引きずっております(笑)

    実は葉月さんはあんまり好きなタイプじゃないんですが(ごめんなさい~)芳年さんは大好きで、葉月さんとの間がクローズアップされてくると、自然芳年さんがおいしい立場で出てくるので、ジレンマ(笑)

    そして芸をする人としての琳さんと憲人の稽古シーンはすごく好き!
    いいなぁ、琳さん。
    あのドラマで憲人が得た中で、一番大きいものじゃないだろうかと思う。

    そして読んでいて相方は「奈良に行きたくなる」と言いましたが、私は「道明寺に行きたい」でした。
    前回、7巻持って宇治を尋ねた私たちなので(観光名所はひとつも行かず、花よりも~の場所だけ行ってきた)今回もそれは実現するでしょう。

    余談ですが、この本を読んでから市祐先生の夢を見ました。
    いえ、好きですが、でも何故市祐先生…(笑)

  • TVドラマをきっかけに能以外にも世界が広がってきた第9巻。
    葉月さんに対する恋心を自覚し始めた憲人。お似合いだと思うんだけど、どうなるのか‥。

    道成寺も決まって公私共に忙しくなっていきそう。
    次巻が楽しみ。

著者プロフィール

成田 美名子(なりた みなこ、1960年3月5日 - )は、日本の漫画家。代表作は、『エイリアン通り(ストリート)』、『CIPHER(サイファ)』など。血液型はAB型。
青森県青森市出身。青森県立青森東高等学校出身。1977年、『花とゆめ』(白泉社)掲載の『一星(いっせい)へどうぞ』でデビュー。
登場人物の前向きな姿の描写へのこだわりで知られる。マンガ評論家ヤマダトモコは、成田作品の個性を「明るさへの意思」だと評した。

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