あのこにもらった音楽 愛蔵版 (花とゆめCOMICSスペシャル)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592186922

感想・レビュー・書評

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  • 幼い頃にたった一人の肉親である母を亡くし、その母の親友一家に引き取られて育ったヒロイン梅子。
    その家の一人息子である蔵之介とは兄妹のように育ったが、周知の事実であるかの如く、梅子の高校卒業と同時に結婚しちゃった話からこの物語は始まる。
    (いや、結婚に至るまでには、もちろんひと悶着あったのだけどね)
    お互いを「好きだ」というような情熱はひとつも描かれていないけれど、兄妹のような幼馴染みだったからお互いの存在はあって当たり前、さりとてなくなると息苦しい空気のように、大事な存在なのだなぁ。
    イケメン(されどうだつのあがらぬ優男)蔵之介の家族への愛情、特に乃子への子煩悩な姿に和みっぱなしの私(笑)
    小梅夜曲と深雪譚詩曲が好き。
    あ、同時収録のユキの冒険も良かった♪

    どこかしらスコーンと抜けるような冬の青空みたく気持ちいい漫画。
    出てくる男の人が(床屋のおじいちゃん含めて(笑)皆ちょっと抜けていて愛すべき人たちなのもいい。なかでも梅子パパがいい人すぎて、おじさま好きにはたまらない。

    • まろんさん
      おじさま好きな私としては、梅子パパさんが気になってしょうがありません!
      イケメン(されどうだつのあがらぬ優男)の蔵之介、っていうのもいいです...
      おじさま好きな私としては、梅子パパさんが気になってしょうがありません!
      イケメン(されどうだつのあがらぬ優男)の蔵之介、っていうのもいいですね♪
      マンガは図書館で読めないのが悩みの種だけど、
      永遠ニ馨ルさんオススメのこの作品は、読んでみたいなあ。。。
      2012/12/04
  • 書き文字のサービス精神にグッとくるし、意外とピーキーな展開に面食らう。

  • 蔵之介のへたれっぷりがやっぱり好き。

  • 音楽特集その①
    梅子ちゃんは、ドイツ人のお父さんと芸者さんのあいだに生まれた子。でも全くハーフっぽくない(^_^;)。お母さんの友人の旅館で、娘同様に育ってきました。

    蔵之介くんはその旅館の一人息子。
    天才少年と謳われたピアノの名手だけど、ショパンコンクールの本選前夜に車に手を引かれ、今は実家の旅館でピアノの先生。
    梅子ちゃん18、蔵之介32。14歳差のふたりをめぐる物語です。

    勝田先生の物語は、絵柄にも話にも先生独特の雰囲気があります。岩本先生と通じるところがあるかな。
    ちなみに私は女ったらしの蔵之介がよろめく、若後家さんが好きです♪
    【効能】音楽、幼馴染、残念な人が好きな方に効果があります。
    【副作用】こんな旅館に泊まってみたく…は、ならないかな(^_^;)

  • こんな家族うらやましい。

  • クリスマスの話と、赤ちゃんがうまれるときの話が大好きです。
    勝田さんの描く男の人が、とっても好みです。

  • 勝田先生の本の中で一番好きな作品です。
    作者の描く小物がいちいち可愛くて好き。

  • 梅子の迎えに来たって
    はっきり言える決断力がすごい。

  • 最近寝る前に一話ずつ読んでる。この人の書く話は悪い人も出てこないし、ほのぼのしてて好きだなぁ

  • 読めば読むほど味わいが出てくるという珍しい少女マンガ
    この本からずっと勝田さんの漫画を買うようになりました。

  • ゆるーくて、ほのぼーの♪な漫画。
    音楽を、それぞれ違った続け方をしているのが良いなぁ。
    プロになれなくても、それぞれのピアノの続け方があり、蔵之助のスタイルもまた幸せなんだろうな、と。
    また、こんな夫婦っぽくない(良い意味で)夫婦も、素敵。
    漫画の細かい所に、わかる人にしかわからない小さい小技が効いてるのが、見付けると面白い(笑)

  • あまり夫婦って感じじゃないのがとてもよかったです。
    ずーと仲の良い兄妹+恋人みたいな。

  • 読みきり連作です。
    楽譜に例えるなら、組曲集みたいな感じ。

    芸姑だった母を早くに亡くしたヒロイン・梅子と、ヒロインがひきとられた旅館の息子で、事故によりピアニストの道を立たれてしまった蔵之介を中心としたお話です。

    音楽の話もたくさん出てきて話に絡んできますが、小難しいことは一切なしで軽いタッチで描かれています。
    笑える要素もたくさん。お祭りの占いのくだりは爆笑してしまいました。

    劇的な展開はないものの、よく考えてみたら凄くヘビーなものを抱えているはずの人たちを明るくさらっと描いています。
    最終話の蔵之介の葛藤や決断、梅子の想いは、そんなに深刻そうな描き方をされていないのに、ぐっと来るものがありました。

    ほのぼのとした物語の中に、やさしいものがたくさん詰まっていました。
    この先、何度も読み返したい1作です。

  • だらしない男と
    一途な女の

    かくも懐かしき御話し。

  • とにかく絵が可愛い!優しくてホノボノとした柔らかい絵柄で、ボンヤリと表紙絵を眺めているだけでもなごめる上、この表紙を外すと、本体表紙がブラームスの子守唄の楽譜になっていて、ピアノ好きにはたまりません。幼い内に両親と別れることになった梅子は、引き取られた家の息子、蔵之介が弾いてくれるブラームスの子守唄を聴きながら育ち、高校を卒業と同時に2人は結婚…というところから物語は始まります。印象的だったのは、「ピアニストとして世界の第一線で活躍することと、日々の暮らしを家族と穏やかに過ごすことは たいして変わらないことだ」という箇所です。いつかこんな悟りの境地に達してみたいです。ブラームスの子守唄やトロイメライを弾く機会がある方はぜひ読んでみてください。合間、合間に出てくるクラシック小話も面白いのでお見逃しなく。

  • あくがなく、かわいらしく、おもしろい。何度でも読み返せるお話。


    里帰り中に姉の本棚で見つけ、連続で数日間見続けて挙げ句の果てに持って帰ってきてしまいました。

  • こんなだめ男くんならすき。

  • とても優しい漫画。こんな夫婦は本当に憧れますね。お互い相手を束縛したり怒ったりしないけど、心の奥で相手のことを思いやってて、ふとしたときに愛を感じる。羨ましい限りです。絵も和風テイストで可愛らしくて大好きです。

  • ゆるゆるな雰囲気、絵、設定、全部好き。
    駄目男万歳。

  • 勝田文さんの漫画を読んだのはこの作品が初めてでした。
    すぐに虜になり、コミックスを持っているにも関わらず、この愛蔵版を買ってしまった程大ファンですw

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