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- / ISBN・EAN: 9784592188100
感想・レビュー・書評
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「オトメン」で有名な作者の新選組作品。野村利三郎、相馬主計、土方歳三の3作が収録されています。
少女漫画家の描く新選組ものと聞き、正直、期待と不安が入り混じっていましたが、これは!少年漫画に比べれば戦いの描写は確かに迫力に欠けますが、もともとストーリー重視の話と作風なので気になりません。
それぞれのタイトルに碧(あお)、緋、白が冠されていますが、野村の碧は中国の故事の碧血(へっけつ)から。3人の男の生と死の物語ですが、中でも私は野村!「野村ァッー!!」と土方ならずとも心で叫んでしまいました。最期の別れの場面、思い出しても涙が出そうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とにかく感動で涙が止まらない。
真の武士となるべく戦った野村利三郎。
新選組最後の隊長として、全ての責を負った相馬主計。
新選組の為に生きた土方歳三。
それぞれに新選組への思いがあり、義があった。
新選組好きな人には絶対に読んで欲しい一冊だと思う。 -
絶頂期の新選組ではなく、鳥羽伏見以降の新選組を最後の局長相馬や野村の目を通して、土方さんの姿や新選組の在り方を描く。
土方さんも良かったけど、相馬の最期も泣けた。 -
少女マンガでは珍しく、京都時代ではない新選組を描いています。
沖田も近藤も出てこない新選組。
ひたすらに土方に焦点がしぼられつつ、相馬主計(「散る緋」)や野村利三郎(「碧に還る」)など北に上り活躍した隊士たちの生き様が描かれます。
ひとつひとつが短編読みきりで、一作一作のまとまりがあり、
「なぜ戦うのか」哲学的な部分も盛り込みつつ、一貫性があります。
作品のクオリティは高い!ただ、短編なので、詰め込みすぎというか…ずいぶん駆け足だなあとは思わずにはいられないことは確か。
「碧に還る」は、4年前、何気なく行った北海道旅行@函館で見た「碧血碑」にはこんな意味があったのか…とすごく感慨深かったです。(当時は全く幕末や戊辰戦争に興味が無く通り過ぎただけ)
絵は綺麗で細過ぎで、歳さんの生命力無さそうな容貌に驚き「え?コレが歳さん!?」「これが新選組かよ!?」みたいな感は否めませんが。。。
オススメだーい。 -
土方さんがすごく繊細で綺麗。箱館の話なのでストーリーは切ない。
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「箱館の話なので」
と、聞くと読み切れるかなぁ~
でも絵が丁寧そうで気になります。。。「箱館の話なので」
と、聞くと読み切れるかなぁ~
でも絵が丁寧そうで気になります。。。2012/06/21
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新撰組が箱館に流れてからの短編3遍。
しかし、主人公が野村利三郎と相馬主計ってまたマニアックな……。 -
生きてくれ。
絵はそんなに好みではないのですが、読者を大切にした愛に溢れた新選組コミックでした。 -
Amazonで一番評価の高い新撰組に関する漫画なので購入。本書は、近藤死亡後の北進し北海道で破れ散る新撰組を、野村利三郎、新撰組の後始末をした相馬主計、土方の目を通じて描く。ストーリーもよく出てきており、評判のよいのはむべなるかな。でも、入り込めなかったのは、新撰組に少女漫画の絵柄は個人的に違和感があることと、そもそも論として、自分が新撰組や新撰組的価値観が嫌いだということに原因があろう(ただ、土方が立派なのは北走後という点は作者に同感)。
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新選組のお話。
土方、相馬、野村の3つのお話。
どれも泣けるけど、相馬のお話が一番泣けた。