群青シネマ 1 (花とゆめCOMICS)

著者 : 都戸利津

• 白泉社 (2010年1月19日発売)

感想・レビュー・書評

[久瀬さんの感想 · 2010年11月20日]

ハマったらとことん作家買いするのが私のデフォルトです。
『車掌の英さん』や『心霊探偵八雲』のコミカライズが面白かったので購入。

こういった少年たちの青春漫画だと最近だと『青春攻略本』が頭に思い浮かびます。
あっちがどこか眩しいくらいにキラキラとした『憧憬の中の青春』なのに対して、こっちは少し泥臭くて楽しいばかりではないのある種『リアルな青春』が描かれています。だからこそ、彼らの行く末が気になって物語を追わざるを得ない。そんな吸引力がある作品だと感じました。
1961年の四国が舞台ってものいいですね。懐古的な雰囲気がまた泥臭い感じがしてるのかもしれません。