ねじまき真野さん (花とゆめCOMICS)

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著者 : 斎藤けん
  • 白泉社 (2013年3月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592191308

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ねじまき真野さん (花とゆめCOMICS)の感想・レビュー・書評

  • 再読。「ねじ」は「軸」だ。ねじを巻くように髪を結う真野さん。毎朝のその習慣は彼女が正常稼働するための儀式のようなもの。ねじを巻かなければ制御不能、つまり故障と損壊を意味する。
    私の目は真野さんが髪の毛を切るシーンで釘づけになる。彼女の声は震えている。その咽喉から絞り出すような声を頭の中で再生するとき、彼女のことを歪んでいると言う以前におそろしいと思う。けれども、平穏と均衡を切り捨ててでもただ一人の人を手に入れたいと懇願する彼女に惹かれ、繰り返しこの作品に手を伸ばす私も、とうに頭のねじが飛んでしまっているらしい。

    狂気すれすれで正気を保っている少女を描かせたら、白泉社では斎藤さんに敵う人はいないのでは。
    《2014.01.30》

  • 自分の髪を結うことで心を落ち着かせている、真野薔子(まのしょうこ)。転校してきた時期と制服のせいでクラスで浮いた存在となっていたが、隣の席に座る野田成二に弱みを握られたことで付きまとわれることに──。表題作、野田の過去と幼馴染を描いた「架空庭園」、描き下ろし「その後の真野さん」の他、「薔薇とジルコニア」「吐露」を収録した短編集。
    『花の名前』以来、久々に斎藤さんの本を購入。やっぱりドロドロした話が上手い。異常な執着心や劣等感など。野田は真野さんとみひろ、最終的にどちらを選ぶか非常に気になる。

  • クラスで浮き気味の転校生・真野さん。自分の髪を結う(=ネジをまく)ことでマイペースを保ってきたが、隣の席の野田君に弱みを握られ、つきまとわれることに! 構われる理由が分からないまま、彼の不可解な行動に振り回されるうちに…? 他3編&描きおろし収録、斎藤けん傑作読切集。

    なかなか難しい感じの短編集。
    斎藤さんの作品は結構重い話とギャグな話のギャップが激しいけど、今回は重い方が多め?
    真野さんの話では野田くんとのやり取りはそれなりに面白くて、真野さんが変わっていく感じが好きなんだけど。
    髪切ってからのキャラがだいぶ変わってて、むしろこっちのが好きだなぁという。
    ただそのまま次の話読むと、今度は野田くんのキャラが違いすぎてて、最初これが噂の「前の彼女との話」だと気付けなかった。
    幼馴染のみひろちゃんはとてもいい子で、自分なりに頑張ろうとした結果があれで…。
    そういう意味では野田くんがすごく厄介な性格してたんだなと。
    でもこれを読むと、出来れば待っててほしいなぁと思うので、真野さんとくっついてほしくないというジレンマ。
    薔薇とジルコニアは最初ホントにSFなのかと思ってた。おまけに最後のメールがコミックスの柱部分だと思って飛ばしてせいで、意味不明に。
    後でようやくオチに気付いた。ああびっくりした。

  • 真野さんの話が一番よかったなあ。瀬名さんも好きだ。

  • 最高。めちゃくちゃツボ。かわいい表紙と裏腹な内容がまたいい。
    すごい多様な解釈ができる作品だと思います。ハマる人はハマるし、苦手な人は苦手ってはっきり分かれると思います。

    絵がきれいだし、登場人物の心情の言い回しとかも惹かれる。
    真野さんの話は可愛くて痛い。架空庭園は切ない。お互い思ってて、なのに別れなきゃで。描き下ろしの真野さんは続きが気になってしまった。
    バラの話は藤井さんがかわいかったです。ファンタジーかと思ったら違った。

    読了後もう一度読み直してみるとまた違った感想を抱ける作品です。掲載順がすばらしい。真野さん→架空庭園→その後の真野さんて順で読むと胸がいっぱいになります。人形だとかねじだとか、感情、独占といったキーワードが真野さんと野田君の間にあるのですが、私はそれがうまく解けない。答えのない作品だと思うけど、誰かに解説してほしい。笑

    とにかく多様な解釈ができる作品。とってもおもしろい。

  • 斉藤けんさんらしい話。
    シリアスというか毒があるというか、読み終わった後に何だか背筋がゾクッとするというか(笑)
    花の名前を思い出した。
    最後の「吐露」がすごい。短い話の中にあれだけ深い内容を描けるとは・・・。奥が深い。

  • 表題作が特に何とも言えない読後感、皮膚を割いて心の弱い部分を突き刺される感覚に眉をしかめた。
    その後の結末を空想してもきっと誰かが泣いて誰かが笑うことはないのでしょう。切ったものはなんだったのでしょう。

    作者の紡ぐ人物たちのモノローグに今回も魅せられた。
    意志の強い瞳、好きです。

  • 斉藤けん先生らしいお話が詰まった短編集です。表題のねじまき真野さんは後日談の方が好きです。

  • 素晴らしかった・・・さすがである。

    ただ、みひろの件は、なんとも言えない気持ちになった。彼女が野田くんを好きな気持ちは多分本当で純粋にそうで、それを成就させたいと思うのは当たり前の気持ちで、でも多分みひろは野田くんと並ぶには真っ当な子すぎるんだろう。野田くんは歪んでるのに、みひろはおそらく本質的にそれを理解出来ない。それは野田くんにとって苦しいことだと思う。
    かといって一緒に狂ってくれる真野さんと一緒にいることが幸福なのかとも私は言い切れない。世界がどんどん、閉じていきそうだ。それともお互いだけに落ちてしまえば逆に完結して安定するんだろうか。難しい・・・心の話はなんでも難しい・・・

    何はともあれ、このコミックスに入っているお話はどれもすごく好きだ。吐露も読んでて泣きそうになったよ。どれこれも、何もかもが、素晴らしかった。

  • ・・・斉藤けん先生すごいなぁ、と思った一冊。
    うまく言えないけど、吐露の表現の仕方とかすごいと思う。
    表題作も面白かったけど、薔薇とジルコニアがいちばん好み。

  • まさに斎藤先生の新境地と言える1冊だと思います( ˇωˇ )*:・

    最近似たような内容の恋愛漫画が増えてると思うから、こういった内容の漫画に出会えたことに感謝✩⃛

  • 危うい少女マンガだな、ってのが正直な、読了後の印象
    面白いのは間違いない。画も好みである。恐らく、2013上半期、私のBEST20・少女マンガ部門で上位の豪華な椅子に腰掛けて踏ん反り返るのは、まず間違いない
    危ういのは、表題作に出てくるキャラ・野田成二である
    精神的に不安定、と言うと語弊がありそうな気もするが、私の豊富には足りない語彙では、他に『負完全寄り』って表現しか思いつかないのである
    独占欲が強いくせに、誰よりも傷つき易くて、他人との距離を測るのが苦手な割りに、大事になってしまった相手が自分から遠ざかるのが、異常に許せなくなる・・・・・・傲岸で、臆病で、だけど、どこか慈しみたくなる男
    作中、自身で認めてしまっているが、そんな彼を嫌いになれなくて、もっと彼について知りたくて、もっともっと彼に自分を見てもらいたい、と切望してしまう真野さんは“ネジが飛んでしまっているのだ”
    『ねじまき真野さん』と『架空庭園』がリンクしているのもポイントが高く、書き下ろしである『その後の真野さん』にも、グッと心を掴まれた
    ただ、欲を言えば、もっと読みたい、真野さんと成二の関係がどんなモノに変容していくのか、成二とみひろの開いてしまった・・・いや、開けた溝は埋められるのか、瀬名さんと辻くんは今後、どのように彼女らに関わっていくのか
    『薔薇とジルコニア』はちょっと狙いすぎの感が見えるにしろ、オチが秀逸だ、『吐露』はタイトルに嘘がなく、感情の描写が直線的で、このタイプに弱い読み手は心臓が痛くなる可能性が大か?
    正統派な少女マンガでは決してないかも知れないが、読み手に続きを切望させられる強烈な引力を持っている少女マンガである

  • 表題作の真野さんはコメディの入った恋愛モノでコメディとシリアスが妙なバランスをとっていて面白い。
    最後に入っている吐露は読後感がとてもよい。少し変わった終わり方なのも面白さの一つだと思う。

  • 2013/03/08購入・04/10読了。

    【ねじまき真野さん】独占欲を出したくても出せず嘘で誤魔化す野田くんと、表情が読めない真野さんと、大食いの瀬名さん。面白い。【架空庭園】独占欲。いいな。【その後の真野さん】続きが読みたい。【薔薇とジルコニア】ドッペルゲンガーとばかり【吐露】二度読んで理解

  • 何て言ったらいいかわかんない。斎藤けんワールド炸裂・・・

    とりあえず、なにかしらネジぶっとんでる方々がネジぶっ飛ばすお話ですけど、最後の真野さんの表情はぞわっとしました。
    斎藤けんすごいです。

    吐露、が一番好きかもしれない。
    幸せになってください。


    みんな。幸せになればいいと思います。

  • 『プレゼントは真珠』の作者が贈る、シリアスで奥深い4つの恋愛物語。
    その中でも特に印象的なのが、やはり表題作の真野さんの物語。クールでマイペースな真野さんは、隣の席の野田君に弱みを握られ、彼の不可解な行動に振り回され戸惑いながらも、次第に惹かれていくが、彼には重大な過去があった。
    常に真摯に人と向き合う真野さんの姿に心打たれた。私も、もっと真剣に生きよう!って思いました。
    実っても実らなくても、人を好きになることは素晴らしい。そう実感できる作品です。
    今までの常識を覆したい人に特にお薦めしたいです??斎籐先生大好きです?

  • 短編集。表題の真野さんがとても好きなのだけど^^ 主に外見とか喋り方が。とくに、髪切ってからのショートヘア真野さん素敵///描き下ろしの「その後の真野さん」よかった。でも、この後も読みたい。

  • ヤンデレ真野さんかわいい!
    あと、中学時代の野田くんかっこいい

  • なんともつかみ所の難しい野田君の性格。作者もちゃんと飲み込めてないんじゃないかと邪推。

  • 作家買い。初読みはさらっとながしたのだが、あとから二話目が野田くんの過去話だと気づいて切なくなってしまった。3人のこれからが気になります。あとセナさん好きです。

  • 真野さんが頑張ろうと動く姿が可愛い。
    しかし、他の視点から見てみると純粋に応援しづらくなりますね。
    それもまた、いいなあと思いながら読みました。
    あと1巻分ぐらい続いてくれたらなあ、と思います。

  • 続かないのかなぁ?(´・Д・)」連載したらいいのに

  • 斎藤けんさんの、毒のある部分がすごく好きで。もっと毒々しく病んだものを描いてくださってもよくってよ、とか思ってしまうのですが。ふふふ!
    その後の真野さんのその後も気になります!

  • 久々の斎藤さんの短編集は表紙が可愛い。

    「ねじまき真野さん」
    既読。真野さんのキャラが面白く、恋を自覚したラストの表情が秀逸。その後の真野さんも読めて嬉しい。

    「架空庭園」
    これも既読。ねじまき~に出てきた野田くんの過去の一部始終。前向きに変わりたいと泣いたみひろと対照的に、彼女に依存してて病んでて狂ってる野田くん。瀬名さんがいい人で好感持てる!

    「薔薇とジルコニア」
    既読。美少女で小悪魔な藤井さんが目の保養。続き読みたい。

    「吐露」
    静かな雰囲気で語られる、笑顔しか見せない彼女への吐露が言葉にできないくらい素敵だった。

  • 短編集五話収録。真野さん二話、野田君一話、里見先生一話、イタイ人の小噺一話。えーと、どれも恋ばな的には明確な落ちなし。でも読み口的には悪くなかった。

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