大嘘スウィング (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 198
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592191551

感想・レビュー・書評

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  • 作者の連載作「かのこ様」や「恋だの愛だの」とはまた違って、
    表題作はわりとストレートな少女漫画。
    かのこシリーズのような
    いかにも漫画らしい漫画キャラが出てこない分
    もの足りなく感じる方もいるかもしれませんが
    個人的にはオススメ。
    「少女漫画を読みたいけどあまりにもご都合主義な
    スイーツ系(登場人物が総じてDQN)はちょっと無理」
    というひとにはぴったりな気が。

    ひねくれているようで王道で気持ちよく落としてくれる作者の絶妙なバランス感覚の作風が好きです。

    収録作の「ふたばのとても災難な日」のヒロインがすごく可愛かった…。
    可愛さで確実に桃ちゃん(かのこシリーズ)と2TOP。
    辻田さん的に白髪ロングユルパーマは愛されキャラなのでしょうか(笑)

  • 出てくる男の子がみんな、じわっと可愛い。
    主人公の女の子はみんな一見普通だけど、
    ちょっと真似できないくらいイイ性格をしています。

    好きな人に「化粧してる女が苦手。お前はそういうの無いからいいね」
    って言われて、「私もしてるよ」って返せる女子は
    日本にどれ位いるだろう。

    最後の魔法使いの話は、短いだけに色々妄想できてすきです。

  • 一話目がひどい。コマ割りが。あとなんか無茶苦茶…これが最近の少女漫画なのか…短編のほうがおもしろかった

  • “「何?」
    「嘘つかないで生きていけるのなんて佐伯ぐらいだなと思って
    そういう佐伯の嘘つかない所本当にいいと思う」
    「……たしかに嘘はつかないけど
    結果的に嘘になる事は俺にもあるよ」
    「マジで?例えば?」
    「制服にリュックとスニーカーもカワイイと思う」
    「でしょ?結構定番スタイルなんだよコレ」
    「そういう意味じゃないんだけど」”[P.99]

    「大嘘スウィング」
    「ふたばのとても災難な日」
    「花嫁貸し出し中」

    やっぱりちょっと性格がくねってるなぁそこ好き。
    ふたばちゃん可愛い。

    “「店戻った時心配させないようにしようと思ったら
    びっくりする程スラスラ嘘つけた
    今までテキトーな嘘ばっかついて過ごしてきたからクセになってんのな
    愛田さん好きになって今までの自分が嫌になって
    変えようとしたかえど
    今日みたいに昔のトラブルに巻き込まれたりで」
    「飛鳥君はいい人だよ
    過去なんてどうでもいいよ
    私が知りたいのは今の飛鳥君だから
    変われるよ」”[P.159]

  • かのこ様でハマッてから久しぶりに今すごく気になる少女漫画家さんの2作目の短編集。
    どの作品も起承転結の転の勢いがすごくて、それが辻田先生らしくて面白いからいいんだけど。。。

    大嘘の話がヒロインこそ普通のこだけど相手の男の子の天然ストレート、正直くんなところがかのこ様を彷彿とさせてしまって、
    インパクトに欠けたかなぁという感想。

    ふたばちゃんと花嫁はホントにかのこ様からうってかわってなスタイルで新鮮に読めたから余計際立っちゃったのかもしれないけど。

    それでもまだまだ注目していきたいです。

  • 前から二作は本誌で読んでたけどどの話も纏め方が上手
    普通の少女漫画と見せかけて辻田節が効いてた
    あと花嫁貸出中が好きだなー辻田作品で一番好きかも

  • かのこさまのスピンオフ的な展開にしながら違う話を書けばいいのにと思った。
    内容はよい。

  • どの作品も好きだけど、花嫁貸し出し中が私の中では1番。連載でもいいのに!

  • 基本ガッチャガッチャした進行なんだけど、最終段階に差し掛かると何故か綺麗にまとまってるという短編集三編。この作家さんはちょとキャラの表情がテンプレで、どの漫画も同じ顔が順繰りに出てくる感じがするのが惜しいところ。

  • 愛だの…とまた、違ったテイスト。
    面白かったけど、もう少し何かがほしかった。…毒舌成分が足りない?

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