夏目友人帳 18 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
4.17
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本棚登録 : 1924
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592193685

感想・レビュー・書評

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  • 読み直しも18冊目。
    こちらは、大妖の弟子二人のすれ違いに夏目が巻き込まれる話「できること」、妖怪研究の大家の遺産に絡めた名取さんと夏目の話「閉ざされた部屋」、そして最後が普通の女の子と神守クラスの妖と普通の女の子が関わってしまった「夢幻のかけら」の3話構成。

    連続で龍が出てくるというのはなんか夏目としては珍しいような。箱崎さんの話は家族とのつながり、妖とのつながりがいつもに比べると深堀されなかったような気がしました。

    それにしても、その後、友人帳の件で名取さんとは何もなかったようなと書いていたら、なんと次の巻でちゃんと回収してるじゃないですか。知ってても特に何もしなかったから印象に残ろなかったのかな。記憶ってあやふやなものですね。

  • 第71話●出来ること
    第72話●閉ざされた部屋
    第73話●同
    特別編16 夢幻のかけら

  • 友人帳のことを名取さんに聞かれたあと、夏目に大丈夫だ、聞かなかったことにする と言った名取さんがかっこいいしやさしいし素敵。

  • 世代交代のある人間界の想いも妖の個々の想いも様々で、またそれぞれに必然性が感じられる。作品の構成に感動。

  • 記憶

  • 安定の18巻。もっとも、本作が夏目貴志の成長譚であるのなら、もうそろそろ、彼の物語を動かしても良い時期に来ているのでは…。特に、レイコさんが影響され、あるいは影響を与えた妖との邂逅譚、レイコが貴志の親を産むこととなった経緯、それらと関係ありそうなニャンコ先生。あっ、次巻はシバタ登場か…。PS.友人帳、久々に見たなぁ。

  • 遂に名取さんに友人帳の事を告げた夏目(・・;)はたして吉と出るのか凶と出るのか…(--;)今回は妖かし達の切ない想いの話が多かった(*´-`)それにしても「もやしニイさん」「ナツメグ」って(*^。^*)

  • 相変わらずやさしくて、切なくなるような話
    主人の死後、その研究結果を守ろうとする式や、あやかしが忘れられたくないと思ってしまうような少女がでてくる

  • 名取の優しさに泣きました。名取は最初の頃、怖くて苦手だったんです。だけど少しずつ、理由や考え方が丁寧に丁寧に描かれていって、この巻では、あぁこの人も優しいのだなと思いました。夏目もはっきりと言葉に。優しいから心配させそうだ、と。そして柊の「言わないから心配する事もある」という言葉にもとても納得しました。
    「大丈夫、何も聞かなかった事にするよ」という、その優しさに泣きました。きっと沢山の、辛い、哀しい、そういう経験が名取にその優しさを与えたのかの思うと。優しいけど哀しい。聞いていいのかなと不安になる、その戸惑いも。
    そして、ついに。不可抗力がキッカケではあったけど、決めたのは夏目。夏目の気持ちも、名取の気持ちも、2人ともものすごく勇気が要っただろうと思います。これがどう転がるかは分かりません。だけど、その歩み寄りは嬉しい。その事実は、嬉しいです。2人の考え方はきっと、この先も相入れない事の方が多いと思うのです。それは別の人間だから当たり前ですよね。違う考え方、違う価値観。だけどそれで友達になれないわけじゃないもの。実際、話を聞いた後の名取の呟きは、夏目の考え方には反していました。だけどあれも、夏目を思っての気持ちなのが解るから。やっぱり名取も優しいのだなと思いました。
    そしてもうひとつ。こちらもついに。ずっと気になっていたんです。夏目が居るということは、レイコさんは1人じゃなかったということ。祖父?妖なの?故意に物語の中で触れられずに来たような部分。少しずつ夏目の成長が描かれて、時期が来だしたのかなと思いました。

  • 夏目が名取へ友人帳の存在を語るのには、唐突感が。指輪物語の指輪みたいな感じですかね。レイコ以外の存在をしれっと放り込んできましたよ。

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著者プロフィール

漫画家。熊本県出身・在住。血液型はB型。1998年、第18回LMGフレッシュデビュー賞を受賞した「珈琲ひらり」(『LaLa DX』(白泉社)11月号掲載)でデビュー。2000年、「あかく咲く声」で第25回白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞を受賞。

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