十年後、街のどこかで偶然に (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 198
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592195986

作品紹介・あらすじ

筆記具メーカーで働く藤堂は、高校の同級生・槙と十年ぶりに再会する。左官職人となっていた槙は変わらず無口な性格だったが、以前よりわかりやすい人と感じる。高校生では近づけなかった二人が、今新しいステージに…!?
2015年9月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 文房具メーカーに勤めるアラサー女性の高校時代の同級生達を軸にした恋愛連作短編集。学生時代に生き辛かった経験のある人には響くと思う。しみじみ良かった。

  • この作者さんの話はいつも素晴らしい

  • 高校の時に少し話しただけの2人が10年後に街中でばったり出くわす。

    時間が経って上手くいく、落ち着いて関係が築けるところが素敵でした。

    軽く繋がる連作短編集が好きなので、話の構成も好きでした!
    津田さんのこういう大人ものをもっと読んでみたいです。
    「初の」とあるけど、カレカノも結構大人向けだと思う。。

  • 面白かった。
    2話目、この先輩とグチャグチャしてる話だけで少女漫画長編全5巻くらいは行けそうな過去話…と思った。笑

    三人の女性の、ある程度王道、後味悪い系、幼馴染系、とあって、流れもちょうど良かった。

    てかモノローグがとても上手いなぁ、というか好きなんだろうな私って思った。

  • 高校の同級生、先輩、そして幼馴染。かつて女子高生だった3人が大人になり、それぞれ若き頃出会った人と再会する話を描いた連作短編集。
    津田さんといえばカレカノだが実は未読。たまたまレンタル店でこちらを発見し、1冊完結ならと借りてみた。これは良い!全4話どれも良かったが特にグッときたのは2話かな。ほかの2人と比べ樫原さんの場合、特別仕事ができる訳でないところに共感しやすいし、再会する場面があっさりしているのも作者の目指した「大人まんが」に合っていると思う。購入して手元に置きたい。

  • これ続き読みたい
    続編出して欲しいなあ

    短編ってあんまり内容残らず入って来ないの殆どなんだけど、
    流石お話作りが天才的ですので短編でもいつでもちゃんと面白い
    登場人物のキャラ立ち出来ている、というか…設定がすごい、というか…

    わたしは一体誰目線での批評をしているのか、全く

  • 津田雅美、初のオトナ向け。ということで。
    心理描写とかはさすがだなーって感じだけど、連作短編なので、深みが足りないかな。
    今度はオトナ向けの長編を読みたい。

  • ふるえる針のように不安定であやうい、高校生たちの心理を描いた「彼氏彼女の事情」もすきだ。
    揺れる心を、当時の自分の脆さを、登場人物たちがゆるし愛しむようなこの作品もすきだ。
    おとなと呼ばれる年齢になることで、あのとき救えなかった自分が、結実しなかった願いが、報われるときがある。
    足元ばかり見つめていたあと空を見上げればその広さに茫然とする(ことができる)。

    おおきくなることで外れる鎖みたいなものは、たしかにあるから。

  • 不安を描いているシーンは、心にズンとのしかかってくる感じもあるのですが、最後はクスッと幸せな気分にしてくれる短編集でした。

  • やはり津田作品は面白い。不安になる心象をうまく表している。でも,面白かったのはすばると北斗。だから,サプライズはやめろ!!!

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