- Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592196341
作品紹介・あらすじ
女給・リリーと恋人の貫二とのケンカに巻き込まれた左右馬と鹿乃子は、事件の鍵を求めかつて殺人があった幽霊屋敷に潜入…!? 2013年11月刊。
感想・レビュー・書評
-
1巻が私好みだったので
そのうち続きを買おうと思って、はや2年(笑)
2巻では幽霊屋敷の秘密を暴いたり
落とし物の持ち主を捜したり
仕出しの数間違いの謎を解いたりと
市井の事件におおわらわ。
その過程で鹿乃子ちゃんは
また自分のせいで人を不幸にするかもと
思い悩んでしまうのです(T-T)
でも、左右馬センセイにかかれば…。
いいねぇ、ポジティブで粋だねぇ!
昭和初期のレトロモダンな風俗も
可愛くて素敵です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昭和初期+ミステリー!
和服と洋服の入り混じりっぷりがいいですね★
推理内容は簡単で私にもわかるものもあれば、まじか!と思う長編ものもあり、飽きなくていいです^^ -
くら田のおかみさんが好き。
端崎さんの、超絶真面目だけれどヘタレなところとかも…。
利市さんも。
好きキャラばっかだー。 -
※感想は第9巻のレビューに。
-
嘘を判定できる主人公が、探偵助手となって事件を解決していくお話し。2巻になってストーリーが流れ始めた。子供だまし的な漫画になるかと思っていたところ、「嘘」という概念が本質的に抱える矛盾とか、「嘘」という概念が実質的に機能する条件とか、「嘘」の記号論な解釈など、「嘘」についての深い洞察に基づいたストーリーが展開されていて驚いた(エピソード自体はかなり若い読者向けだけど)。この作者は、若い頃から「嘘」とは何かをずっと考えてきた人なんだろうな、と思う。
-
嘘が分かるのは、騙されにくいということ。でも騙されないということではない。嘘が分かってしまうのは、人傷つけてしまうということ。でも人を救うこともできる。嘘が分かるのは単純に便利ではないことを教えてくれる、尊いお話だなと思います。
-
【レンタル】3巻出てるの知ってるのに完結巻かと思った展開。面白いので続いてくれて嬉しい。かのちゃん可愛いし、イワイ先生ちゃらんぽらんなくせに格好いいし、馨さん楽しい。町の人たちもいい人でほわほわする。
-
2巻目。思っていた以上に推理している、というのがまず思ったこと。鹿乃子ちゃんの『嘘を聞き分ける力』その力に頼って事件の謎を解くのかと思いきや、1巻に続き全くそんなことはなかった。もちろん、鹿乃子ちゃんの力も使われるのだけど、でも祝先生の力がとても大きいのです。
祝先生のそばにいることが幸運で幸せだと思う度に見えてくる新しい思い。
鹿乃子ちゃんは本当に優しい子だ。
そんな鹿乃子ちゃんのそばにいる先生も、本当に優しい人だ。彼は、なんて優しい嘘をつくんでしょう。離れなきゃいけないと思っているのに、思わずひきとめてしまう鹿乃子ちゃんの想いがよく伝わります。
2巻になってもやっぱり彼らの関係は良いですね!もっともっと、彼らの幸せそうな姿が読みたいです! -
嘘をただ嘘だとしか知ることができない、その嘘のなかにあるものを解ることができないからこそ、主人公は集団から弾かれる。
では口をつぐめばいいのだ、と諦める主人公に探偵は初めて嘘をつく。嘘だと解ると知っている嘘を。嘘を言うことで嘘ではないと。
嘘がわからない、だから、わかることがあると。
次巻もたのしみです。 -
嘘が聞こえることに思い悩んでいた鹿乃子の過去と、いま。嘘が聞こえなくなることは 何を信じて 何を疑うか わからないことだ。その当たりまえにあるこわさと不安。
当たりまえの世界だからこそ、「どんなに聞いてもウソかホントか分からないなら まず何か信じて 傷つくの覚悟して 飛び込んでみなきゃ始まらないでしょ」という先生の言葉は思いのほか真っすぐに胸を突く。
かんけいーないが、"コーヒーの木”かわいい。 -
食べ物がすごくおいしそうに描かれている!
鹿乃子に対して先生が優しすぎて、このふたりは本当に出会えてよかったね。 -
2巻は少し盛り上がりに欠けた気がしましたが、先生がすてきなので、良い。
-
20140112
嘘が聞こえる力に頼り切っている自分に気づく鹿乃子ちゃん。
不器用に正義感のちゃんとある性格だと厄介な能力だね。
忘れがちだけど、ちゃんと謎解きもあって楽しかった。
次の巻も面白そうなので楽しみ。 -
力を単に持っている事と、持っている力を使う事は別問題
私はそれがこの『嘘レト』二巻のテーマのように思えた
他人が羨む力を持っていても、それに無意識に驕り、自制心がブレれば、その力は瞬く間に他人を傷つけ、自分にもダメージを負わせ、力に対する恐怖を抱かせてしまう事になる
けど、どんなに力に怯えても、それも『自分』を作る一つであり、持って生まれた事には何らかの意味があり、使う使わないはともかく、目を背けてはならないのだ
反発せず、誰かに支えて貰いながらでもいいから、しっかりと受け止めてやればいい
そう言う意味では、チャランポランに見えて、軽薄な言動が目立つ左右馬は、異能に苦しむ鹿乃子の価値を正統評価した上で、力を行使する権利を彼女に委ね、待っている事が自然体で出来る、男として大きい器の持ち主と言える
無責任、では決してない、飄々としたカッコ良さを持つ名探偵である
そんな彼が口にする、「君はもう、ひとりじゃないんだから」って台詞には、しっかりと中身がある
また、腐れ縁である堅物警察官・端先馨のお人好し加減に悪態を突きつつも、心からバカにしてない友達想いな点も、彼の忘れちゃいけない魅力
悪い嘘がなくなれば、そりゃ、世の中万々歳で平和になるでしょうが、今のように悪い嘘が蔓延しているからこそ、「何があっても、人を信じられる」心の強さも育まれる、そう教わったような気がします
うん、やっぱり、謎解きと同じくらいに人の絆の尊さに重きを置いている、この少女漫画、一刻も早く、ドラマ化すべき -
鹿乃子ちゃんは着々と悩み成長しつつあり、
左右馬くんはますます奥深く非凡なところを見せる…。
顔見せ程度だった登場人物たちも徐々に存在感を見せ、
ストーリーも大がかりになっていく。
エンジンがかかってきたなぁという感じです(^^)。
キャラクター絵がやや乱れてきたような気がするのは
「描き慣れ」なんでしょうか。 -
“ウソじゃないですよ なんて
ただ聞いて行ってるだけの私の言葉には何の力もない
2人のために
私は何もできないのでしょうか”
話の流れがうまいなぁと思いつつ。
生き生きとした表情が好き。
“「あのねぇ鹿乃子くん
ウソが分かる君に見えないものがあるんなら
ウソが分からない僕には それが見えるんじゃない?
だから 一緒にいればいいんだよ」” -
鹿乃子ちゃんが成長して行っている感がとても良いです。
-
鹿乃子の「嘘を聞き分ける」力と左右馬の「推理とハッタリ」をもってしても、ビンボー暮らしの祝探偵事務所。
ドラ焼きにつられて女給・リリーと恋人・寛二のケンカに首を突っ込んだ2人は
手がかりを探し幽霊屋敷に…! ?
今回は鹿乃子過去に触れたお話。
ん~、まだプロローグって感じですかね~。左右馬がただの「推理とハッタリ」の探偵とは思えないし、これから面白くなりそうな感じがする。