- Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592196525
作品紹介・あらすじ
新婚の夫の俊が死を装い別の女性とかけおちし、万里子は深い失意の底に。車中で知り合ったインド人青年・ニーラムらと、花の都・パリに降り立つが、彼女にさらなる試練がのしかかり…!? 2013年5月刊。
感想・レビュー・書評
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異国の恋人と一緒になるために犠牲にされた名ばかりの花嫁、万里子。
ようやくオリエント急行から降りてパリに着いて、傷心の彼女にまだまだ降りかかる災難。
大好きな人と結婚できたと思っていたのに、実は騙されていたことに本人も傷ついてますが、彼女に好意を持った周りの人々も罪悪感に苛まれているのがなんとも泣けます。
生きているのに形見を貰う万里子が可哀想で可哀想で。
彼女に恋をしかけているお金持ちのニーラムといい感じになればいいなーと思います。どんなに素敵で有能な人で恋人との将来が絶望的だからといって、死んだことにして16歳の新妻を騙すなんてことするような人はすっぱり忘れた方が良いと思うんですけどね。
早くふっきれると良いのだけど、まだまだ先は長そうです。
とりあえず形見を取り戻すために悪巧みに加担するところで次巻。
楽しく笑って、幸せになるといいです(^^) -
したたかな強さと、純粋な優しさとを併せ持つ万里子がやっぱり魅力的。その不安定なバランスがいかにも少女で可愛い。
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万里子ちゃん、か~わ~い~い~っっとな。ニーラムも出番少ないなりに要所要所で美味しく万里子ちゃんに絡んでましたな。ゆっくり、続きを待ちますわ。
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街の雰囲気ややり取りのリズムが心地よい。
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万里子、本当にこの旅は踏んだりけったり。
でもいよいよ反撃開始!
どうペテンにかけるのか次巻も楽しみ。
ジャンヌと万里子が仲良くなるとは思わなかった。 -
ひとりの少女にこれだけのものを負わせるのか、と。真っ当で真っ直ぐな主人公に痛々しさすら感じる。
こういう感覚は前作でも思いましたが。著者の描く「主人公の少女」には確かにしなやかな強さがあるのだけれど。反面それはかたくなな自律でもある。…誰か、誰か、甘やかしてあげたらいいと、そう思うのです。いや、願うのです。 -
マリコは悪く言って強情、良く言って頑な、かな。一途と言えばいいのかしら。
本当にいい子で、よく動く。
表情も色々あって見ていて飽きない。
礼儀正しく愛くるしい。
しかしながら…人妻…いや、未亡人ながらもまだ16歳の女の子なのですよ。
大和撫子も素敵だけどもっと自由に…と思っていたら、かなり自由に…本当に自由に動いています。
行動力あるし、好奇心も旺盛、物怖じしない。
いいですね。冒険ものって感じで。愛され主人公。安心して見ていられる。
ちゃんと女の子らしい面もあって、本当に可愛い。
あのボンボンにどう対抗するのか気になるところですけども…
それよりももうちょっとニーラムさんを構ってあげた欲しい様な…