櫻の園 完全版 (花とゆめCOMICSスペシャル)

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著者 : 吉田秋生
  • 白泉社 (2013年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592197485

櫻の園 完全版 (花とゆめCOMICSスペシャル)の感想・レビュー・書評

  • 学生の頃、「カリフォルニア物語」で吉田秋生にハマッて読んだ作品の一つ。
    といっても後は「河よりも長くゆるやかに」だけなんだけど。

    最初に出た単行本は処分したのだけど今回 完全版が出たので買い直し。
    昔読んだ時は「ふ〜ん、そういうものなのか」くらいにしか思わなかったのだが、今回の完全版を読んでみて思った事は……ダメだ!男の自分にはさっぱりわからん!
    単純に作品だけを見た場合は面白いとは思うのだけど心理描写なんかは完全に理解不能。

    今まで、自分が読んだ少女マンガといえば「カリフォルニア物語」、「河よりも長くゆるやかに」、「エイリアン通り」、「Z(ツェット)」と男が主人公の作品ばかり。
    やはり、自分には純然たる少女マンガを読むには無理があるな。と今更ながら痛感。

  • 名作も、名作。

    中高生の頃、他の子と少しでも違ったりしたら恥ずかしかったし、
    「なんで?」と思うことを当たり前にやってのける(ように見えただけかもしれないけど)女の子たちに、憧れと嫌悪感とがごっちゃになった複雑なものを抱いていたこともある。
    そして、やっぱり“同じ”になると安心する。
    (そういうところは、今も変わらないかもしれない)

    そういうのに引っ張られない、ここでいう志水さんのような存在は格好良かったな...。
    きっとそういう子たちも他の子と変わらなかったんだろうな、と今では思う。

    すっかり遠くなってしまったきらめきを、冷凍保存(笑)してくれた作品。
    疲れきった夜に読んで、ギュンッとなりたい。

  • 「女の子」の本質は、どれだけ時代が変化しようと、変わらないものだと感じた作品。
    「男(の子)」を赦せない潔癖さがエスカレートしたのが、同じ作者の『吉祥天女』ではないかと思う。

  • 90年版のDVDを観たら読みたくなり手に取りました。
    昔の少女マンガだし、古くさい絵柄なんだろうな、と予想していましたが予想外にシンプルな人物画に背景と驚きです。
    台詞回しもシンプルだけど、共感できる言葉もいくつかあり、女子高生時代が懐かしく思えます。
    90年版映画とマンガが最高作品だと言われるのが理解出来ました。
    面白かったです。

  • 再読ー。懐かしい…


    (そしてA5判と一緒…そうだろうと思ってたけど…持ってるけど…)

  • ここ最近読んだ4冊。
    やまだ紫の「ゆらりうす色」「しんきらり」
    田辺聖子の「風をください」
    そして、吉田秋生の「櫻の園」

    どれも女性の内面を細やかに描いたものばかりだ。

    あたしは、当たり前のことに気づいた。
    そして、気づいたと同時に自分がすごく思い上がっていたなと思った。

    人は、何歳になっても、
    こんなにもたくさんのことを感じ、考えているのだ。

    私は、自分が感じやすい方だと思っていたし、
    それが自分の良いところだとも思っていたような気がする。
    でも、当たり前の話だけど、私だけじゃない。
    どの人もみんな、たくさんのことを考えて、感じて、
    そうやって手探りで生きている。

    そう思ったら、急に自分の周りで息をして生活をしている、
    あの人もこの人も、
    ぐにゃぐにゃとした心を身体の中に持った、
    血の通った人間だと、泣きたい心を抱えた人なのだと、
    すっとしみ込んできて、自分が泣きたくなった。

    私は、毎日自分が色々感じて、考えて苦しいものだから、
    いつか人間というものが完成される日がくると、
    どこかで信じていたような気がする。
    安定して、落ち着いて、自分の人生を自分で手玉に取るような気分。
    でも、個々最近読んだ本たちは、
    そんなことは金輪際あり得ないことを教えてくれた。
    そして、それしか正しい生き方も無いことも。

    だめなんだ、自分が完成した何て思っちゃ。
    いや、違うな。
    あたしは完成している。
    ただ、不完全なまま、完成しているのだ。

    それを受け入れることなんだ。
    こんなに生みたいな心は、なんだかレバーの用な触感で色だろうと思う。

  • すごく良かったのだけど、なんでかうまく感想が出てこない。なんというか、あの頃の、言葉にできない不安やモヤモヤを思い出した。今も昔も、『女子』って変わらないんだろうなー。ちょっと残酷で、排他的。笑 かわいたような線と、シンプルなコマ割りで進む物語は、静かで、でも不思議な余韻が残る。

  • 最初のA5版の本を手放したので、完全版だしカラー扉入ってるしーと思って買って、あとで文庫版も持ってたことに気がついたというね。そこまで思い入れのある話。

    改めてまた読み返したら、読み返しても?4人の気持ちはすごくよくわかる。昔以上によくわかりすぎて泣けてくる。
    彼氏が大好きなアツコ。不良と呼ばれる杉山。しっかりした子と呼ばれる志水さん。男っぽいと呼ばれるチヨ。
    みんなどこにでもいる女子高校生。普通の可愛い女の子たちです。

  • 福田沙紀ちゃん主演の映画「櫻の園」が思いのほか良かったので原作も読んでみた感じ。
    映画と違ってこちらは百合要素少ないのね…としょんぼり。
    でもまぁ良かった。女子校というものが好きなので。
    いろんな女の子たちが出てくるので楽しい。若いゆえの悩み、純情。十代ならではの苦しみとかもろもろ。

  • 文庫版を持ってるけどお布施の意味も込めて購入。こうして完全版が出て新たに読むひとが増えるんだろうなと思うと嬉しい。カバーの菫色が綺麗に発色しているし、本棚に挿すと背表紙が素敵。

  • 映画版がすごく良かったので原作も読んで見ようと これは映画版の脚本が好きだった

  • 吉田秋生の初期の名作。中原昌也で映画化されてるみたいだけど、そちらは観ていない。
    桜の木に囲まれた女子高でチェーホフの「桜の園」の上演を目指す演劇部員たちの連作集。吉田秋生は「BANANA FISH」や「吉祥天女」のような比較的派手なアクション・サスペンス系の作品と、「海街Diary」などの青春群像系の作品とがあるが、こちらは後者。有名なのは前者だけど、吉田秋生の良さがでているのはやっぱり後者だと思う。
    とくにこの作品では女子高、あるいは演劇部という箱庭的空間が効果的に機能して、閉鎖的な(だが部分的には外部と接続している)関係性が絶妙な緊張感を与えている。

  • 1985年か…。かなり古くさく感じる。
    それに、女子高校生から見た男子高校生心理って、なんか外している気がする。。。

  • 12才ごろから、何度も読んできたマンガ。lala連載時当時はまだ生理がはずい小学生、まったく意味わからなかった。文庫版がでた二十歳ごろ、中島ひろ子の映画とあわせて再読。ジェンダーがちょっとイタいと感じた。いま、やっと咀嚼できてるかんじ。

  • 完全版と言われると、どーしても気になる。

    白泉社のPR
    「雑誌掲載時のカラーを完全収録して蘇る不朽の名作! 丘の上の女子高校、桜華学園。春の創立祭で、チェーホフの“櫻の園"を演じる演劇部員たち。思春期の乙女たちのほのかな心情をセンシティブに綴る必読の連作短編集。 」

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櫻の園 完全版 (花とゆめCOMICSスペシャル)の作品紹介

雑誌掲載時のカラーを完全収録して蘇る不朽の名作! 丘の上の女子高校、桜華学園。春の創立祭で、チェーホフの“櫻の園"を演じる演劇部員たち。思春期の乙女たちのほのかな心情をセンシティブに綴る必読の連作短編集。 2013年9月刊。

櫻の園 完全版 (花とゆめCOMICSスペシャル)はこんなマンガです

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